里山の景色が広がる寺家町に点在する作家の工房やギャラリーを巡り
赤いリンゴに書かれた記号や文字を集めると抽選で参加作家の作品がもらえます!!
実は、この宝というのはプレゼント作品の事だけではなく、美しい里山も宝、作家たちも寺家の宝という意味があるそうです。
宝の山!寺家ふるさと村にあなたも足を運んでみませんか?(text:湊光代)
寺家ふるさと村で稲刈りが着々とすすむこの時期、今年も寺家町でのアートイベント「寺家回廊」が開催されます。そこで、一足先に寺家散歩に行ってきました。秋の風景がたくさん広がっていましたよ。
この日は以前からお話を聞いてみたかった、陶芸の澤岡織部さんの工房を訪ねました。「寺家町」のバス停を降り、寺家町公民館の少し手前にある細い道を右手に入っていくと、緑に囲まれた静かな場所、そこが澤岡さんの工房でした。白と木を基調としたギャラリースペースに、素敵な器や、花器、照明などが並んでいました。
白い磁器に青で描かれているのは植物や風景です。
澤岡さん自身、食器に一番合うのは自然のものと考え、陶芸を始めてからずっとその信念を曲げることなく描いてきたそうです。
絵付けのほとんどはこのダミ筆で描くそうです。思っていたよりも太い筆で驚きました。
パートナーの三島愛子さんと一緒につくったブランド「teraya」の器。
ちょうど近くの方がいらっしゃって、知り合いの結婚祝いにと茶碗やお皿をいくつか購入されていました。
澤岡さんの白と青の柔らかくも凛とした器は「晴れの日の食器」ともいわれ、「人生の門出の祝いぴったりなのよ~」と聞きました。
澤岡さんには、絵付けの方法や顔料、焼き方の違いなどを説明していただき、丁寧にゆっくり、目をみてお話しされる澤岡さんの人柄がそのまま作品にでているなぁと感じました。
この日、いくつもほしいものがあったのですが、お魚用の長方形の皿を頼むことにしました。絵柄を相談して決められるということで楽しみです。
それからケーキセットをお願いしました。本日のケーキは「蜂蜜とレモンのガレ」。ローズヒップハイビスカスティーと一緒にいただきました。ココナッツとリンゴとレモン、ハーブがずっしりとしていて、今まで味わったことのない美味しさでした。オススメです。
JIKE STUDIOを運営し、寺家回廊の事務局も担当される坂上浩美さんは、
「ここJIKE STUDIOでは、自分の時間軸をもってモノを作っている作家さんを紹介したい。そして寺家回廊では、ものづくりをする人たちが作り出す寺家の空気を感じてほしい。作品をみて、工房をみて、ここに素敵な作家さんたちがいることを知ってほしい」とおしゃっていました。
JIKE STUDIOでは、寺家回廊の期間~10月30日まで、このお二人の世界を楽しめます。
「黒谷和紙 ハタノワタル展」 http://www.hatanowataru.org/
「Arte de Feltro 原 聡子展 」 http://www.milmil.cc/user/feltro/
また、2011年10月8日(土)は寺家の家具作家である夫・minatofurnitureによる木製打楽器「カホン」をつくるワークショップがあります。今からとても楽しみです。
今年の寺家回廊のテーマは「アート!宝探し?寺家町で!?」。里山の景色が広がる寺家町に点在する作家の工房やギャラリーを巡り、赤いリンゴに書かれた記号や文字を集めると抽選で参加作家の作品がもらえます!! 実は、この宝というのはプレゼント作品のことだけではなく、美しい里山も宝、作家たちも寺家の宝という意味があるそうです。
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