【団体概要】森ノオトのスタッフ紹介
森ノオトという有機的な組織を作り上げているのは、生活者実感を持ち、温かな視点で地域を見つめ、自ら行動する力を持つスタッフの力が大きいです。森ノオトの魅力=スタッフ一人ひとりの存在そのもの。理事長・北原の目線で、愛情込めてスタッフ紹介をします。

宇都宮南海子(事務局長) 

沖縄県はやんばる地方のエコツーリズムの聖地で生まれ育ち、その名の通り、いつも明るく太陽のように周りを照らす存在。新卒で入った会社が理事長と同じで、地域をとことん歩いて人と会い地域経済を活性化していくためのアイデアを捻り出す経験してきました(しかし前職時代は接点なし)。泥臭い仕事を厭わず、そこに地域社会の本質を見抜く強さと、どんな苦境でも折れないポジティブさで森ノオトを引っ張ってくれています。2019年、会議のやり方や意思決定のあり方に一石を投じ、組織のカルチャーとして定着するまで粘り強く周りを導いてきました。2021年から事務局長。多岐にわたる森ノオトの事業部を横串に刺していく「要」として、ワークショップデザイナーの手腕を存分に発揮しています。 

濱田明日美(事務局、前列中央) 

大手企業で商品開発や海外展開を手掛けてきたキャリアウーマンが、出産とコロナを機に生き方を見つめ直した時に、学生時代に志向していた環境問題に目が向き、ローカルに根ざした暮らしと働き方にシフトチェンジしました。そんな時に出会った森ノオトでライター活動を始めるとともに、元々の勤勉さからNPONGOを裏方から支えていくためのさまざまな専門資格を取得。2022年に森ノオト職員になり、労働環境の整備や膨大な認定事務を手掛け、認定NPO取得の立役者に。経理、会計、人事労務、寄付事務、ファンドレイジング、経営企画に至るまで、法人の頭脳としてなくてはならない存在に。これだけバリバリなのに穏やかな人柄がミソ。 

 

●メディア事業部

森ノオトの存在意義そのものでもあり、「核」となるメディア事業部は、2024年に編集長を置かずに自立分散型の編集体制に移行しました。約40人のライターがそれぞれの関心ごとに4つのチームに分かれ、4人のチームリーダーたちが多様な個性を活かした編集をおこなっています。 

 

(スタッフ紹介) 

佐藤沙織(リーダー) 

森ノオトで一番若いスタッフのさおりんは、森ノオトに掲載する全ての原稿に目を通し、誠実に着実に記事の掲載を進めています。市民ライターの記事編集は、書き手の人生ドラマに寄り添うことも多いのですが、さおりんはどんな時もぶれずに受け止め、安心感の塊のような存在。駅員さんとして多様な人たちに向き合ってきた経験がこんなところで生きるとは!趣味はゴルフと読書で、リフレッシュ上手でもあります。 

 

松園智美(兼務) 

プロの編集者として雑誌や書籍、広告を手がけてきた智美さんは、25年以上のキャリアの中で初めて「市民ライターの記事の編集」に向き合い、編集者観をアップデート中。日頃はとても穏やかでやさしいのに、時々、自身の関心ごとでもある歴史的建造物や景観、まちづくりの取材現場での熱量には、周りもびっくりするほど。「智美さん、熱いね」と、ギャップ萌えの仲間たちです。 

 

佐藤美加 

編み物、アイドル、阪神タイガース……「推し」への愛は山より高く海より深く、引き出しの多さは森ノオト屈指。SNS編集者として経験を積んできた言葉の達人は、2023年の森ノオト書き初めで「短歌をやってみたい」と夢を明かし、以降、新進気鋭の歌人として活躍中。日々の生活、家族との時間、かつての経験を盛り込んだ短歌を次々と発表。森ノオトのSNSやメルマガで歌が潜んでいるのを発見すると、ちょっとうれしくなります。 

 

