ママも子どももほっとひといきつける場所。町田市小山ヶ丘「ひといき広場」を訪ねました。
我が子を、泥んこになって、元気いっぱい遊ばせたい! でもプレイパークや公園のアスレチックはハードルが高い……と思っている方、いませんか? 私もそんな一人です。慎重派な娘でも屋外で楽しめる場所はないかしら? そんな時に出会ったのが、町田市小山ヶ丘にある親子の広場「ひといき広場」です。

私の2歳の次女がお腹にいた頃から気になっていた場所があります。

それは、町田市小山ヶ丘にあり、自宅を開放して開催しているという親子の遊び場、「ひといき広場」です。

 

 

ひといき広場のブログを読んでいると、お鍋にどんぐりを入れておままごとをする子、土のお山で流れる水を楽しむ子、溜まった水で泥んこ遊びをする子……。どの子もとっても楽しそう!

公園の遊具やおうち遊びもいいけれど、時には思いきり泥んこ遊びもさせてみたい。そんな思いもあり、ある冬の日、娘を連れてひといき広場を訪ねてみました。

 

 

JR横浜線の橋本駅前の喧騒を離れて、町田街道に向かって車で5分ほど、近くにある三ツ目山公園を横目に閑静な住宅街を歩いていくと、家のまわりにベビーカーがたくさん並ぶお宅が見えてきます。そこが、ひといき広場です。

 

最初にかわいい看板が迎えてくれます

 

個人のお宅の一角を開放しているひといき広場。門を入ると広いお庭があり、日中は陽の光がたっぷり当たって暖かく、のびやかな雰囲気です。

 

お庭の奥には、三ツ目山公園の自然が望めて気持ちいい

 

お庭には土のお山やおままごとスペースがあります。本格的なお鍋やお弁当箱など、遊んでみたいと思うような道具がたくさんあって、大人の私もワクワクします。

はじめは何をしていいのかわからない様子だった娘も、どんぐりを竹筒のすべり台で転がしてみると、コロコロと音をたてて転がり落ちるのが楽しかったようで、すぐに夢中になりました。

 

素敵な自然のおもちゃを発見

 

 

ママも一緒に泥んこ遊び

 

 

ひといき広場デビューの小さい二人も、水遊びに夢中

 

 

土のお山では泥だんごを作ったり、トンネルを掘ってみたり……。この日はまだ寒い時期でしたが、日差しが暖かいので、大きな金たらいの中、服が濡れるのもお構いなしで水遊びを楽しむ子もいました。

 

子どもたちを見渡すことができるほどよい広さの空間なので、ママも安心です

 

 

ウッドデッキでは、お弁当を持ってきて食べることもできます。

午前中は0歳児から2、3歳の未就園児の親子がほとんどですが、午後になり、未就園児組がそろそろお昼寝かな? という頃になると、幼稚園から帰ってきた子や、小学生のお兄さんお姉さんが遊びに来ます。赤ちゃんから小学生までがまるで、友達の家のようにやってきます。

 

ひといき広場は保育士でもある川合志織さんのご自宅を毎週火曜の昼間に開放し、代表の志織さんと4名のスタッフで運営しています。利用料の300円を払えば、どなたでも親子で利用することができ、開放時間内に自由に出入りすることができます。親子の憩いの場となっているこの場所をつくった経緯を志織さんに伺いました。

 

ひといき広場は、2014年に町田市の家庭的保育室「種まく人保育園」の園長である川上順子さんが、子育てが楽しいと思える環境づくりや、まちづくりを目的に立ち上げました。

 

当初は、駅前にある、マンションの中の店舗街の一室を借りて広場運営をしていましたが、いろいろな折り合いが難しかったこともあり、一旦は休止状態になります。

 

その当時、志織さんは「ひといき広場」のボランティアスタッフとして運営に携わっていました。種まく人保育園で保育士として働き始めた際に、川上園長先生の勧めもあり、以前にスタッフとして運営していく中で感じてきた「もっとこうしてみたら」を実現するべく、ひといき広場の外遊びの会として、2016年に志織さんの自宅で再スタートしました。

 

ひといき広場を再スタートするにあたり志織さんがこだわったことが2つあります。

それは、「子どもたちに泥んこ遊びをさせたい」ということと、「子どももママも、お互いにしあわせ」ということです。

ひといき広場が以前の場所にあった頃、志織さんは、ママたちの目が、遊んでいる子どもたちに向けられず、ママ同士がおしゃべりに夢中になっている様子が気になっていたのだそう。今のひといき広場では、泥んこ遊びをしている子どもたちは、とてもいい表情を見せてくれ、そんな子どもたちの姿をママも笑顔で見守っています。

