完成現場を見てみませんか?吹き抜けのある小さな住まい
東京都稲城市の大丸建設は、多摩エリアを中心に、東京都町田市、川崎市麻生区、宮前区、横浜市青葉区での住まいづくりをしています。都市部では一戸建ては夢のまた夢……と思いがちですが、小さな戸建という選択肢もあります。大丸建設による建坪24坪の新築住宅の見学会がありますよ。

この大工道具、な〜んだ? 答えは……墨壺です

「多摩に根ざして140年」、東京・稲城市に拠点を置く地域工務店「大丸建設」は、現社長で5代を数える老舗工務店です。初代は明治初期に「天才宮大工」とうたわれ、2代目は飛鳥文吉邸など明治の有名な和風建築を手がけた職人でした。現在、会社の中核となって動く専務の安田佳正さんは6代目就任を目前に控え、「匠の技」を受け継ぐ決意と自覚をこう語ってくれました。

「大丸建設の社是の一つに“住まいはお引き渡しが終わってからが本当のお付き合いの始まり”というものがあります。家は建てて終わりではない。住み始めてからも、時々で手を入れて住まいを整え、ライフステージの変化に合わせて柔軟に姿を変えることができます。だから、住まいの“御用聞き”として、建てたあとこそ長く大切な関係を育んでいきたいと考えています」

建設中の現場。木目をどのように見せるかも大工さんの腕の見せどころ(写真提供:大丸建設)

5代140年続く大丸建設のお客さんも、2代、3代と続けて愛顧してくださる方が結構いるそうで、また大丸建設の出入りの職人さんも「大丸建設の仕事ぶりがいい」と気に入って、家族の家を建てる時には頼みたい、というケースもあるんだそう。そんな風に「物語のある家」が、来春、東京都稲城市に建ちます。

夫婦二人が暮らす住まいは、玄関を入ると広い土間があり、多摩丘陵の豊かな環境を取り込んだ、自然と一体になった住まいです。趣味のサーフボードを家の中心に据えて、吹き抜けを介して住宅全体がのびやかにつながります。1階はリビングとキッチン、浴室やトイレなどの水回りが配置され、2階は寝室とフリースペースです。

一戸建てながら建坪は24坪という、3LDKのマンションのようなコンパクトさ。ただ、サーフボードがその家を象徴するように、縦に広がる空間設計なので、集合住宅とは異なる使い方ができそうです。
夫婦の間合いをとったり、家事の時間と趣味の楽しみをゆるやかに混ぜ、あるいは仕切るなど、自由な使い方が広がりそうです。
東京都内は「小さな一戸建て」のニーズが大きいはず。「まさに東京を象徴する住まいですね。小さくても戸建てに住むという夢をあきらめない、この家はそんな人の背中を押すいいきっかけになるはずです」と安田専務は話します。

こちらは別の現場。時には横架材を用いたり金物を使って補強をする(写真提供:大丸建設)

この住まいのもう一つの見所は、まさに「匠の技」です。国産の杉・檜材を取使っています。産地は和歌山、埼玉、宮城、高知など全国にまたがっています。安田専務は全国の山林を回り、それぞれの産地の特性を生かした「木づかい」をし、構造材、内装材など使い分けをしています

国産の無垢材は、時に割れたり反ったりすることもありますが、それは材木になった後も文字通り「生きている」から起こることで、生きた木は呼吸し、室内の空気を調湿することもできます。自然素材に包まれた住まいは、健やかで清々しい空気に満ちあふれています。森林浴しているかのような爽やかさは、無垢材が持つ芳香成分であり、調湿機能に由来しています。

この「生きた無垢材」を生かすのが、大丸建設自慢の大工さんたち。棟梁を始め若手もみな研究熱心で、木の特性を生かしながら、まさに「森で育っているかのように木を組み合わせ、またどんな強い地震にも耐えられるような剛性を確保してくれます。
特にこの家では吹き抜けがあるので、柱や梁が目に見えます。まさに「安心感」を感じながら過ごすことができます。

安田専務はあちこちの林産地に行き、林業家と話し、納得した材しか扱わない(写真提供:大丸建設)

「大丸建設は家族経営の小規模な工務店ですので、年間で何回も完成現場見学会を開催することはできません。また、これほど小さな家を新築で建てることも決して多くはありません。東京都内や横浜市青葉区、川崎市宮前区・多摩区・麻生区近辺で一戸建ての新築を考えている方は、ぜひ見学にいらしていただけるとうれしいです」と、安田専務。
お客様がお住まいになってからでは見られるチャンスはなかなかないので、お見逃しなく!

Information

大丸建設「完成現場見学会」

日時:2017113日(土)10:0016:00

場所:東京都稲城市(お申し込みの方に場所の詳細をお知らせします)

当日現地集合可(公共交通機関をご利用ください)

お申し込み、お問い合わせは下記まで。

株式会社大丸建設

http://www.kk-daimaru.co.jp

住所:東京都稲城市大丸71-2

TEL 042-377-4441

E-mail info@kk-daimaru.co.jp

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この記事を書いた人
北原まどか理事長/ローカルメディアデザイン事業部マネージャー/ライター
幼少期より取材や人をつなげるのが好きという根っからの編集者。ローカルニュース記者、環境ライターを経て2009年11月に森ノオトを創刊、3.11を機に持続可能なエネルギー社会をつくることに目覚め、エコで社会を変えるために2013年、NPO法人森ノオトを設立、理事長に。山形出身、2女の母。
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