そんなグリーンピースでは時々、手塩にかけて育てた鶏を社長自らが締めてお客さんに振る舞います。今回、鶏をお肉にするまで、そして食べるまで、貴重な経験をさせていただきました。
【※】鶏の臓器の写真がありますので、苦手な方は閲覧ご注意ください!
【※】鶏の臓器の写真がありますので、苦手な方は閲覧ご注意ください!
普段スーパーに並んでいるお肉。部位ごとにパック詰めされて、「これがお肉なんだよなあ」と特段意識することもなく、みなさんも日々の糧として手にしていることと思います。
グリーンピースでは名古屋コーチンの雄「シートベルト」数羽と、たくさんの雌「プラム」を飼っていて、雌は卵を産み、雄は種つけをします。孵卵器で卵を温め雛にして育て、また卵をとる……。鶏たちは家畜として大活躍です。
家畜としての役割を果たした鶏たちには、次のお仕事があります。「お肉」として食用されること。「だって、食べないと増えすぎちゃうし」と、グリーンピースの中島絵麻さん。
それから、鶏の羽根は思ったよりも脂が強いというのも発見でした。
2羽の鶏を、石井社長と絵麻さんがそれぞれさばきます。まず、股の方から切れ込みを入れていきます。
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内臓を取り出し、真っ黄色の脂肪を除き、ふだんよく食べるムネ肉やモモ肉を取っていきます。ローストチキン用に売っている丸鶏の状態から、さらに解体されていきます。
鶏から焼き鳥になるまで2時間。
グリーンピースの皆さんが卵を孵し雛から育てる時間を考えると、「いのちをいただく」ありがたみが身にしみてきます。
「手塩にかけて育てた鶏に塩をかけて食べるんです」と、いつもの石井社長節。本当に、これ以上の「ご馳走」はない、と思います。
3歳半のムスメは、鶏の首を落とし羽根をむしるまでの間は、ショールームの中で遊んでいました。もう少し大きくなって、包丁を自在に使え、食べることの意味をきちんと理解できるようになったら、また一緒にイチから学ばせていただきたいな、と思います。何より親自身にとって、貴重な経験になりました。
この日、グリーンピースの皆さんの心からのおもてなしを受け、誰もが笑顔で満ち足りた時間を過ごすことができました。心なしか鶏舎の鶏たちはおとなしかった気がしますが(笑)。
お肉だけに限らず、わたしたちは日々、いのちに生かされ、いのちをつないでいることを実感したこの日。「いのちを移す」、そんなことをこの日感じました。そして、毎日台所に向かう喜びを味わおう、と心を新たに、今日も家族のごはんをつくります。
**Link**
グリーンピースでは7月29日(日)に工作教室と流しそうめんのイベントをおこないます。寺家の竹に流すそうめん、格別に美味しいでしょうね。詳細はこちら!(※この日は鶏締めの予定はありません)
http://wx25.wadax.ne.jp/~morinooto-jp/morijoho/dengonban/729.html
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