情報発信のチカラで地域を耕そう。森ノオトライター養成講座2020を開催します!
森ノオトライターになれる1年に一度の機会、ライター養成講座が2020年1月から全6回でスタートします。ローカルメディアに関心のある方、地域の暮らしをもっと楽しみたい方、森ノオトのライターとして、一緒に地域を耕してみませんか?

メディア「森ノオト」は2009年に産声をあげ、今年で創刊10年周年を迎えました。編集長の北原まどかが一人で立ち上げた森ノオトですが、この10年間の間に、100名以上の市民ライターを育成し、2000以上の記事を発信してきました。

 

地域の気になるお店、自分の活動を魅力的に展開している人、心から人に薦めたい幼稚園・保育園情報、心地よい暮らしのヒント、地域の農家さんの野菜を使った季節料理のレシピ……ライター一人ひとりの取材したい!という“主体性”と、インタビューを通してどう感じたのかという“主観”を大切にしながら、衣食住にまつわる情報を記事として日々世に送り出しています。

森ノオトのオリジナルキャラクター「もりたろう」。10年目の創刊記念日にはもりたろうタルトも登場して、みんなで祝った

 

森ノオトライターってどんな人?

現在、森ノオトには約40名のライターが所属しています。30〜40代の子育て世代の女性が中心です。メディアの草創期は、出産を機に退職したり育児休業中の女性がライターとして関わることが多かったのですが、今では、フルタイムで仕事をしながらも地域との接点を持ちたいと本講座の門を叩く方もいます。

今年の新ライター歓迎会は青葉区寺家町にある里のengawaで開催した。料理上手の多い森ノオトライターの一品持ち寄りは豪華!

ライターの在住エリアもさまざま。拠点のある青葉区が最大数ですが、近隣の都筑区や町田市・川崎市をはじめ、逗子市や千葉県在住のライターもいて、毎月開催している編集会議に片道2時間かけて参加してくれるツワモノもいます。森ノオトというプラットフォームを通じて、それぞれのライターが住むエリアで見つけた、ステキな人やお店や活動を紹介しています。森ノオトの蒔いたタネがあちこちの地域で、情報となって芽を出しているように感じます。

毎月1回開催している編集会議では、テーマを変えて対話の時間を設けたり、おもしろかった記事のシェア、記事ネタの共有などを行う。「本」をテーマにした日の編集会議では、ライターの山田麻子さんが絵本の読み聞かせを披露してくれた

私たちの活動を知る方々からは、森ノオトライターというと、「ナチュラルで丁寧な暮らしの実践者」や「仕事も育児も暮らしもこだわりの強いママ」といった印象で語られることもあります。たしかに、その一面もありますが、それが全てではありません。「劣等母さん」「ズボラ母」……これは、実際の記事中で使われた自分を表した言葉です。みんな生き方や働き方、子育てに悩んだり模索しながら、母でもない妻でもない「私」と向き合う等身大の生活者なのです。実際に地域で暮らす生活者の主観を軸にした記事だからこそ、読者にとって距離感の近い「手ざわり感」のある情報を届けることができるのだと思います。

 

ノウハウが学べる?

森ノオトのライター養成講座では単なる取材や執筆のノウハウを学ぶものではありません。とにかくテクニックを学びたい!という方には向いていないでしょう。

 

講座ではまず、メディアとは何か、その中で森ノオトやローカルメディアが果たす役割は何か、というメディアの本質論を学びます。「私は何に関心があるのか?」といった自分の内側に根をおろすワークもします。そして、仲間と一緒にメディアをつくっていく体験も散りばめています。森ノオトの真骨頂・持続可能な社会をつくるためのエコの知識や、もちろん、取材のイロハもお伝えします。

 

昨年の本講座の様子。編集会議体験では、みんなで森ノオトの特集テーマを考えた。いろいろなアイディアが出たが最終的に「カレー特集」に決定!実際に森ノオトでカレー特集がもうすぐリリースされる

