AppliQué 日々のコト vol.20 ーAppliQué的エコ生活ー
森ノオトが運営する布のアップサイクルブランド「AppliQué(アプリケ)」。
工房でも家でも布や手芸にふれることが多いAppliQuéのスタッフたちの暮らしから、AppliQué的エコ生活を探してみました。

”エコな生活+手芸”というと、ついつい、「お繕い」を思い浮かべてしまいます。

AppliQuéでは、2018年11月のお裁縫講座に暮らしの装飾家 ミスミノリコさんをお招きしてダーニングワークショップを開催しました。

ダーニングというのは、靴下の穴やニットの虫食いなどを繕う針仕事です。ミスミさんには、色とりどりの刺繍糸を使ったダーニングの手法を教わりました。

その時の参加者みなさんの作品がこちら。

 

中央下の方にあるデニムは、スタッフ岡田薫さんがこのワークショップに参加して息子さんの穴あきデニムを繕ったもの

 

そして、こちらがそのデニムの現在の様子。まだまだ現役

 

さらに重ねるようにダーニングが施され、履きこまれたデニムは、もうアートのよう

こうやって、何度も何度も手を加え育てたデニムは、思い入れも格別です。

 

岡田さんの大人物の半袖シャツも。同じようにダーニングを施すことで、長く使える。シンプルなシャツに逆にアクセントになって素敵

 

子ども服のリメイクの方法が知りたい、という声もよく聞きます。

 

三ツ橋樹里子さんは、3人姉弟を育てる母。子どもたちのサイズアウトしたお下がり服は上手にガレージセールなどを利用しながら回しています。

 

森ノオトで開催されるガレージセールは、着なくなった服を対面で格安で譲り合えるので買う人にも販売する人にも気軽で楽しい場として人気

 

でも、子どもって好きなものばかりを繰り返し着るもの。お気に入りでガンガン着倒した服は、くったりしていて着心地は最高なのですが、誰にでもとはいかず、譲りづらいことも。

そんな服こそ思い入れも強くなかなか手放せないのですけどね。

 

これは、女の子二人が着まわしたワンピースを、胸の部分でカットして、ティアードスカートに作り変えたもの。スカートは仲良しの近所の女の子へ、袖部分も小さなスカートにして、片方は娘さんのリカちゃん人形のスカート、もう片方はスカートをあげた女の子にお人形用としてプレゼント。元がリネン素材なので、使い込んだ雰囲気がまた良い感じ

 

リメイクといえば……。森ノオウチや森ノハナレで使っている布巾や雑巾は全部使い古した布を縫って作ったものです。

布巾って購入するもの、というイメージですが、使い古したクタクタになった布は水もよく吸い取り、布巾にぴったり

ほどよい大きさにカットして、端を処理するだけ。使い古していらなくなったTシャツやリネンも、捨てる前に「もしやまだ使えるかも?」と見直してみるといいかも。

 

そんなときに使えるのがこれ。

 

AppliQué販売しているリメイクキットです。

https://applique.official.ec/items/29825661

 

無地柄や地味なエコバッグをリメイクして雰囲気を変えて楽しんでは?という提案で生まれたものですが、エコバッグに限らず様々な使い方ができるのです。

刺繍糸なども入っているのでダーニングをしたり、くっつけるだけで可愛い紐やリボンなど、服や小物などにアレンジを施すことで、愛着度が増していくのでオススメです。

 

今回は、AppliQué周りのエコを探してみましたが…….そうだそうだ、忘れてはいけないエコバッグ!

https://morinooto.jp/2020/06/08/ecobag2020ss/

みんなエコバッグというよりは、普通に日々のバッグとして使い込んでいるのでなんだか自然すぎて忘れがちなのですが。高価なバッグよりも、結局これが一番出番が多いのです。使いやすいシンプルなものにだんだんと淘汰されて行く、これも暮らしのエコって言えるのかも。

 

これは撮影用にみんな新しいバッグの中から1つずつ選んで持ったところ。
これとは別に、みんなそれぞれ自分のマイエコバッグを持っている

 

AppliQué的エコってなんだろうと考えてみたときに、それはちょっと手を加えて、自分の周りにお気に入りを増やしていくアップサイクルの作業に似ているのかもなと感じました。

Information

AppliQué

6/26~28「初夏のめぐる布市 @森ノハナレ」開催します!

https://morinooto.jp/2020/05/11/202006megurununoichi/
※全回満席となりました。

HP:http://applique.morinooto.jp/

ONLINEshop:https://applique.official.ec/

工房open:月・木 10:00~15:00

青葉区鴨志田町818-3

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この記事を書いた人
齋藤由美子ファクトリー事業部マネージャー/ライター
森ノオトの事務局スタッフとして、主にAppliQuéのディレクションを担当。神々が集う島根県出雲市の田舎町で育ったせいか、土がないところは落ち着かない。家では「シンプルな暮らし」関連本が十数年にわたり増殖中。元アナウンサーで、ナレーターやMCとしての顔も持つ。小6女子の母。
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