「hono*bonon(ほのぼのん)」。名前からして、ほっと和める雰囲気の雑貨屋さんです。
このお店を営むのは、太陽のようにまぶしい笑顔の持ち主、魚部順子さん。元々都内で働いていたキャリアウーマンですが、地元・青葉台で何かやりたいと起業を思い立ったのが5年前。運良く立地のよいこの場所を紹介されたものの、初めて経営するお店にしては広すぎる……と、最初のころは、ドキドキしながら営業する日々が続いていたといいます。
最初の数年は、自ら仕入れた雑貨を販売していたのですが、だんだんに、地元に住むハンドメイド作家たちが、「わたし、こんな雑貨をつくっているんです」「洋裁を教えているんですよ」と、お店に作品を持って集まるようになりました。
「素人とは思えないほどセンスがよく、クオリティが高い作品が多くて。次第に、お店でハンドメイド作家さんのアイテムを扱うようになったんです」(魚部さん)
最初は広くて持て余していた店舗スペースも、徐々に、ハンドメイド作品で賑やかになり、店舗の奥では手づくり教室なども開催されるようになり、広さが存分に生かされてきたhono*bonon。今では約30名のハンドメイド作家の作品を扱うようになりました。
たくさんつくれる方には、大きなスペースを自分でディスプレイしてもらい、ちょっとだけ持ち込む方は、魚部さんがさまざまな作品の中にミックスしていきます。
テイストの違う作品が一つのお店の中に混在すると、ともすれば雑多な印象になりがちですが、そこで光るのが魚部さんのさじ加減のうまさ。店舗仕入れのナチュラルテイストの雑貨たちが、多様な個性の作家さんの作品を、一つの空間の中にしっくりとなじませていき、空間自体がまるで一つの作品のよう。
教室は毎週木曜、金曜に開催しており、店舗奥のアンティーク風のテーブルが教室スペースに早変わり。月に1回ニットカフェも開かれます。その時で々、羊毛フェルトやニードル、トンボ玉のアクセサリー教室なども。hono*bononのほっこりとした雰囲気の中で、お茶と、おしゃべりと、手仕事で、女性たちがゆったりとした時間を過ごしています。
先日まで開催していた5周年イベントには、おおぜいのお客さんが訪れ、hono*bononの5歳のバースデイを盛大にお祝いしてくれたそうです。
「お店に関わってくださる方が増えてきて、どんどんラクに、楽しくなってきています。ハンドメイドが人と人をつなげてくれるのを実感しています」
と、魚部さん。地元に必要な場と求められる存在でありたい。開店当初の思いが、5年という時を経て、確実に実になっているようです。
キタハラ’s eye
とてもキュートでいつも元気いっぱいの魚部さんに会うと、元気をもらえます。お店って、人なんだなあ、と、常々感じています。森ノオトでは極力、お店の人に顔を出してもらうようにしていますが、それは「お店の顔=そのお店」だと思うから。hono*bononがなぜこの街で愛されているのか……魚部さんに会えば、きっとその理由がわかるはずですよ!
hono*bonon(ほのぼのん)
住所:横浜市青葉区桜台26-1 第3アサキビル1F →GoogleMapでみる
TEL&FAX :045-989-0772
OPEN:10:00-17:00
定休:日曜、第2・4土曜
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