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北原 まどかwritten by

あざみ野と青葉台に2店舗を構えるガーデニング・造園・外構の専門店「LEAD(リード)」。創業46年の老舗にとって、この2015年は地域と新しいつながりを生み出す大きな一年でした。青葉区のお店がリード色に染まった2015年を振り返ります。

 

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緑と心と人がつながる あざみ野・青葉台「ガーデニング LEAD(リード)」

緑に囲まれた黄色い外観が目印のリードあざみ野本店。あざみ野ガーデンズの目の前にある

緑に囲まれた黄色い外観が目印のリードあざみ野本店。あざみ野ガーデンズの目の前にある

 

森ノオトでは、「ローカル(地域)」に根ざした生き方が、これからの時代における「幸せの処方箋」になりうると考え、私たちが暮らす地域のよさを発見し、地域のヒト・モノ・コトを情報でつなげる活動をしています。2015年の青葉区を見渡してみると、抜群の存在感を醸し出しているのが、青葉区で創業46年の老舗のガーデニング・外構・造園の「LEAD(リード)」です。

 

新谷竜輔さんプロデュースのnamaotoライブや、あざみ野本店での「いろいろマルシェ」、「お片づけワークショップ」など、店舗でのイベントに加え、森ノオト・コマデリ主催の「あおばを食べる収穫祭2015」や、南町田のグランベリーモールでの「こだわりマルシェ」出店など、お店から飛び出してさまざまなつながりを生み出しています。

 

店の階段を登ると、アンティークの家具や雑貨が賑やかにお出迎え。「フェミニンもジャンクも、リードの雰囲気に合うかどうかを吟味して、多様なジャンルの小物を取り扱います」(三浦美千代さん)

店の階段を登ると、アンティークの家具や雑貨が賑やかにお出迎え。「フェミニンもジャンクも、リードの雰囲気に合うかどうかを吟味して、多様なジャンルの小物を取り扱います」(三浦美千代さん)

 

「リードが大きく変わったのは、この1年ですね。今まで以上に、人とのつながりを大切にするように、私自身が変わったんです」

そう話すのは、株式会社リードの社長・安生敏弘さん。安生さんの誕生を機にお父様が青葉台で始めたタイル屋さんを引き継ぎ、1997年からガーデニング、リフォーム、外構、造園の仕事を一手に引き受けている植栽のプロです。

 

安生さんと、会社の変化のきっかけになったのが、店舗統括本部長の三浦美千代さんの存在です。あざみ野本店がオープンしたばかりのころ、近所に住んでいた三浦さんが犬の散歩でふらりと店を訪れ、その雰囲気に魅せられて「ここではたらきたい!」とリードの門をたたきました。

 

「仕事をしたい! って言って、いきなり飛び込んできたのだから、びっくりしました。だけど、彼女が入社してから、リードで扱うモノ、人の関係が、“想い”でつながるようになってきたんです」

 

Lead3: ワインのラベルを刻印したタイルの前で微笑むリードの安生敏弘社長。「近年は虫のつきにくい常緑樹が人気ですね。シマトネリコやオリーブなど、人気の樹木を取り揃え、簡単なお手入れもアドバイスできます」

ワインのラベルを刻印したタイルの前で微笑むリードの安生敏弘社長。「近年は虫のつきにくい常緑樹が人気ですね。シマトネリコやオリーブなど、人気の樹木を取り揃え、簡単なお手入れもアドバイスできます」

 

例えば、取材の日はとても寒い雨の日だったのですが、出してくださったお茶は体の芯からぽかぽか温まるもので、聞いてみるとあざみ野のサント薬局から仕入れた紅茶(べにちゃ)でした。お茶に添えられたクッキーは青葉台のケーキ屋・Ange(アンジュ)のもの。そして、うつわはタイルや瓦を扱うリードの取引先でもある、常滑焼の窯から直接仕入れたオリジナルです。こんな風に、お客様に差し出すものの一つひとつに、地域とのつながりや、LEADの原点の物語が詰まっています。

 

「三浦は、想いが強い、まっすぐな人。すべての仕事において、人との関わりを大切にするんです」(安生さん)

 

Lead4:造園や外構の相談にきたお客様に出すというお茶とクッキー。日本の瓦・タイルの産地でつくった常滑焼の器に、青葉区で出会ったお店のお茶やお菓子を出す、リードの想いが伝わるおもてなし

造園や外構の相談にきたお客様に出すというお茶とクッキー。日本の瓦・タイルの産地でつくった常滑焼の器に、青葉区で出会ったお店のお茶やお菓子を出す、リードの想いが伝わるおもてなし

 

今は、あざみ野本店と青葉台店、2店舗を構えるリードですが、お店は雑貨屋さんのように賑やかで、ガーデニンググッズやアイアンフック、お掃除グッズにポストカードまで、ちょっとした贈り物やインテリア小物が手に入ります。特にタイル類の幅広さが魅力で、テーブルトップやカウンターに置くだけで簡単に模様替えができるフランスのコルシカタイルや、メキシコ、日本、イタリアなど、各国から集めたタイルを使った「タイル教室」も人気です。

 

