実際、代々木公園はカップルから家族連れまで、本当にたくさんの方が思い思いに楽しんでいました!(Text:髙橋陽子)
アースデイ東京2012は、出店者も幅広く、オーガニックな食事や、リユース食器、フェアトレードなどのお店はもちろん、ワークショップやライブ、トークショーなどもあって、代々木公園全体が大きなバザールのようでした。
そのなかで、私が気になったアイテムがこちら……
一目惚れで購入した、片口の器です。
やさしい色と形が気に入ったのですが、これを売っていたテントには「おいしい器」と書かれた看板がありました。
お店のスタッフに話を聞いてみると、有害物質を使わずに天然素材のみでつくった陶器であるとのこと。私はよく知らなかったのですが、一般的な陶器は、鉛やカドミウム、化学物質などを使っていることが多く、料理によってはこれらの化学物質が溶け出して食べ物と一緒に身体に入ることがあるそうです。こちら「サンエフ健康陶器」の商品は、有害な化学物質を使わないので安心して使えるというのです。
さらに、化学物質は味にも影響するそうで、お茶やコーヒーなどを入れて飲むと、一般的な陶器と「サンエフ健康陶器」の違いがわかる人もいるとか。味覚の敏感なお子さんの食器としても注目されているそうです!
残念ながら私にははっきりとした違いはわかりませんでしたが、食器の素材が食べ物に溶け出すことがあると聞いてびっくりしました。「サンエフ健康陶器」ではお皿や茶碗のほかに、土鍋やごはん鍋も製造・販売しているので、是非チェックしてみてください。6月には横浜で「アウトレット展示販売会」も予定されています。会場の一つが、たまプラーザにある助産院・バースハーモニー、日時は6月7日(木曜日)13時〜16時です。
★バースハーモニーの齊藤純子院長のインタビューはこちら→
https://morinooto.jp/ecoloco/parson/vol12.html
★サンエフ健康陶器のサイトはこちら→
http://healthynaturalceramics.fc2web.com/index.html
もう一つ、気になったのは「e-鉢」という植木鉢。
会場ではがじゅまるを植えたセットで販売していました。これは、埼玉にある川田化成株式会社の商品です。
一見するとよく見かけるプラスチックの植木鉢なのですが、e-鉢は籾殻でできていて、処分するしかない籾殻を無公害の粘着剤で固めたもの、つまりリサイクルアイテムなのです。
この素材は通気性がよいので、植物を育てるのに都合がよく、根腐れを起こしにくいというメリットもあるそうです。そして土中に埋めると自然に分解されるという特徴もあります。なので、植え替えの時には鉢から植物を外すことなく、鉢のまま、一回り大きな鉢に入れて土を加えればOK! 鉢を外すことによる根の痛みも防ぐことができ、なにより植え替えが簡単になります!
土中で分解されかけた鉢も触らせてもらったところ……少し力を加えただけでポロポロと崩れます。これなら、植え替えて数年で鉢の姿もなくなりそう。便利で地球に優しい、とても素敵な商品だと思いました!
残念なことに、簡単に店頭で購入できるルートはないそうですが、もっと広まってくれたらいいのに!と思う一品です。
川田化成株式会社・e-鉢のサイトはこちら→
http://www.kawatakasei.co.jp/contents/lively.htm
食べ物、衣類などの出店が多いなか、ちょっと地味ですが、こうしたアイテムに出会えたのは嬉しかったです! 直接口に入るもの、肌に触れるものだけでない分野にもまだまだ興味深い発見、アイデアが出てくることを思うと、またこうしたイベントに出かけたいなぁと思った一日でした!
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