【事例紹介】捨てるとつくるを楽しくつなぐ。寄付品を次の使い手につなぐリユースの手芸店「めぐる布市」(自主事業 )
認定NPO法人森ノオトはリユース手芸店「めぐる布市」を2020年から開催し、寄付で寄せられた布・手芸用品を次の使い手につなぐ活動を続けています。「捨てるとつくるを楽しくつなぐ」をコンセプトに、かわいらしく心ときめく手芸店を舞台に資源循環を実践し、ものをつくり、慈しむ文化を提案します。

捨てられたかもしれない資源を回収し、必要なところへつなげる

めぐる布市は月7日間、横浜市青葉区鴨志田町にある森ノオトの拠点で開催しているリユース手芸店です。

 

消費社会において、使い捨てが一般的となっている今、古布の回収工場にはたくさんの衣類がごみとして運び込まれています。

認定NPO法人森ノオトは「リデュース・リユース・リサイクル(3R)」の一分野として、布のリユース事業を2016年から立ち上げ、2020年には「めぐる布市」としてリユースの手芸用品販売をスタートしました。各家庭で使いそびれた布や手芸用品を寄付していただき、めぐる布市で販売したり、教育・福祉施設へ提供したりして、限りある資源を必要な方や必要な場所へとつなげています。

 

めぐる布市の取り組み

めぐる布市は以下の取り組みで、2021年から2023年にかけて9,400kgの布(ダンボールおよそ940個分)のリユースを行いました。

 

■月7日間のリユース手芸店の開催「めぐる布市」

鴨志田町でのめぐる布市開催時の様子。毎月、予約制で開催

 

■年に一度、みなとみらいの会場で開催した「めぐる布市@象の鼻テラス」

2日間で約5,000名の方が足を運んだ2023年度開催の様子

■寄付された布を使ったオーダー制作(洋服、カーテン、舞台装飾など)

さまざまなサイズの布が集まる「めぐる布市」の布を生かしてつくる、韓国の伝統的なパッチワーク「ポシャギ風」のカーテン

 

縫製スタッフがめぐる布市の布を用いて制作した、アートイベントでの天井装飾

 

■教育施設や学校、福祉施設への布の提供「出口をひろげるプロジェクト」

小学校の家庭科クラブへ提供した様子

 

■Instagramを活用したオンライン販売「オンライン布市」

Instagramのライブ配信及びダイレクトメールを利用した販売

 

■地域の店舗・スペースでのポップアップ

2023年、2024年と夏季に「里の恵季」(横浜市青葉区寺家町)にて、1カ月間のポップアップストアを開催

また、めぐる布市は、ものをつくり慈しむ文化を、地域を巻き込みながら社会へ広げています。

 

・布の仕分けやイベント運営を支えるボランティアコミュニティ

・月に一度テーマを設けて行うワークショップ「めぐる布市手芸部」

・オーダー制作のための縫製チーム体制

・地域の方が働く場、活躍する場の創出

 

「めぐる布市」では、制作や出張ワークショップ、ポップアップなどのニーズに対応いたします。資源循環の取り組みに関するご相談を承ります。

 

<プロジェクト担当スタッフ>

齋藤由美子、三ツ橋樹里子、高橋幸子、山川令美、蛭田沙耶子

Information

めぐる布市では、舞台装飾などのリユース布の提供や縫製、ポップアップストアとしてのコラボに関するお問い合わせを受け付けています。

 

持続可能な社会づくりへのビジョンを共有できる団体さまからのご連絡をお待ちしております。

 

■お問い合わせはこちら

https://morinooto.jp/mori/contact/

 

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森ノオトは、行政や地元企業、団体のみなさまと信頼関係を結びながら、市民感覚を生かして地域貢献をめざす、ローカルなSDGsを実践しています。 森ノオトの法人紹介のページにて、これまでの事例を掲載しております。ぜひご覧ください。

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