青葉台周辺のお母さんたちの不安もピークです。しかし、ただ不安に脅えるだけでなく、自分たちで放射能のこと、エネルギーのことを知り、判断をして、子どもたちを守っていこうという自発的な動きがあちこちで起こっています。
今日ご紹介するのは、来月6日(月)に、アートフォーラムあざみ野で開催される「—いのち繋ぐ父母へ− ちゃんと知りたい原発のこと …原発事故後の放射能汚染と私たちのくらし」という講演会です。
主催するのはteam gomokuという小さな子どもを持つお母さんたちの集まりで、リフレクソロジー、整体、手づくり小物など、それぞれの技を生かしたワークショップを開催しています(近日中に森ノオトでもリポート予定です!)。
「私たちは震災の後、ただ“何が起こっているのか”、本当のことが知りたいという思いで動き出したばかりです。今まで知ろうとしなかったり、見ないで済ませてきたことがたくさんあったと痛感しているところです」
こう明かしてくださった、主催者の藤好さん。多くのお母さんたちが同じような思いを抱いているのではないでしょうか。そして、自分たちで知ろうとして、判断して、動くお母さんたちが、子どもたちというこれからの未来そのものをつくっていくことになるはずなのです。私・キタハラもそう信じて動いています。
今回の講演者は、「NPO法人チェルノブイリ救援・中部」の理事で、市民科学の立地から遺伝子組み換え作物や原子力エネルギーに関する様々な提言を行ってきた河田昌東さん。遺伝子組み換え情報室(http://www2.odn.ne.jp/~cdu37690/)の代表でもあり、前日に開催される「放射能だけじゃない!タネの遺伝子汚染を考える映画祭inあざみ野」の講演者・安田節子さんとも長年活動をともにされてきた方です。
NPO法人チェルノブイリ救援・中部(http://www.chernobyl-chubu-jp.org/)のHP内の河田さんのコラムは必見です! 菜の花を使った土壌再生プロジェクトでは、土壌中の放射能を菜の花で吸収して荒れ地を耕地に再生し、菜の花からバイオディーゼル燃料を生み出してエネルギーの自給型農地再生をめざす動きです。
あざみ野の講演会では、テレビでは伝えられない原発事故の本当の怖さ、今後の影響、暮らしを守るためにできること、できないことを、わかりやすく具体的にお話いただけるそうです。
大事なのは、より多くの情報を得て不安になるのではなく、放射能に向き合わざるを得ない生活の中で、知恵と工夫でその影響を最小限にして、未来を切り開いていくことにあると思います。この講演会はきっとその一助になるはずです。
「—いのち繋ぐ父母へ− ちゃんと知りたい原発のこと …原発事故後の放射能汚染と私たちのくらし」
日時:2011年6月6日(月) 10:00から12:00まで。 開演18:30
会場:アートフォーラムあざみ野 レクチャールーム
(横浜市青葉区あざみ野南1-17-3 あざみ野駅より徒歩5分)
主催・お問い合わせ先:team gomoku
E-mail team.gomoku@gmail.com
URL http://ameblo.jp/team-gomoku/
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