子どもが小さな頃はとくに気が休まるときがないママたちが、子どもたちを見守りながらも、ほっとひといきついて誰かと話をしたいと思う「できたらいいな」と、志織さんがスタッフとしての経験から感じた「やれたらいいな」という思い。それらを実現させて、現在のほっとひといきつける場所、「ひといき広場」があります。

 

ひといき広場は、ママたちの仲間づくりの場所でもあります。

ここでは、助産師の河野朋子さんによる、ベビーマッサージ&育児相談が月1回行われていて参加者同士の情報交換の場にもなっています。上のお子さんがいる場合は、庭でスタッフがみていてくれるので、心置きなく赤ちゃんとゆったりとした時間を過ごすことができます。

 

育児相談をしながら、ハンドマッサージ。ママのほっとひといき時間

 

 

ほかにも、毎月第2火曜日は、手仕事をしながらのおしゃべりも楽しい「ちくちくあみあみの会」と、近くの三ツ目山公園にシートとお弁当を持って親子ででかける「お散歩の会」が行われます。

 

「お散歩の会」で行く、町田市小山ヶ丘地区の中心に通る尾根緑道では、四季折々の楽しみがあります。春は木苺や三つ葉。初夏には梅やヤマモモ。秋は栗。冬には大きな霜柱。それぞれの子のペースでゆるゆると、親も一緒に歩きながら、いろんなモノを見つける体験ができます。これからの季節、外でみんなとワイワイお弁当を食べるのも気持ちいいですね。

 

志織さんは保育士としての勤務があるため、現在は週1 のオープンですが、「いつでも誰かが迎えてくれて、“今日行ってみようかな”って気軽に行ける場所。ひといき広場が、そんなみんなの日常の中にあるのが理想ですね」と語ります。

 

最近では、町内会主催のお祭りにひといき広場で出店したりと、地域とのつながりや、多世代とのつながりも大切にしている志織さん。「ここはみんなでつくるひといき広場。ここに来る皆さんは、お客様ではないんです」

 

なるほど、その言葉を聞いて、なんだか居心地がいいなと感じたのは、ここに居るみんながその場をつくり、子どもにも大人にも自然な気配りや目配りがあったからなのかも、と気が付きました。そして、そんな雰囲気をつくっているのは、志織さんの温かい人柄があるからなんだと思いました。

 

とても楽しそうな子どもたちと志織さん

 

近所にこんなに優しくあたたかく子どもたちを見守っていてくれる、素敵な場所があるなんてと、その発見がとても嬉しくなりました。

帰るときには、「さよなら・あんころもち・またきなこ」と、子どもと目線を合わせて、かわいい語呂の唄でお決まりのご挨拶。志織さんの満面の笑顔が、「また遊びに行きたいな」という気分にさせてくれました。みなさんも、ほっとひといきつきたいと思ったとき、ぜひ足を運んでみては?

 

帰りのご挨拶。心もほっこりあたたまります

Information

ひといき広場

開館時間:毎週火曜日 10:00~16:00

利用料:一日300円

ブログ:http://hitoikicafe.blog133.fc2.com/

メール:hitoiki_hiroba@yahoo.co.jp

住所:町田市小山ヶ丘

*メールで住所詳細をお問い合わせください。

 

アクセス:神奈中バス 横浜線橋本駅北口から(橋73)多摩境駅行き、または(橋76)多摩境車庫行き、三ツ目山公園下車。徒歩3分

*駐車場なし。お問い合わせ下さい。

 

「ベビーマッサージ&育児相談」(予約制)

時間:10:00~11:30

参加費:1000円(利用料込み)

講師:河野朋子さん

持ち物:バスタオル・赤ちゃんの飲み物

*月一回開催、日程はブログでご確認ください。

 

「お散歩の会」

日時:毎月第2火曜(予約なし)

時間:10:00から

持ち物:お弁当・飲み物・シート

 

「ちくちくあみあみの会」

日時:毎月第2火曜(予約なし)

時間:開館時間中に、自由にお越しください。

*お子さんは、基本的にママが見守りながらとなりますが、スタッフのサポート有り。

 

*月の最終週はお休みしたり、不定期に予定が変更となる場合もあるので、ブログで予定を確認、もしくはメールで問い合わせを。

*イベントやワークショップなどの予約は、メールで。

 

末田 千鶴
この記事を書いた人
末田千鶴ライター
相模原市在住。2012生まれの長女、2016生まれの次女の母で、子育てに追われる日々。以前はかばん作家として活動。かばん職人さんの所に通っていた時期も。すてきなモノ、空間、人に出会えたときに幸せを感じる。将来娘たちともの作りをするのが夢。
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