梅原昭子 

初代の事務局長、コミュニティデザイン事業部マネージャーとして長年森ノオトを牽引してきたアッコさん。森ノオト屈指の書き手でもあり、独自の視点から生み出された記事には結構ファンが多いのです。「五感トランポリン」や「毎日がロケハン♪」というチーム名も、まちづくりを肩肘張らずに楽しむゆるさと枠に納まらない感が出ていて、存在自体が個性豊かな書き手たちの受け皿になっています。 

 

梶田亜由美 

森ノオト2代目編集長のあゆみちゃんは、ピュアな繊細さと負けん気・プロ根性を兼ね備えた敏腕編集者。2021年から3年間、真摯にライターの記事に向き合い、「その人だからこそ書ける、唯一無二の記事」を地域に送り出してきました。今は編集部リーダーたちの頼れる相談役であり、「ひろたりあん通信森ノオト版」や受託仕事でも仕事キッチリ締切バッチリ。しっかりとみんなのお尻を叩いてくれます。 

 

ファクトリー事業部

森ノオトの「エコロジー」「循環型社会」の現場を担っている重要な事業部。使われなくなった生地や手芸資材を循環していく「めぐる布市」は、「捨てるとつくるを楽しくつなぐ」というコンセプトのオリジナリティあふれる自主事業で、毎月場をひらいてお客さんに対応していくという、地道でクリエイティブな仕事を堅実にめぐらせています。 

 

齋藤由美子(リーダー) 

森ノオトライター養成講座の2期生(2014年)の由美子さんは、アナウンサー、映像作家というキャリアを重ねてきて、青空自主保育の空き時間を活用して森ノオトを支える、当初はメディア側のスタッフでした。「めぐる布市」の前身・AppliQuéで布小物を作っていた頃に活躍していたメンバーの多くが由美子さんのママ友で、いつしかその輪の中心に。めぐる布市の立ち上げから発展まで、丁寧に細やかにスタッフを束ねながらSNSを駆使して事業拡大に貢献しています。 

 

島原愛子(理事兼務) 

2016年にセブン-イレブン記念財団の組織基盤強化助成で「布の3R」と「地域の子育てママの働く場」を掛け合わせた事業を発案した張本人が愛子さん。事業が思うように進まぬ時にも順調に伸び始めてからも、常に冷静に数字をチェックし、公平に現実を伝え、理想に近づくために諦めずに収益に向き合う大切さを伝え続けています。布小物や衣服を作っていた時期も、今でも、新作は迷わずご購入。上顧客筆頭です(笑)。 

 

三ツ橋樹里子 

創刊期からの森ノオトの愛読者・きりちゃん。「記事は書かないライター」として2013年より編集部に在籍。裁縫が好きで手づくりの服を娘に着させていたきりちゃんを見て、「記事を書く以外に地域のママが森ノオトとの関わりしろをつくるには?」とファクトリー事業部をつくるペルソナになった人。彼女がいなければ「めぐる布市」は生まれていなかったかも。それだけに今、接客のど真ん中で活躍している姿が神々しくすら見えます。 

 

山川令美 

由美子さんのママ友としてAppliQuéの縫製スタッフになったレミちゃんは、裏方でじっくりタイプ、「人前で接客なんて無理!」というオーラ満載でしたが、今では布市の頼れるしっかり者。慎重派で無理なことは無理!と言う面もあるけれど、納得したらきっちりやり抜くし、新しいことへの提案もする。大ヒットアイテムの織り機の発案者でもあり、アイデア豊富。裏方好きが表舞台で活躍する日もそう遠くない!? 

 

高橋幸子 

いつもニコニコ笑顔のゆっこちゃんは、意外とガテン系で、カナヅチ片手に森ノハナレを常に改良し続ける職人さん。彼女の頭の中にあるメジャーで、どのように段ボールを積み上げれば効率よく品出しできるのか考えて、行動。みんなの細やかなカイゼンと連携プレーで布市が常に進化し、仕事として成り立つようになってきました。ゆっこちゃんの本領もさらに発揮できる環境を用意すべく、もっと大きな倉庫がほしい!という悲願を達成したい! 

