AppliQuéには、全国のあちこちから使わなくなった布地が「寄付」として届きます。柄も、年代も、テイストもバラバラな「寄付布」という素材を相手に、AppliQuéのブランドイメージをつくりあげていくことが、難しくもあり面白くもあり。そんな中で、素材そのものの魅力をダイレクトに伝えたい、と企画したのが、昨秋の100布ものがたり第一弾です。森ノオトの創刊10周年に合わせて、100柄のエコバッグを送り出しました。
実にさまざまな色柄テイストがあふれていました。森ノオト主催の「あおばを食べる収穫祭」というリアルイベントで対面販売し、「私のバッグ」を選ぶお客さんの表情には、うれしさがにじんでいたなぁと思い返します。その人らしさを感じるエコバッグ選びを、私も楽しませていただきました。
あれから7カ月。買い物に出かける時はこれ1枚で、あるいは仕事かばんにしのばせて、保育園の送迎もこれをつまんで……と、暮らしの一部として活躍してきました。そして、ジャンル分けできないいろんなAppliQuéエコバッグを、友人知人が使う場面をあちこちで見かけては、あっ使ってる、と小さなうれしさを感じています。
●薄いので軽く使いやすい。
●意外とたくさん入る。
●汚れても洗える気軽さ。そしてすぐに乾く。
●自分の選んだ柄にどんどん愛着がわく。
こうした理由から、私は1年で換算すると300日くらい使うような生活となりました。
そして、新型コロナウイルスが日本に訪れ、広がり始めたころ、買い物の回数を減らすという暮らしの変化が起こりました。買い物の頻度を減らす→ 一回の買い物の量が増える、という流れで、「いつも使っているバッグには入りきらない」という現象が日々の買い物で頻出しました。
この現象は他の人にも現れていて、ある日の森ノオトの事務局ミーティングで、「エコバッグを作るなら、もう少し大ぶりのエコバッグも欲しい」という声が出ました。
●柄のAppliQuéエコバッグと合わせて持つには無地がいい。
●たくさん入れるのでマチが欲しい。
●内ポケット希望。
●コンパクトに折りたたみたい。
●肩にかけて歩きやすい形を。
●無地だけだと味気ないので、アクセントを。
スタッフ自身が使いたいものを作る、というのがベースにあるので、実際に使うことを想定してAppliQuéマネジャーのゆみこさんが、スタッフから寄せられるアイデア・意見を取りまとめます。そうしてAppliQuéのスタッフが試作を重ねて完成したのがこちら。
早速、大量の買い物の際に使ってみましたが、肩にかけたときにも安定感があり、実に使いやすい!!
色味はレッド、カーキ、ブラウンの3色。どれもくすみのある色合いで、洋服の着こなしも邪魔しない使いやすいカラーです。性別を問わず使えるのもいいですね。
「捨てるとつくるを楽しくつなぐ」をミッションとするAppliQué。あれ、寄付布はどうした?と鋭い疑問をお持ちの方もいらっしゃるかもしれませんね。大きいエコバッグの布地は、ある企業から廃棄品を譲り受けたものなのです。AppliQuéのHPを見て、取り組みを知ってくださった企業の担当者の方から、「生地を生かしてもらえませんか?」と問い合わせを受けたのです。こちらも、布地があるだけなので、数には限りがあります。
無地の大きいエコバッグとは別に、100柄の「100布ものがたり」は、初夏らしい生地をセレクトして発売します。今回は、オンラインショップでの販売が中心となります。オンラインショップでは、テイストごとにカテゴリ分けされているのが特徴で、レトロポップ/ヴィンテージ風/チェック/ストライプ/ボタニカル/みずたま/ワールド/無地 の8カテゴリを用意しました。柄の一部をご紹介しますね。
布好きのAppliQuéスタッフいわく、今どきの手芸店には売っていない布地があるのがAppliQuéの面白さ。この布どこからやってきたんだろう、そんな想像をめぐらせながら、布選びを楽しんでくださいね。きっと暮らしの相棒として活躍することでしょう。
初夏の100布ものがたり
ポケッタブル(レッド・カーキ・ブラウン)…2,500円+tax
定番の形100柄…1,000円+tax
リメイクキット…600円+tax
オンラインサイトはこちら
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