「時間があったらやってみたい」「子どもに服を作ってあげたい」と思いつつ、ついつい後回しになってしまうお裁縫。AppliQuéから、そんな方にオススメのお裁縫キットができました。ゆったりサイズで長期間はける、サルエルパンツです。
「ミシンを出してしまえばやるんだけど、出すまでが億劫で……」
「布を広げて裁断するのが面倒」
お裁縫が得意だというAppliQuéのスタッフですらそう言うのだから、私のような、「時々気が向いたらお裁縫」という人は、手作りの洋服とはいっても、気が向くまでになかなか難所が多いものです。
でも、そんな私でも、子どもが2歳の頃からまもなく8歳を迎える現在に至るまで、何度か作り続けている洋服があります。
それが、サルエルパンツです。
サルエルパンツは、股下が下がり、裾が絞ってあるパンツです。
元はイスラム文化圏の民族衣装で、お尻や太もも部分がたっぷりしたシルエットなので動きやすく、スタッフが「3年パンツ」と呼ぶほど、成長の早い子どもでも長く履けます。
娘は小学生女子なので、最近はひらひらしたスカートに目を奪われ、なかなか母の思い通りの服を着てくれなくなりましたが、「今日は思いっきり外遊び」という日には今でも本人が自分でチョイスしてサルエルパンツを履いています。
このサルエルパンツ、スタッフの子どもたちがよく履いていたので問い合わせも多く、現在は商品化して販売もしています。
その商品のサルエルを、さらに作り方を簡素化し、初心者でも作りやすく、一番面倒だという布の裁断を済ませた状態でキットにしました。
今回、AppliQuéスタッフの三ツ橋樹里子さんに、サルエルキット(90cm)を使って作り方を教えてもらいました。
サルエルパンツの布は、前と後ろの2枚だけ!これを合わせればパンツになるのです!簡単でしょ!
ではさっそく。
1、脇を縫う
縫い代にジグザグミシン(あればロックミシン)をかける。
縫い代を左右後ろ側に倒し、アイロンをかける
一つ作業をするごとに、その都度アイロンをかけるのが綺麗に仕上げるコツ!
2、股下を縫う
縫い代はジグザグミシン(またはロックミシン)をかけて
3、ウエストを縫う
ウエスト部分は三つ折りにしてアイロンをかける。
ずれやすいのでマチ針を打ってから縫いましょう!
4、裾を縫う
最後に、三ツ橋さんにポイントのおさらいを。
1、面倒くさがらず、工程ごとにアイロンをその都度かけるのが、キレイに仕上げるコツ!
2、ウエスト部分がずれやすいので、マチ針を打って縫う!
これだけ?
これだけです!
ちなみに、三ツ橋さんが無言で作業をすると、15分で仕上がります。
我が家に何本かある自作のサルエルパンツ。
サイズアウトした娘の服は、たいてい誰かに譲ったりガレージセールに出したりして回すのですが、このサルエルパンツは、布の寿命をしっかりと全うし、擦り切れるまで履き続けているので、回せたことがありません。
それまでほとんど服は作ったことがなかった私ですが、一度このサルエルパンツを作った後は、布がくっついてさえいれば着られる!と、かなり服作りへのハードルが下がり、その後は子ども用の様々なパターンのパンツを中心に、時々自分のものも作るようになりました。
出来上がった時のあの達成感は格別で、さらに、自分が作った服を、我が子が履いている姿を見るのはなんとも嬉しいものです。
誰かのために何かを作る時間は、自分が実は一番楽しく、豊かな時間なのだと改めて感じます。
大作に見えて実はとっても簡単なこのサルエルパンツ、巣ごもりの時間にチャレンジしてみませんか。
<サルエルパンツ製作キット>
AppliQuéのオンラインストアで購入できます。1つ1,880円(税込)。
https://applique.official.ec/items/28283647
手作りキット一覧はこちらから。
https://applique.official.ec/categories/2276960
すでに出来上がっている商品はこちらで販売しています。
(形が少し異なります)
ワイドサルエルパンツ(100cm)
https://applique.official.ec/items/22685427
ワイドサルエルパンツ(120cm)
https://applique.official.ec/items/13425102
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