好きな本と飲み物を用意して、家の中でカフェ気分を味わおうという「図書カフェ」時間。この暑い季節にも、優雅に一人読書の時間を取りたいところですが、正直なところ、子どもが毎日家にいる夏休み中は、私もそんな時間は取れません。そこで、子どもと一緒に「図書カフェ」時間を過ごせるような本とデザートのご提案です。
連日、あまりの暑さが続くので、図書館へ本を探しに行く時は、読むだけで涼しくしてくれるような本を選びます。涼しくなる本といえば、普通は怖い話、怪談話などが思いあたるでしょうか。それもいいのですが、子どもが一人でトイレに行かれなくったら困るなあなどと考えて、今回は、見るだけで冷たさが伝わってくる写真絵本と、真夏に雪だるまを登場する絵本を選びました。
おすすめ図書カフェメニュー
片平 孝=写真・文、株式会社ポプラ社=刊
この本は、図書館で探してきましたが、夏に読もうと思う人は少ないでしょうね。でもひんやり効果はなかなかのものです。樹氷やつららを見ていると頭の中ではツンと冷えた冬の空気を感じているような気がします。
雪や氷のふしぎな形。氷って、こんな形になるの? 雪ってこんなに積もっても大丈夫なの? 自然の作り出す、美しく、不思議な形に大人も子どももじっくりと見入ってしまいます。
さて、もう一冊は、
G.ジオン=文、M.B.グレアム=絵、ふしみ みさを=訳、岩波書店=刊
この絵本を見たら、「この絵、知っている!」と思う人も多いことでしょう。これは『どろんこハリー』で有名なジーン・ジオンさんとマーガレット・ブロイ・グレアムさん夫妻による絵本です。
雪の日に作ったかわいい雪だるまを、いつまでも残しておきたいという男の子のお話です。この絵本のように夏に雪だるまがあったらどんなにいいでしょう。「冬のうちに雪だるまを作って夏まで残しておこう!」って子どもたちが言い出しそうですね。
おすすめ図書カフェメニュー
絵本を楽しんだ後は、氷や雪を思わせる真っ白いシャリシャリのデザートはいかがでしょうか。
材料もシンプルに、牛乳と砂糖を混ぜて凍らせるだけのお手軽さ。甘すぎず、さっぱりとしているのも手作りの良いところです。
そのまま大きく砕いて固まった雪のように食べるもよし、フォークで細かくして溶けかかった雪のように食べるもよしです。
私は大きめのブロックでそのままかじって食べるのが好きですが、細かくして、きな粉をかけたり、あんこを添えたり。凍らせた果物を飾ってもいいですね。
<ミルクの雪氷>
・材料と作り方
保冷袋に牛乳200ccと大さじ2杯のきび砂糖(または甜菜糖)を入れて、振ったり揉んだりして砂糖を溶かして、冷凍庫で凍らせます。凍ったら適当な大きさに砕いて、またはフォークなどで崩して盛り付けます。
生活マガジン
「森ノオト」
月額500円の寄付で、
あなたのローカルライフが豊かになる
森のなかま募集中!