案山子の楽しそうな声が聞こえる
9月に入ったというのに暑い日が続いています。でも、朝晩の涼しい空気にふと秋の気配を感じるようになりました。
9月12日、寺家ふるさと村、どんぐり農園の定例作業がありました。稲穂がどんどん成長しています。この日はみんなで案山子(かかし)づくりに取り組みました。

 

まず初めに木村さんから案山子についてのお話。

 

案山子は“鳥よけ”のためだけではなく(実際、鳥は最初こそ驚くもののすぐに慣れてしまうそうです)、“人間が自然を使わせてもらっている”というイメージを表しているのだそうです。案山子には、自然への感謝と豊かな恵みへの願いが込められているのですね。

 

木村さんの「農に学ぶ。では、そういう気持ちを大切にしたい」という言葉が印象的でした。

 

 

事務局のみなさんからレクチャーを受け、さっそく家族ごとに1体ずつ案山子をつくり始めました。

 

背骨にあたる長い竹は3メートル近くもあるので、なかなか大変な作業ですが、みなさん素晴らしいチームワークでどんどん手を進めていきます。

 

 

持ち寄った古着で着飾らせ、完成した案山子の名前や出身地、趣味(!?)などプロフィールも考えて、発表会をしました。

 

メガネにネクタイの“カカシーマン”、後ろにも顔がある“変身くん”など、ユニークな案山子がたくさん生まれました。

 

 

最後はみんなで感謝と願いを込めて、案山子を田んぼに立てました。秋の初めのどんぐり農園がパッと賑やかに。案山子たちの楽しそうな声が聞こえてきそうです。

 

 

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この記事を書いた人
北原まどか理事長/ローカルメディアデザイン事業部マネージャー/ライター
幼少期より取材や人をつなげるのが好きという根っからの編集者。ローカルニュース記者、環境ライターを経て2009年11月に森ノオトを創刊、3.11を機に持続可能なエネルギー社会をつくることに目覚め、エコで社会を変えるために2013年、NPO法人森ノオトを設立、理事長に。山形出身、2女の母。
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