リユース食器を知っていますか?
お祭りでたこ焼きやお好み焼きを食べたり、ジュースやビールを飲んだりすると、必ずと言っていいほど大量のゴミが出ます。プラスチックのパック、輪ゴム、割り箸、発泡スチロールの容器、紙コップ、空き缶、ペットボトル…。「燃えるゴミ」「燃えないゴミ」「びん・缶」くらいの分別は行われますが、きちんと分別をしなかったり、ゴミ箱からゴミが溢れ出して散乱している光景も。これでは、せっかくのお祭りも台無しです。

お祭りやイベントの主催者側は、いつもこのゴミ問題に頭を悩ませています。大量のゴミは処分にお金がかかりますし、何より、イベント後のゴミの山に罪悪感を感じる人もいるんだとか…。

そんななか、使い捨ての容器をやめて、繰り返し洗って使える「リユース食器」を使うイベントが少しずつ増えてきています。100円程度のデポジット料金(預かり金)を払って皿やカップを借り、食べた後は返却することでお金が戻ってきます。

リユース食器を使うことで、ゴミの量が減るばかりでなく、CO2の排出量削減に貢献することができます。たとえば、1回限りで捨ててしまう紙コップと比べると、3回使ったリユースカップの方が、CO2排出量が少なくて済むのです(コップの製造から廃棄までのライフサイクルで換算:リユース食器ネットワークHP参照)。これなら、参加した人も「ちょっと環境にいいことをした」という気分になりますね。しかも、紙コップや容器のコストや手間が省けるので、まさに一挙両得です。

わたしたちWaveよこはまは、「横浜からリユースの波をおこす!」を合言葉に、イベントに食器洗浄車ででかけてはお皿を洗ってゴミを減らす活動をしている、青葉台にある環境NPOです。

これから、リユースを中心とした「3R」や、今話題の地球温暖化問題についてやさしく解説する「リユースコラム」を展開していきます。お楽しみに!

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この記事を書いた人
北原まどか理事長/ローカルメディアデザイン事業部マネージャー/ライター
幼少期より取材や人をつなげるのが好きという根っからの編集者。ローカルニュース記者、環境ライターを経て2009年11月に森ノオトを創刊、3.11を機に持続可能なエネルギー社会をつくることに目覚め、エコで社会を変えるために2013年、NPO法人森ノオトを設立、理事長に。山形出身、2女の母。
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