 

蛭田沙耶子 

女性スタッフの集団で日々現場を回す業務をしている布市の中で、最もフレッシュなメンバーのさあやんですが、まるで昔からいたかのような馴染み方で、きっと身も心も森ノオトっぽい人なんだろうな、と思います。掘り起こしてみると、出版社の撮影スタジオ勤務経験や、自然派の住まいに住んでいたり、育児の価値観も近かったり。「書ける人/撮れる人」なので、メディア事業との架け橋になってくれることを期待。 

 

槌本泰子 

コロナ禍で始まった布市は、お客様がゆっくりアイテムを見られるよう、時間制にして人数上限を設け、事前予約制にしています。日にち、時間、駐車場の有無、事前決済……この煩雑な受付業務を引き受けてくれているツッチーは、まさに縁の下の力持ち。元は縫製委託スタッフだったのですが、人柄を見込んでサポートをお願いしました。現在ライター講座受講中。なんと嬉しいことでしょう。この先が楽しみです。 

 

 

コミュニティデザイン事業部 

青葉区でローカルメディアを運営しながら、そこで出会った個人や団体、企業、行政、地域(自治会や商店会など)と何か一緒にプロジェクトを始めることが増えてきました。さまざまな形での地域自治に自ら関与し、時にサポートし、一緒にアップデートしていこうというのがコミュニティデザイン事業部です。地域を歩き、地域の人と会話して、ともに汗を流して、私たちの住むまちをよくしていくための仕事に取り組んでいます。 

 

 

宇都宮南海子(事務局長兼務) 

「歩くコミデザ」とも言えるなみちゃんは、森ノオトの拠点の鴨志田町や寺家町など「どローカル」での地道な仕事と、青葉区役所との真面目な仕事、商店会との丁々発止などなど、地域で起こるあらゆることをオールマイティな度量で受け止め楽しみながら活動しています。手がけるマルシェの規模も小中大とさまざまですが、右から左にさばくのではなく心を込めてかかわる全てに接しているのは、なかなかの芸当です。 

 

梅原昭子(兼務) 

事業部名が「コミュニティデザイン」に落ち着いたのは、初代リーダーでもあるアッコさんが「コミュニティデザイナー」的な生き方をしていたからかも、と思います。アナーキーだけれども行政との協働事業も地道に続け、自分が住んでいるわけじゃない町内会ともしっかり向き合ってきて、森ノオトが地域に根ざす礎を築いてきたアッコさんの活動力が、事業部の土壌にしっかりと根付いています。 

 

坪井陽子 

企業経験も豊富ながら地域目線もあり、母としての懐も深く、事務力に長けている、森ノオト期待のホープ・陽子さん。なみちゃんあゆみちゃんの保育園のママ友でもあり、森ノオトが新たなスタッフを募集するにあたりみんなが「陽子さんは?」と、手ぐすね引いて待っていました。理念共感、事業理解、フットワークの軽さ、汗かくことを厭わない体力に惚れ惚れ。ライターデビューも近いので、地域に陽子色がこれからどんどん滲み出してくると思います。 

 

木村奈保子(兼務) 

「ごみの分別が楽しくなるような、デザイン性にすぐれたポスターをつくりたい」と、ある日、森ノオトに連絡をよこしてきたナホコさん。他区でのライター講座受講生で、当時から「地域への関心があるソーシャルな方だな」と思っていたのですが、マイプロジェクトを持って飛び込んできた行動力に感動し、スタッフになってほしいと口説きました。「エコまちづくり」のプレイヤーとしてどんどん企画を提案し、実現していってほしいです。 

 