毎回、座学だけでなくワークや課題が出ます。自分の関心のあるテーマで取材先を絞り、取材依頼からアポイントメント、実際の取材、そして原稿を書くことにチャレンジしてもらいます。それが修了レポートとなり、編集を経て、森ノオトに掲載され記事として世に出ていくまでのプロセスも体験することができます。

初取材に挑戦している佐々木茜子さん。町田市で里山体験を提供する団体の活動の魅力を、自身の子育て観と重ねながら上手にまとめあげた

 取材の魅力って?

 

長年ライター経験を積んでいても、取材し記事にしていくことは簡単ではありません。私も10年ほど森ノオトや他のローカルメディアで取材経験を積んできましたが、その難しさを身をもって実感してきました。ネタ探し、取材相手や周辺情報の収集、インタビューの緊張感、そして、原稿を書きあげること……。一つの記事が日の目を浴びるまで、自分自身の中でもたくさんの葛藤があります。取材相手の反応も、読者からの声も、毎回ドキドキします。

 

でも、その苦労を超えた魅力が取材活動にはたくさんあります。

私だから、話してくれる言葉があります。

毎回のように、人の生き方や哲学に触れて心が動かされます。

自分の言葉で記事を書けた時の達成感は、やみつきになります。

取材先に喜んでもらえることは、取材の醍醐味です。

その記事を読んだ誰かの行動や心を後押しできること、こんな応援の仕方もあるのです。

 

あなただから書ける記事が必ずあります。

私たちと一緒に、情報のチカラで地域を耕していきませんか?みなさんのご参加をお待ちしています!

会場は森ノオトの拠点、森ノハナレ。青葉区鴨志田町の住宅地にある2棟の一軒家とその庭をリノベーションしながら、活動している

Information

<森ノオトライター養成講座2020>

 

第1回:1月14日(火)10:30-12:30

「ローカルメディアって?森ノオトって?」

講師:北原まどか・宇都宮南海子

 

第2回:1月28日(火)10:30-12:30

「準備万端で取材に臨もう!」

講師:梶田亜由美

 

第3回:2月4日(火)10:30-12:30

「読者の心を動かす文章術」

講師:宇都宮南海子

 

第4回:2月18日(火)10:30-12:30

「情報発信のコンパスを持とう」

講師:北原まどか・齊藤真菜

 

第5回:3月3日(火)10:30-12:30

「わたしの暮らしと社会と環境とのつながり」

講師:梅原昭子

 

第6回:3月17日(火)10:30-12:30
「森ノオトの編集会議体験」

講師:宇都宮南海子・梶田亜由美

 

 

受講料:18,000円(全6回)
募集人数:10名
会場:森ノハナレ(横浜市青葉区鴨志田町818-3)

東急田園都市線・青葉台駅よりバス10分、バス停より徒歩3分
*生後1歳6カ月までのお子様連れの参加も可能です。ただし、保育はありませんので、ご自身でお子様の遊び道具などをご用意ください。

*ネットワークビジネスや新興宗教、政治活動を目的としたご参加はご遠慮ください。当該行為が見受けられた場合は、その後の受講、ならびに今後の森ノオトの活動への参加をお断りさせていただく場合があります。
お申し込みは以下のフォームからお願いいたします。

https://forms.gle/HTPpbnL1rnUsUpMcA

主催:特定非営利活動法人森ノオト
TEL:045-532-6941
E-mail:event@morinooto.jp

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この記事を書いた人
宇都宮南海子事務局長/ライター
元地域新聞記者。エコツーリズムの先進地域である沖縄本島のやんばるエリア出身で、総勢14人の大家族の中で育つ。田園風景が残る横浜市青葉区寺家町へ都会移住し、森ノオトの事務局スタッフとして主に編集部と子育て事業を担当。ワークショップデザイナー、2児の母。
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