日本は「リユース文化」の国

大量のモノがあふれ、いとも簡単に捨てられていく今の日本。大量生産・大量消費社会のなかで、いつぞやから「使い捨て文化の国」と言われるようになりました。

しかし、資源の枯渇化やゴミ問題などから、この風潮を見直そうという動きが始まり、リサイクルやリユースなどの「3R」が積極的に推進されるようになりました。

よくよく考えてみると、使い捨てが当たり前になったのはここ数十年のことではないでしょうか。30代以上の人ならば、小さいころはコーラや炭酸ジュースを飲んだあと、びんを返せばお店の人から何十円かをもらっていたはずです。今でも、お祭りなんかで飲むラムネのびんがそうですよね。また、「サザエさん」では酒屋さんがお酒やビールのびんを回収しに来る様子がよく描かれています。

もっと遡ると、昔の家は建て替えるにしても、必ず柱や梁などの材木は同じように柱として使っていましたし、書き損じの紙は「反古紙」として再利用。破れたりほつれた衣類は繕い直して何度でも着回していました。モノがない時代だからこそ、大切に、何度でも使っていたのでしょう。

日本ではこのようなリユース文化が廃れてしまった……と嘆くのはまだ早い。実はスタイルを変えてリユースの精神は脈々と受け継がれています。例えば、古本屋。フリーマーケット。リサイクルショップやアンティークショップ、古道具店なんかもリユースショップと言えそうですね。インターネットのオークションは、リユースの新たな形と言ってもいいかもしれません。

買う前に、捨てる前に、もう一度使えないか、誰かに再利用してもらえないか考えて、モノに新たな価値を与えることで、新しい「リユース文化」の構築につながるはずです。

この記事を書いた人
北原まどか理事長/ローカルメディアデザイン事業部マネージャー/ライター
幼少期より取材や人をつなげるのが好きという根っからの編集者。ローカルニュース記者、環境ライターを経て2009年11月に森ノオトを創刊、3.11を機に持続可能なエネルギー社会をつくることに目覚め、エコで社会を変えるために2013年、NPO法人森ノオトを設立、理事長に。山形出身、2女の母。
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