FMサルース「エコラボ×森ノオト」7月 …節電(その1)
青葉区のコミュニティFMラジオ「FMサルース84.1MHz」で放送中の番組「ロダンタイムズ」金曜日15:20ごろからの「エコラボ」では、毎月1回パーソナリティーの高橋陽子さんと「森ノオト」編集長のキタハラマドカが今旬のエコに関するキーワードと、それに関連する地元の活動についてご紹介しています。

 

7月のキーワードは「節電」です。今年の夏はすでに暑く、心配ですよね。でも、「電気が足りなくなる、どうしよう」と不安にばかり思っていたら、気持ちまでめいってしまいます。どうせならば、かつ暮らしを楽しむ知恵やアイデアを利用しながら、楽しく節電していきたいものですね。

 

節電の最大の処方箋は、アンペアダウンです。電気の契約アンペア数を下げてしまおうというものです。例えば我が家は30Aなのですが、30Aで使える電気はだいたい3000Wなんですね。でも実際3000Wほどは使わない。エアコンと電子レンジとドライヤーを一度に使わなければ、20Aで十分だということがわかりました。アンペアダウンすると、その日から電気の基本料金が下がるのも特徴の一つです。

 

電気を多く使う家電を把握するのも大切です。例えば我が家の家電では、洗濯乾燥機の乾燥時に1100W、ドライヤーが1200W、電気炊飯器が1210W、グリルパンが1050W、オイルヒーターが最大1500W、エアコンの冷房が740W、暖房が1000W、掃除機が1000W、もう捨てたけど電子レンジが1170Wで大きいです。パソコンや充電器、冷蔵庫など常時接続しているものだけでだいたい500Wくらい使っているので、我が家で使う家電の頻度とか時間調整をしていくことが、アンペアダウンを乗り切るカギになりそうです。

(注:ちなみにキタハラ家ではアンペアダウンはしていませんが、自主的に使う電気量を減らす工夫「セルフ・アンペアダウン」を個人的にしています)

 

どうしても暑い日や、具合が悪い時に無理して節電しても、体調を崩したり、熱中症のおそれがあるので、それにはくれぐれもご注意くださいね。

 

 

調理家電の工夫には思わぬ効果が!

 

調理面では、炊飯器を使わない家庭が周りに増えています。土鍋でごはんを炊いているのです。実は土鍋ごはんは炊飯器よりも時間がかからないのですよ。お米をといで水からお鍋にかけ沸騰したらとろ火にして10分。それだけです。30分以内でごはんができます。圧力鍋なら圧がかかってから3分だけ。たった10分でできてしまいます。ただ夏は暑いのが難点。我が家は朝早くに炊いておくのですが、家族が暑い朝は食欲がないらしいので、ご飯茶碗ではなくプレートごはんにして、冷ましてから出しています。

 

私は震災を機に炊飯器を使わなくなり、毎日土鍋ごはんですが、毎朝感動するくらい美味しい炊きたてのご飯を食べています。朝から家族で顔を見合わせて「ごはんがピカピカだね!美味しいね!」と喜んでいるので、それはそれで幸せだなーと思います。

 

ちなみに今年の1月から電子レンジ調理もやめました。やっぱり料理は火で煮炊きするのが基本だな、と思って。だから、3月の電力不足の時も、我が家では調理をフレックスタイム制にする必要はまったくありませんでした。

 

あと、森ノオトでは、末吉まゆかさんが「きままでずぼらなレシピ」という簡単なお料理レシピを紹介してくれているのですが、ガスをあまり使わないでつくれるお大福やチーズ風ブランマンジェ、火を使わず調理できる梅酢ドリンクなどを紹介してくれています。とても簡単でさっぱりしているのでぜひ!

Information

FMサルース(周波数:84.1Mhz)

番組「ロダンタイムズ」放送時間:毎日15時~17時 たまプラーザテラスのサテライトスタジオから生放送

「エコラボ」放送時間:毎週金曜15時25分頃~

番組へのメッセージはmsg@fm-salus.jpまで。

Ustreamではスタジオの様子を中継しているほか、Twitter(@fmsalus)でもアクセス可能。

Avatar photo
この記事を書いた人
北原まどか理事長/ローカルメディアデザイン事業部マネージャー/ライター
幼少期より取材や人をつなげるのが好きという根っからの編集者。ローカルニュース記者、環境ライターを経て2009年11月に森ノオトを創刊、3.11を機に持続可能なエネルギー社会をつくることに目覚め、エコで社会を変えるために2013年、NPO法人森ノオトを設立、理事長に。山形出身、2女の母。
未来をはぐくむ人の
生活マガジン
「森ノオト」

月額500円の寄付で、
あなたのローカルライフが豊かになる

森のなかま募集中!

寄付についてもっと知る

カテゴリー

森ノオトのつくり方

森ノオトは寄付で運営する
メディアを目指しています。
発信を続けていくために、
応援よろしくお願いします。

もっと詳しく