リポーターの松山ちかこです。森ノオトのリポーターは、みな家庭を持つ普通の主婦たちですが、日頃からエコに関する意識が高く、情報通な人たちの集まりでもあります。しっかりとした信念を持っている人から、“ゆるエコライフ”を楽しむ人まで様々で、毎月の編集会議でも、生活に密着した話題になると、がぜん盛り上がりをみせます。例えば……「洗濯の洗剤、何使ってる?」という話から、「子どもの鼻水を拭いた後のティッシュの使い方」や「食べ終わったカレーの鍋フチにこびりついたものはどうしている?」という変わった話題が上ったりして、ちょっとした雑談の中でもそれぞれの生活の様子を知ることは楽しい時間となっています。
(ちなみにカレー鍋については「我が家では薄めてスープにして飲んでいる!(驚)」や、「ご飯と少量の水を入れて残ったルーを絡ませると鍋がきれいになるし、一人分のご飯になる」など、言われてみれば納得? な意見が出ました)
「暮らしを楽しむ処方箋」では、そんなリポーターたちの普段の暮らしの中の、ちょっとしたこだわりをご紹介していきます。今回は「とことん使う」お話です。
どの家庭にもきっと常備されている、キッチンペーバー。“貧乏性”丸出しの話でお恥ずかしいのですが、私はキッチンペーパー自体使うのがもったいないような気がして、いつもばんばん使うことができません。ティッシュペーパーに比べると、厚手で高級そうな感じがしてしまうのです。そんな私も、調理の工程での必要に応じてキッチンペーパーを使っていますが、例えば野菜の水気を吸い取った後のものなどは、水以外含まれていないため、その辺に引っ掛けて、乾かしてからもう一度使っています。
え? みなさんもしてますよね?
え? してませんか? そうですか? そうですよね……
(でもやってみませんか? 笑)
先日おこなわれた、青葉区役所地域振興課主催の「3R夢(スリム)なクッキング講座」でアシスタントを務めた際に、最後の片付けをしていたところ「えーっ!何これ!?」という、大きな声が聞こえてきました。ゴキブリでもいたのかと、近寄ってみたら……
原因は、私でした。(上の写真参照)
下準備の時に洗った野菜の水気を拭くのに使ったペーパーを乾かしていたところを他のリポーターが見つけ、「何これ!?」と話題になったのでした。
乾かしたペーパーは、講座の中では再利用の出番がなかったため、家に持ち帰り、フライパンの油を拭き取るのに使いました。
もしそれでもあまり汚れなかったら、小さめの容器に入れて三度目の出番待ちにと、コンロのそばに待機させることもあります。キッチンペーパーは厚手なので、もう一度くらい油や汚れの拭き取りに使えますからね。
そんな私は、実は「ウエス」を作るのは苦手です。よく、古布やくたびれたタオルなどを小さく切って保管しておき、汚れ物の拭き取りに使うという、ウエス。古布を貯めておくまではするものの、切る作業がどうも面倒くさくて、やる気力が持てずに何度かそのまま古布として出しています。
ウエスを作る労力はなかなか捻出できないものの、目の前にあるキッチンペーパーだったらとことん使える、なんて、なんだか妙ですが、それが私の「続けられる」ペースなのだと思います。
みなさんも、これだったら生活を楽しみながら続けられるな、というアイデアがきっとあるのではないでしょうか。
生活を楽しむ処方箋、まだまだご紹介していきたいと思います。
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