【事例紹介】 市民団体の価値を伝える広報支援(非営利団体様)
世のため人のため、素晴らしい活動をしているのにもかかわらず、魅力的な広報をできないために、活動の価値が伝わらない。そんなジレンマを抱えている市民活動団体に向けて、広報力を高めるサポートプログラムを実施しています。

ローカルウェブメディアとして長年、ライターを育成し、地域活動の取材やイベント情報の編集と発信など、年間200本近い記事を作成し続けてきた森ノオト。森ノオト自身も多い時で年間100回以上のイベントを実施し、そのための広報や集客を続けてきた市民活動の当事者でもあります。イベントの集客のために、さまざまなSNSを駆使し、チラシをデザインし、地域の協力者をリストアップして配架のお願いをしたり、イベント後は来場者アンケートを実施して次のイベントの案内を送るリストを作成するなど、広報力を高めるためのさまざまな実践と実験、検証をおこなってきて、今に至ります。

2024年2月に開催した神奈川県の成長支援事業の成果報告会の様子

こうした広報ノウハウを、同じように地域活動に取り組む市民団体に共有していこうと、2017年に神奈川県のボランタリー活動基金21のボランタリー活動補助金を活用して実施したのが「発信力UP講座」です。3カ年の間に講座のノウハウを固め、神奈川県内のさまざまなNPOや地域活動団体とのつながりが生まれました。当時は講座実施による「座学」スタイルでおこなっていましたが、2020年のコロナ禍には横浜市による「横浜市市民公益活動緊急支援助成金」によって、5団体に対して個別支援を実施するスタイルで市内の5団体の広報体制づくりをサポートしました。

 

▼参加団体の満足度100%!2018年度もやります「発信力UP講座」

https://morinooto.jp/2018/05/14/hasshin2018/

デザイナーの柴崎久美子さんによる「チラシふくわらい」ワークショップ

2017年より「生活クラブかながわ」様のVision講座の中で「組合員活動の広報」をテーマに講演活動を実施。生協の組合員活動は、食の安全を考える学びの場を運営したり、地域での助け合い活動などを行なっています。横浜・川崎・相模・湘南の各エリアに出向いて、地域ごとの広報の悩みを聞いたり、広報体制を組み直したり、組合員活動の魅力を伝える冊子づくりの補助など、「地域で活動する組合員自身が、自らの広報活動の基盤となる体制をつくっていく」ことを個別伴走支援でおこなっていきました。

 

▼【情報発信サポート】生活クラブ神奈川Vision講座「発信力UP個別伴走支援」を行いました

https://morinooto.jp/infomation/seikatsukurabu2022/

成長支援事業では、全体研修と個別伴走支援の組み合わせで、約8カ月にわたり団体を支援した

2023年度からは神奈川県のボランタリー活動基金21の成長支援事業を受託し、県内の10団体に向けて事業を展開しました。

環境保全や子どもの支援、福祉、外国につながる人たちの生活サポート、国際交流、まちづくり……。世のため人のため、素晴らしい活動をしているのにも関わらず、魅力的な広報をできないために、活動の価値が伝わらない。そんなジレンマを抱えている方も少なくないなかで、神奈川県内のボランタリー団体の「広報力」を高め、地域や社会で“必要な支援”を“求めている人に届けるための基礎を学ぶプログラムと、団体ごとに異なる広報の悩みに対しては、個別支援プログラムを行い、SNSスキルの向上や強み弱みの分析(SWOT分析)、ステークホルダーマップ作り、広報体制の構築、ファンドレイジング支援などのオリジナルのプログラムで伴走していきました。

 

▼広報支援のその先へ。ボランタリー団体成長支援事業「パブリックリレーションズ・サポート・プログラム」成果報告会を開催しました!

https://morinooto.jp/2024/03/19/kikin21houkokureport/

 

2024年度はさらに、県内各地で市民活動支援を行う中間支援組織に対して、森ノオトの広報サポートノウハウを移転していくプログラムを展開。 NPO同士で「協働」しながら、県内のボランタリー団体が広報力を向上して、必要な支援を必要な人に届けるためのサポートを行なっていきます。

個別伴走支援は数カ月にわたり、団体に必要なオリジナルのプログラムで広報体制づくりをサポートする

<プロジェクト担当スタッフ>

企画:北原まどか、島原愛子、船本由佳、

運営サポート:松園智美、齊藤真菜、ほか講師陣の皆様方

Information

森ノオトでは、強みである「広報」を活かした市民活動の支援を行なっています。

 

■お問い合わせはこちら

https://morinooto.jp/mori/contact/

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