 ローカルメディアデザイン事業部

 森ノオトがメディア運営で培ってきた市民ライター育成のノウハウや、事業の広報・PRをしてきた実績から普遍性を見出し、体系化して講座事業にしていったのが「ローカルメディアデザイン事業部」です。「よい情報がよい地域をつくる」と信じ、SNS世界の濁流にもまれながらも諦めずにコツコツ情報の海を浄化する「メディアリテラシー教育」活動にも取り組んでいます。常に講座の内容を検証し、ブラッシュアップしており、今では神奈川県での市民活動の広報分野における中間支援組織として認知されるようになりました。 

 

北原まどか(理事長兼務) 

理事長としてのハンコ活動だけでなく、ライターとして、編集者として、講師として、西に東に飛び回っています。あちこちで人に会い、森ノオトのことを話して、周りから吸収して、鳥の目で社会を見て、蟻のように目の前のことに取り組み、ジェネラリストでもありスペシャリストでもある編集能力をいかんなく発揮。森ノオトの活動を体系化して広げていくこの事業部では、まさに水を得た魚のように自由に泳いでいます。 

 

島原愛子(理事兼務) 

愛子さんのマーケティングや分析能力がこの事業部の発展に大きく寄与しており、どんなに忙しくても関わることにまったくブレなく、10年以上講座事業やメディアリテラシーに一緒に取り組んできました。その原動力はどこにあるんだろうと探ってみると「子どもたちの未来をよくしていきたい」という信念が愛子さんの中心にあるからだろうと思います。 

 

松園智美(兼務) 

「森ノオトのデザインっていいですね!」とよく言われるのですが、それは智美さんのデザインが素敵だからなんです。やさしくて可愛くてにぎやかで、いつも軽やかに森ノオトのデザインを手掛けてくれていた智美さん。最近は本業でもある「編集」業務領域が拡大し、冊子制作のマニュアルを作成して委託元にもお伝えするように。横浜の地産地消の普及促進を行う「はまふぅどコンシェルジュ」としての活動も彼女のライフワークに。 

 

木村奈保子(兼務) 

智美さんの編集制作の実務が増えてきて、細やかなデザイン作業が追いつかなくなってきたころ、彗星のように現れたナホコさん。最新のデザイン技術を学びながら仕事の現場で実践し、メキメキ力をつけています。ナホコさんは自分で考えよりよい提案をしてくれるのが魅力。これからどんどん伸びていくと思います。地域のデザイナーとして活躍していってくれるのが楽しみです。 

 

船本由佳 

元NHKのキャスターでラジオパーソナリティーやライター、編集者、ワークショップデザイナーとして名を轟かせている由佳さん。自身も団体の代表であり、「地域の顔」でありながら、森ノオトのスタッフとしてぶれずに活動を支えてくれています。横浜北部の地域NPOである森ノオトを横浜中心部のコミュニティにつないでくれる架け橋で、マスメディアとの接点にもなってくれています。小さな体からは想像もつかないほどの気力体力知力と機転の持ち主で、一緒に事業を創造する最強のパートナーの一人です。 

 

齊藤真菜 

 2017年にメディア関係者の自主的な勉強会としてスタートした「ローカルメディアミーティング」以降、スタッフとしてずっと一緒に取り組んでくれているライター・編集者で本屋の真菜ちゃん。大人しいけれどもジャーナリストとしての強さと頑固さを持ち、信頼しています。姉さんたちの無茶振りも淡々と受け止めながら、ライター育成の講師として着実に成長を遂げていて、市民ライターの記事の編集をしっかりこなす実力者です。 

 

松本裕美枝 

泉区ローカルライター1期生のまっちゃんは、初めて取材した子どもの居場所の記事がきっかけでそこのスタッフになり、2期以降も次々と取材を重ねて力をつけ、ライター仲間のまとめ役として頭角を表してきました。まさに地域編集者になれる逸材と見込んで、市民ライター講座のコミュニティマネージャーを依頼。Zoomをつないでの相談会やライターさんとのお食事会など、ライターさんが記事を書き上げるまであの手この手で伴走しています。 

 

Information

森ノオトとは
https://morinooto.jp/about/

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