タイルなどのエクステリア用品に、じょうろやスコップなどのガーデニンググッズ、インテリアのアイテムなど、お庭と暮らしに関わるあらゆるものがそろう

タイルなどのエクステリア用品に、じょうろやスコップなどのガーデニンググッズ、インテリアのアイテムなど、お庭と暮らしに関わるあらゆるものがそろう

 

「これからは、タイルやアイアンなど、資材の現物を展示して、もっとリードらしさを出していきたいと思っています」と、三浦さん。店舗では、造園や外構の相談ができ、憧れのサンルームや、樹木や鉢の注文もできます。

 

アイアンの豊富さも魅力の一つ。表札やフックなどにアイアンを配すると、家に重厚感とセンスを加えてくれる

アイアンの豊富さも魅力の一つ。表札やフックなどにアイアンを配すると、家に重厚感とセンスを加えてくれる

 

今年に入ってから、青葉台のベーカリーカフェCOPPET(コペ)の外構工事をおこなったり、桜台の家具店・ウッディハートのリニューアル工事をウィズハウスプランニングの玉置哲也さんと手がけたり。地域を大切にする人たちと、地域のランドマークになるような場所をつくってきているリード。元はタイル屋さんから始まったリードが入ることで、それぞれが持つカラーや個性のピースがつながって、木も緑もさまざまな色も素材も調和していきます。

 

本棚やチェストの上に置くだけで気軽に模様替えができるコルシカタイルは10枚500円から。タイル教室も定期開催している

本棚やチェストの上に置くだけで気軽に模様替えができるコルシカタイルは10枚500円から。タイル教室も定期開催している

 

ウッディハートのリニューアルでは、木村浩之社長が「このコーナーを三浦さんに任せたい」と言って、スタッフルームの背後にあるコーナーを三浦さんが手がけたそうです。三浦さんは足繁くウッディハートを訪れては、会社の歴史や木村社長の想い、長年地域で愛されてきた家具屋に通うお客様の気持ちを汲んで、心がほっと和む「間(ま)」の空間をつくりました。ニッチにタイルが埋め込んであって、やさしく軽やかで、どっしりとしたウッディハートに柔和さと包容力が加わったように感じました。

 

安生社長の絶大な信頼を得て、地域の皆さんから愛されている店舗統括本部長の三浦美千代さん。「エコも大好きなんです」と、こっそり教えてくれた

安生社長の絶大な信頼を得て、地域の皆さんから愛されている店舗統括本部長の三浦美千代さん。「エコも大好きなんです」と、こっそり教えてくれた

 

「先代社長の想いをとても大切にしている木村社長の、新しいお店づくりをお手伝いし、私にとっても大きな一歩になりました。木村社長が私にとっての大きなウッディハート(樹心)のような存在」と、堂々と言い切る三浦さん。そんな風に、関わる人々とていねいに対話を重ね、それをリードという舞台で形にしていく三浦さんの存在によって、地域全体が美しいモザイクのようにつながり、鮮やかに描かれていくようです。

 

そして、その舞台を用意している安生さんの心意気。「今後はやりたいことをなんでもやっていきたい!」との言葉通り(!?)、大晦日にはnamaoto初となるカウントダウンライブをリードあざみ野本店でおこなうとのこと。コマデリのごはんつきといううれしい地域コラボです。

 

「昔は10本、20本とお庭に木を植えるのが当たり前でしたが、今は3本から5本くらいが主流です。お花と組み合わせて、花と緑がある暮らしを気軽に楽しんでほしい」と安生さん

「昔は10本、20本とお庭に木を植えるのが当たり前でしたが、今は3本から5本くらいが主流です。お花と組み合わせて、花と緑がある暮らしを気軽に楽しんでほしい」と安生さん

 

2015年、青葉区を席巻したリード旋風ですが、2016年はどんな風と緑を運んでくれるのでしょうか。来年もリードの皆さんから目が離せません。

 

インフォメーション

緑と心と人がつながる あざみ野・青葉台「ガーデニング LEAD(リード)」

LEAD(リード) Gardening Reform&Exterior

http://www.yokohama-lead.net/

あざみ野本店

住所:横浜市青葉区荏子田3-7-1

TEL:045-482-6651

営業時間:10:00 ? 18:00

定休日:なし

青葉台店

住所:青葉区青葉台1-29-1

TEL:045-984-7333

営業時間:10:00 - 18:00

定休日:季節によって木曜日

ライター紹介

北原 まどか

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山形出身で月山から名前を受ける。2004年より青葉台暮らし。地域新聞記者・エコ住宅雑誌の編集部を経てフリーに。地球温暖化対策専門メディアの取材班、生協の広報、地域情報雑誌の編集など、暮らし・食・子育て・地球環境・エネルギーをテーマに執筆活動を行う。2009年に長女を出産後、地域で仕事をつくり、つなごう!と、『森ノオト』をスタート。3.11を機に足下からのエネルギーシフトを目指す市民団体「あざみ野ぶんぶんプロジェクト」を立ち上げ、活動は市民電力会社「たまプラーザ電力」へと続く。著書に『暮らし目線のエネルギーシフト』(コモンズ刊・2012年)がある。  ■オフィシャルサイト「http://tecology.strikingly.com

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