心が満たされるやさしいお菓子。三輪町・シュルツカフェ
寺家ふるさと村のさらに北、柿生にほど近い町田市三輪町の住宅街に建つログハウス。重い扉を開けると温もりあふれる空間が広がります。アメリカのお母さんの味がするやさしい焼き菓子とお茶で、ゆっくり憩える癒しカフェです。

ログハウスならではの温もりがあふれる店内。ランチを楽しんだ後はお茶とスイーツでのんびりする人が多い。ちなみに食べ残しはほとんど出ないので、お店なのに家庭と同程度のゴミ量で済んでいるというのだから驚き

 

晩秋のとある昼下がり。ぽかぽかとお日様の温もりあふれるログハウスでは、数人の女性客がおしゃべりに花を咲かせています。ふらりと席を立って店内奥にある雑貨店「おひさまのたまご」で器や小物を物色しては、お気に入りを見つけてニコニコ笑顔になる人。珈琲を片手に読書に没頭する人、ぼーっと外を眺めながら一息つく人、それぞれが憩いの時間を楽しんでいるようです。

 

 

ランチは自家製天然酵母パン、具沢山のスープ、プチサラダにお惣菜、お野菜の主菜、メインがセットに。ドリンク、本日のシフォンケーキがついて1200円。ケーキをグレードアップすることもできる。ほかにも豆乳と青菜のカレーや気まぐれ丼など

 

この日のランチは天然酵母パン、豆腐ときのこのコンソメスープ、チキンのカレーソテー、切り干し大根とひよこ豆のトマト煮、さつまいもとかぼちゃのサラダ、秋なすの胡麻和え。野菜を中心としたメニューで、味付けはほんのりとやさしく、食後のデザートまでついてほどよい満腹感。ランチにはシフォンケーキがつきますが、お値段をアップグレードすれば本日のケーキまたはケーキ3種を盛り合わせた「よくばりさんのにんまりプレート」を選べます。ドリンクは自家焙煎店から仕入れるシュルツブレンドのほか、店内併設の古本屋「儚い堂」店主が淹れる土日限定の儚い堂珈琲が人気です。

 

ケーキを焼くのはオーナーの近藤由美子さん。ベースはアメリカで習ったホームメイドのケーキで、レシピを少しずつ近藤さん流にアレンジしてオリジナルの味わいを完成させました。パウンドケーキやキャロットケーキ、ベイクドチーズケーキ、セサミクッキー、ピーナツバタークッキー……。素朴なものばかりですが、どれも飽きのこない、ついつい手が伸び得てしまう魅惑的なお味です。いわゆる既製品のように砂糖のあまさばかりが際立つのではなく、粉のうまみ、バターのコク、ほんのり効いた塩加減などが絶妙です。

 

 

シュルツカフェを心ゆくまで堪能したいなら日曜日と14時以降のシュルツアフタヌーンティーセットがおすすめ。下段に天然酵母パンのサンドイッチ2種とお惣菜2種、上段に本日のケーキ2種と焼き菓子、コーヒーまたはポット紅茶がついて1350円

 

その理由の一つに、「自然素材のお菓子」と謳ってもよいほどの厳選素材を使っていることがあります。国産の小麦粉、北海道産のバター、オーガニックシュガー、エサや育て方まで配慮した鶏卵、ゲラントの塩や有機ナッツなど。お料理でもよい調味料を使い、野菜も隣の産直などから新鮮なものを選んでいます。「一生懸命働いている方に、健康なものを食べてほしいと思ってつくっています」と、近藤さん。店内に息づく居心地のよさは、近藤さんのやさしく細やかな気づかいの賜物でしょう。

 

オーナーで料理とお菓子を担当する近藤由美子さん。「お菓子も雑貨もあるので、女性一人でも気軽にお越しくださいね」

 

新鮮で安全な素材を使い、心をこめて、ていねいにつくって供する……。それがはっきりとわかるくらいに、シュルツカフェの食事やお菓子はしみじみと美味しいのです。ここに来るとみんなほっとするのでしょう、店内はいつも和やかでやわらかな空気で満ちているのです。

 

 

 

生活雑貨の店「おひさまのたまご」と、古本とこだわり珈琲の店「儚い堂」がカフェに併設している。ナチュラルでかわいい店内のテイストとマッチした雑貨と本に、食事目当ての女性がつい引き寄せられる光景がしばしば

 

*キタハラ’s eye*

寺家ふるさと村を散策中に見つけたシュルツカフェ。私はちょこっとずつ、いろいろ食べたい派なので、ランチセットのおかずの種類に感激! ひとたび食せば、料理やお菓子の一つひとつが本当にていねいにつくられているのがわかり、以降大ファンに。雑貨や古本もお店の雰囲気とぴったり合っていて、ごはんの後はケーキと本と……と、ついつい長居してしまいます。

北原 まどか
この記事を書いた人
北原まどか理事長/編集長/ライター
幼少期より取材や人をつなげるのが好きという根っからの編集者。ローカルニュース記者、環境ライターを経て2009年11月に森ノオトを創刊、3.11を機に持続可能なエネルギー社会をつくることに目覚め、エコで社会を変えるために2013年、NPO法人森ノオトを設立、理事長に。山形出身、2女の母。
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