森ノオトでもおなじみ、桜台公園すぐそばにあるペグルカフェではいつも個性的な帽子が飾られています。
ペグルカフェがオープンしてから少しして、「何かをやりたい」と考えていたオーナーの佐々木純子さんが、前の職場で一緒だった方にその話をしたところ、ご親戚で帽子を作られているシャポー・アウィムの伏見美和さんを紹介してくださったのが出逢いだったそうです。
11/18(金)~21(月)に開催された「大すき♥ベレー・トーク展」では、伏見さんが一番大すきだというベレーとトーク帽がたくさん並びました。トーク帽というのは、一般的に頭に乗せるように被る浅い円筒形の帽子を指すそうです。皇族の方やや海外のファーストレディなどがよく使用している、そう、あの帽子です。
実は、私の夫も一度伏見さんに帽子を作ってもらったことがあります。というのも、夫は人よりも(ほんの少しだけ)頭が大きく、一般的に売られている帽子がほとんどどれも入らないのです。ギリギリ入るものを被っては、途中から頭が痛くなってくる、という帽子好きには悩ましい問題を抱えていたのです。そこへ、オーダーできるところがこんな近くにあるなんて!と、すごく嬉しかったのを覚えています。
取材に伺ったこの日も、伏見さんに以前から帽子をオーダーされているという常連の方がいらっしゃっていました。お話しを伺うと、やはり自分のサイズに合った物がなかなかみつからないのだとか。こうした悩みを抱えていらっしゃる方は、女性も男性も意外と多いのかもしれませんね。
それに、伏見さんのオリジナリティーあふれる帽子はどれもステキ。一度伏見ワールドに魅了されてしまった方は、もう他の帽子は被れないかも!?帽子を被ってくれる人も、作っている自分も『ウキウキ』するような帽子を丁寧に作りたい、という伏見さん。
ペグルカフェの佐々木さんもいつもお店で帽子を被っているのを見かけますが、それも伏見さんの帽子です。髪の毛をまとめておくのに丁度いいのだとか。伏見さんの帽子はペグルカフェのナチュラルでおちゃめな雰囲気に自然と溶け込んでいます。
シャポー・アウィムの“アウィム”というのは、造語なのだそう。伏見さんの下のお名前のmiwaを、逆から読むとawim(アウィム)。つまり、シャポー・アウィムというのは「美和の帽子」という意。
普段は座間にあるアトリエで帽子を作られていますが、オーダーする際はペグルカフェまで来て採寸や相談にのってくれます。
今後は一年に一度、ペグルカフェでこうした帽子展を開いていかれるそうです。そして、伏見さんは「ペグルカフェをイメージした帽子」を作ってみたいのだそうです。一体、どんな帽子に仕上がるのでしょう?今から楽しみですね。
帽子のオーダーに興味のある方はペグルカフェでも随時受付けているそうなので、佐々木さんに声をかけてみてください。