雨が続く時期や、厳しい暑さ寒さで外で遊ぶことができないとき、一年を通して、子どもの室内あそびの定番ともいえるのが粘土あそびです。
粘土は、心と手の動きに合わせて形を自在に変化させることができるので、想像力や創造性を養うことができると言われています。そして、こねる、まるめる、のばす、ちぎるなどの手や指の動作の発達を促し、つくる工程から視覚、嗅覚、触覚を育むことができるため、子どもの成長にいい影響を与えることができるあそびなのです。
粘土は、紙粘土、油粘土、土粘土などいろいろな種類がありますが、今回は扱いやすくどの家庭にでもある材料で簡単につくることができる、小麦粉粘土のつくり方や楽しみ方をご紹介したいと思います。
口に入れても安全な材料でつくられているので、小さなお子さんでも安全に遊ぶことができます。
【小麦粉粘土のつくり方】
(材料)
・小麦粉 300g〜500g
・水 100cc〜150cc(小麦粉:水=3:1)
固さをみながら調整してください。
・塩 小さじ1程度(防腐剤代わりになり日持ちします)
・油 少量(粘土がよりまとまりなめらかになります)
塩・油はなくてもつくることができます。
・色をつける材料
食紅など食用色素を使うと粘土を口に入れた時に安心です。赤色、青色、黄色の三色があれば混ぜることによりいろいろな色をつくることができます。
カレー粉、コーヒー、ココアパウダーなども綺麗な茶色になります。
【手順】
(1) ボウルに小麦粉、塩を入れて混ぜる。
(2) (1)に水を加えて混ぜる。
(3) 油を加えてこねる
油を入れることで粘土がまとまりやすく、のびがよくなる
(4) 色をつける材料を加えさらにこねる
(5) これで完成です
(6) 好きな形に形成する
できあがった作品は150度程度に熱したオーブンで20分ほど焼き上げると固くなります。
焼き上げたのみの素朴な質感と色み、焼き上がり後に絵の具で着色してニスを塗ったものの鮮やかな質感と色みの違いなど、つくっていく工程で仕上がりが変わっていきます。
Photo6 cap:
小麦粉粘土は、お塩が防腐剤代わりになっていますので、ラップなどで密封しタッパーなどに入れ冷蔵庫で保存したら3〜5日間ほど遊ぶことができます。
開けてみて固くなっていた場合は、再度お水を足してこね直すと柔らかくなります。
変な臭いがしてきたら捨てるようにしましょう。
そして小麦アレルギーのお子さんは使用を避けるなど、十分注意してください。
みなさんもおうちあそびに小麦粉粘土を楽しんではいかがでしょうか?
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