例年ならこどもの国の中央公園は桜のピンクに彩られている時期ですが、今年はこの日もまだ開花には日にちがかかる雰囲気でした。そんななか、ひときわ目立つピンク色のモノを発見……!
それは、新たに導入されるごみ収集車でした。「ヨコハマ3R夢」のテーマカラーであるピンク色の車体に、キャラクターのミーオとイーオが描かれていて、お子さん達にも大人気です。
会場ではこの新型収集車で回収体験もできました。
用意されたゴミの袋を収集車の後ろに投げ込んで、ボタンを押すと、車の奥のほうへと送り込まれていきます。
一杯に積み込んだら、ダンプ(降ろす)!
各収集所で回収し、一杯になったら、処理場に運んでこのようにダンプするんですね。この様子は街中では見られないので、お子さん達も大喜びでした。
この新しい収集車、青葉事務所にも1台導入される予定です。実際にピンクの収集車が街中で活躍する姿も、見られることになりますね。
もう一つ、会場で大人の視線を集めていたのは、リサイクル家具の抽選会。
椅子やスーツケースなどの小型のアイテムで、いずれも不用品として回収されたものばかり。それでも資源循環局のスタッフが手入れをして、会場で展示されていました。気に入ったアイテムに応募して、抽選会で当たったら持ち帰れる、というシステムです。どれもきれいな品ばかりで、抽選タイムになったらじわじわと人だかりができ、当たった皆さんはとても喜んでいらっしゃいました!
このほか、リサイクル工作コーナーも大盛況。ペットボトルを切ってつくる風車は、園内のいろいろなところで、遊んでいるお子さんに出会いました。
工作コーナーで私が注目したのは、シャボン玉グッズです。ペットボトルのキャップに4箇所穴を開けて、細いストローを4本挿してあります。さらに2本ずつ、太いストローに挿して、吹き口にしてあります。
せっけん水に4つのストローを浸して、そおっと吹くと、細かなシャボン玉がたくさん飛んでいきました。お子さんとのちょっとした遊び道具に、つくっておくと面白そうです!
「ヨコハマ3R夢」のこどもの国でのイベントは、昨年も開催されています。横浜市資源循環局や、青葉事務所でこうしたイベントが企画されているので、広報などをチェックしておくのがオススメです。
「ヨコハマ3R夢プラン」は平成22年度から始まった横浜市のごみ処理基本計画。この春から3年目に入ります。
以前の「G30」ではゴミの量を30%減らすことが大きな目標で、実績は40%近く削減できていました。
そして今、進行中の「3R夢」でも目標値があります。
○2009年度に比べて、総排出量(ゴミと資源物の総量)を、2025年度に10%以上削減
○2009年度に比べて、ゴミ処理に伴う温室効果ガスの排出量を、2025年度に50%以上削減
いずれも、2009年度との比較であることが、重要なポイントです。
すでにゴミの分別収集が浸透してきた2009年度に比べてさらにゴミの量を減らすこと。そして資源物(リサイクルの対象となるもの)も減らすこと。この2つのポイントは、なかなか難しい課題だと、私も感じます。
分別への意識はこれまで通りに高く持ちつつも、さらに「ゴミになるモノを手に入れない」生活とは、どんな生活なのでしょう。マイバッグやマイボトルなどが推奨されていますが、決定打にかけるような気がするのは、私だけでしょうか。
新しいスタートの季節、春。日々の買い物などから見直して、「3R夢」な暮らしを目指す意識を持とう! と気持ちを新たにした一日でした。
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