『暮らしに生かす旧暦ノート』

 

森ノオトのトップページに、「森ごよみ」というコーナーがあります。満月と新月を軸に、二十四節気(太陽の巡る一年を24に分けたもの)と、七十二侯(二十四節気を初候、次候、末候と3つの期間に区切ったもの)を記載しています。

 

これをつくるようになったのは、農に学ぶ。の木村さんと話している中で、農はいまだに月の暦に基づいて行っているという話をお聞きしたから。スローライフを実践する人の中には、月の暦、旧暦で暮らすことを提案している人も増えてきています。

 

今年一年、農に学ぶ。の活動に携わってみて、立春から田んぼをつくる準備を始め、春分からいよいよ田起こし、代かき、夏至までの間にすべての田植えを終わらさなければならないと、忙しい日々を送りました。秋分過ぎたころからは稲刈りです。稲刈りが終わったら田畑の作業は小休止。立春までの冬の間、「農閑期」が訪れます。

 

森ごよみをつくるなかで、季節の言葉の意味を調べるようになって、季節と体、農、そして自然界の法則から生まれてきた暦の素晴らしさを改めて感じるようになりました。

 

本書は、旧来から使われてきた暦について知りたい人への情報が満載。旧暦とは、何をもって旧暦というのか。立春が旧暦でいう一年の始まり? 日付のずれはどのように調整する? など、素朴な疑問への答えやうんちくが豊富で、知るとますます、一日の意味がありがたく、おもしろく感じられるはずです。

 

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この記事を書いた人
北原まどか理事長/ローカルメディアデザイン事業部マネージャー/ライター
幼少期より取材や人をつなげるのが好きという根っからの編集者。ローカルニュース記者、環境ライターを経て2009年11月に森ノオトを創刊、3.11を機に持続可能なエネルギー社会をつくることに目覚め、エコで社会を変えるために2013年、NPO法人森ノオトを設立、理事長に。山形出身、2女の母。
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