あ……大きな水たまりが……!
収穫祭前日、今回の収穫祭ボランティアスタッフメールに一斉送信されてきた画像に写っていたのは、会場となる藤が丘駅前公園にできた大きな水たまりでした。でも、その場に行くことができず心配でただ待つだけの時間……はそう長くはありませんでした。
グループメールに次々と届く「スコップありますよ」「水かき持っていきます」「助っ人で向かいます」というテンポのよい会話に、見ている私はわくわくしてしまうくらいのチームワークの良さで、わずか1時間半で水たまりはあっという間になくなっていたのでした。
そんな頼もしい仲間たちに支えられて迎えた当日、明日に雪予報を控えたその日は、雨も雪もはねのけたけれど風が強く、体感温度は低めでした。
そう、温かい飲み物と食べ物が一段とおいしく感じる、収穫祭日和となったのです。
まず、わたしと娘が向かったのは、ずっと食べてみたかった「まほうのすうぷ屋」のあったかスープです。
選んだのは、店主の村井さんおすすめ、にんじんとじゃがいものスープ。
そして、少し小腹が空いてきた娘が選んだのは「COPPET」のドーナツです。この後、よほどドーナツが気に入ったのか、娘は2回おかわりに行きました(笑)。
冷えた身体にやさしく染み込むスープの味は格別で、温まった身体は気持ちも盛り上げてくれます。
さて、ステージではリユース先生によるクイズ大会が始まりました。
「あおばを食べる収穫祭」の魅力は、地域密着&自然エネルギー、そしてもうひとつは「エコ」です。リユース隊となった子どもたちがリユース食器とデジポット金返却のお手伝いをします。
リユース隊を終えて戻ってきた息子が選んだお昼ごはんは「コマデリ」の塩ブタBOXです。
お箸は、以前「ミナトファニチャー」のマイ箸づくりワークショップで作ったものです。この日もおはしづくり体験は大盛況でした。
そして、マイ食器の下に敷いているのは……デビューおめでとう!「森ノファクトリー」のかわいいマルチクロスです。
ファクトリーチームで、丁寧に、試行錯誤しながら作られたセンスあるかわいい商品が並びます。
気づくと、お昼を迎えた藤が丘公園はたくさんの人で賑わっていました。
私は、昨年の収穫祭でいただいて、そのおいしさに感動した「青果ミコト屋」のパッタイを今年も!
ステージでは「Tsubo & Sunday 太鼓」の和太鼓ライブが始まっています。
お客さんを一緒に巻き込む楽しいステージは、年齢関係なく誰もが楽しんでいるようでした。
「藤が丘ひかり整骨院」の元気あふれる体操ステージに登場したのが、藤が丘のゆるキャラ「汁ウィン」と「汗ウィン」! なかなか見ることが出来ない夢の共演だとか!? 子どもたちにも大人気でした。
なかなか行きたいところに付き合ってくれない2歳の娘と一緒に私が回れたのは、限られたお店だけで、まだまだ食べたいもの、やってみたいことありましたが、そこは子どもたちとあおばを食べる収穫祭の成長を楽しみに、来年を待つことにします。
自由に動き回る2歳の娘に付き合いながら、おいしいごはんを食べ、ふと周りを見渡します。食事を楽しむ人、会話を楽しむ人、砂場やすべり台で遊ぶ子どもたち、家族で、友達と、一人で、恋人と、いつも何気なく暮らしているわたしたちの町と人が、いつもより少し彩りを帯びて見えてきます。そんな、おなかも心も満たされてきた時間にはじまったラストステージを飾ったのは、「テリーヌとボンボン」。会場をふわっと包むような音楽を聴かせてくれました。
これで、わたしが過ごした今年の「あおばを食べる収穫祭2016」レポートは終わります。このイベントをつくり、支え、応援してくれる人たちや、当たり前のようにマイ箸マイ食器を持参してきてくれる人たち、リユース食器にあたたかな理解を示してくれる人たち、何より「あおばを食べる収穫祭」を楽しみに訪れてくれる人たち。このあたたかな地域密着のイベントが、森ノオトスタッフとして参加した今年も、変わらず、好きだなぁと感じるのでした。
はじまる前にパチリと撮ったスタッフ写真、たくさんの人たちに支えられて成り立っています。もちろん、これを読んでくれている読者の方にも支えられているんです。いつもありがとうございます。これからも「あおばを食べる収穫祭」を「森ノオト」を、よろしくお願いします。
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