森ノオトのキタハラや中島美穂が実行委員として参加しているあざみ野ぶんぶんプロジェクトでは、この春、お母さん(=生活者)の視点でエネルギーを考え、子どもたちにどんな未来を残していきたいのかを語り合い、提言をする「お母さん版エネルギー基本計画」プロジェクトをスタートします。
「エネルギー基本計画」とは日本のエネルギー政策の柱です。2010年度に政府が決めた現行案では3つのEが掲げられています。
1:エネルギーセキュリティ:Energy security
2:温暖化対策:Environment
3:効率的な供給:Economic efficiency
この視点から、供給が不安定でCO2を多く排出する化石燃料への依存を減らし、そのかわり、「準国産エネルギー」である原子力発電で、総発電量の50%をまかなおうという方針で、2030年度までに少なくとも14基以上の原発を新設する計画がたてられていたのでした。
しかし、3.11の東電福島第一原発事故でその前提は崩れ、現行の「エネルギー基本計画」は白紙に。いま、経済産業省の「総合エネルギー調査会基本問題委員会」で、この夏を目処に策定する新しいエネルギー基本計画について議論されています。
今回、あざみ野ぶんぶんプロジェクトで「お母さん版エネルギー基本計画」をつくるにあたり、国でおこなっているのと同じ手法でやっても、専門性では当然ながら及びません。また、政策作成能力においても私たちは未熟であることも自認しています。一方で日本の人口の半数を占める女性や、市民の声がこれまでのエネルギー政策に反映されてこなかったのも事実です。
そこで、あざみ野ぶんぶんプロジェクトの勉強会では、「エネルギー基本計画」をつくるために最低限必要なデータである、
・経済成長率(GDP)とエネルギーの需要
・エネルギー需要を満たすための供給の内訳
・今後の日本の人口と産業構造の展望
などを読むチカラを身につけ、そのうえでどんなエネルギーの未来を切り開いていきたいのか、みんなで語り合います。
第1回の勉強会は、4月24日(火)に開催。その後、5月、6月に内容を深め、7月にまとめ、8月には政府への提出を目指します。
あざみ野ぶんぶんプロジェクトでいう「お母さん」とは、広く「生活者」のことをさします。
勉強会では、「ダイアローグ」の手法を用いながら、一人ひとりが考えること、発見したことを、共有していきます。あざみ野ぶんぶんプロジェクトでいう「お母さん」とは、「この地域に暮らす生活者」のこと。お子さんのいる方もそうでない方も、男性も、ぜひご参加ください。
<あざみ野ぶんぶん勉強会のご案内>
日時:4月24日(火)10:00~12:00
場所:アートフォーラムあざみ野 セミナールーム3
参加費:1000円
定員:30名
URL http://azaminobunbun.blogspot.jp/
※アートフォーラムあざみ野には託児があります。3日前までの申し込みが必要となりますので、ご自身で直接ご連絡ください。
お問い合わせ、お申し込み先は → azaminobunbun@gmail.com
たまプラーザのオーガニックカフェ・ソワ[礎・波](TEL 045-904-1286)でも受付可能です。
お母さん版エネルギー基本計画について、facebookページでエネルギーに関する情報を掲載しています。こちらをご確認ください。
https://www.facebook.com/momenergypolicy
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