森ノオトNPO法人設立記念パーティーのレポート。出航しました森ノオト号!
2013年2月20日。数日前から森ノオトメンバーはワクワクドキドキ。この日は、ウィズの森におおぜいのお客様をお迎えして、森ノオトがNPO法人として設立したことを記念するお披露目のパーティーを開催するからです。
 

この日、ウィズの森に行くと、いつも清々しくきれいな空間から、賑やかな小物・雑貨たちが姿を消し、美しい木肌の無垢材テーブルがわたしたちを待っていてくれました。今日は森ノオトのNPO法人設立記念パーティー。地域のみんなが持ち寄りつくる、特別な場のためのしつらいが、すでに準備されていました。その場にちょこんと乗っかったパンのもりたろう。森ノオトの食スペシャリスト・たーこちゃんの作品です。

元々食の世界で働いていたリポーターの大西香織さん、彼女はケータリングなどの現場を取り仕切るのが大得意。12月に次男坊を出産したばかりなのに、この日は女神のような働きぶり。お客様に料理が行き届くように、細かいところまで目を配り、テキパキと道具や取り皿の指示を出していました。

いつものさわやかな笑顔でやってきた、伝説のタイガーカレーのあっちゃん!?ますますスッキリとした美人さん、クリエイティブで迫力のある、野菜中心の「あつこブース」をつくっちゃいました。

森ノオトリポーターの手づくり料理と、地産地消でがんばっている鴨志田「フラメシ」&あざみ野「コマデリ」のゾーン。森ノオトで、地元の食と農をつなぐ熱血リポートが大評判の小池一美さんが、取材で知り合った農家さんの野菜を使った料理をつくってくれました。素材のよさをシンプルに味わうために、味付けは最低限。農家さんの心がわかる一品です。

開場の18時が近づくと、こちらの準備も追いつかないままに、お客さんが次々と訪れました。受付を取り仕切るのは、森ノオトの敏腕マネージャー・中島美穂さんと、あざみ野ぶんぶんプロジェクトの新リーダー・吉村友希さんです。

 

農家の内藤泉さんは飛び切りの笑顔で蒸かしたての安納芋を持って来てくださったり、寺家ふるさと村のグリーンピースの石井俊博さんは自社で採れたて名古屋コーチンのゆで卵を大切そうに抱えて……。一人ひとりご紹介できないのがあまりに残念ですが、たくさんの顔、顔、顔が飛び込んできました。

 

美味しそうな料理を前に、しばし、キタハラの話にお付き合いいただきました。森ノオトが地域の中でどんな役割を担っていこうとしているのか、なぜNPO法人になったのか、子育て世代の女性たちと活動をしているのか、皆さんとどうつながっていきたいのか……。拙い言葉でしたが、ここにいる皆さんとつくってきた森ノオト、今後も皆さんに育てていただき、地域で有機的につながって、持続可能な未来をつくっていこうと呼びかけました。

 

この日はスペシャルゲストからのご挨拶も! 横浜市環境未来都市理事、横浜市の前地球温暖化対策統括本部長として、長年横浜の環境行政をリードしてきた、信時正人さんに記念のスピーチをいただきました。信時さんは、老若男女がエコつながりでこれだけのコミュニティができていることへの期待感を述べ、「NPOへの入場券を持って活動に参加しよう」と、会員募集への応援メッセージをくださいました。「木こり」仲間でもある信時さん、本当にありがとうございました!

さて、いよいよ乾杯です! 乾杯の挨拶は、NPOの監事でオーガニックフードの移動販売をしている森の扉の野原典彦さん。

 

そして、隣でマイクを持っているのは、鈴のような声とさわやかな語り口で進行を務めた、フリーアナウンサーで森ノオトリポーターでもある高橋陽子さんです。

100名を超す皆さんで、「かんぱーい!」

 

さて、美味しいフードの出番です。こちらのピザは、ウィズの森で出た端材のプレートにのったピザ。ウィズの森の隠れたアーティストで料理人?の村田さん(本職は現場監督さんですよー!)によるもので、この日ウィズの森のキッチンでせっせと焼いてくださいました。藤江惠一社長の畑で採れた野菜をトッピング♪

 

こちらは、地産地消のイタリアンの名店「ナチュラーレ・ボーノ」さんによるショートパスタ。地元の農家さんのお名前がズラリと書かれたボード、ご覧になりましたか? 地産地消って美味しい、新鮮、美しい!

プレゼンテーションタイムです。美人姉妹のウェブ会社「明日の株式会社」の村尾周三江さん、朋子さん。3月3日(日)に開催されるチャリティーイベントのご案内をいただきました。

美人のプレゼンが続きます! こちらは「秋田美人をつくるプロジェクト」のお二人です。青葉台で、なぜ秋田? そのヒミツはこちらの記事をクリック!? ほかにもたくさんの美男美女たちによるプレゼンが続きました。

持ち寄りのお料理、スイーツたち! 青葉台には多彩な方が多いですね。ノンシュガー・ノーエッグ・ノーミルクのものから、やさしいお砂糖や乳製品が使われているものまで、愛情たっぷりの美味しいお菓子が並びました。

ステージ近くには「なんでもPRボード」を設置。「お嫁さん募集!」「NPO会員募集!」「青葉台でこんな活動しています」「映画の上映会をします」……たくさんのメッセージが貼られていました。

宴もたけなわになってきたころ、子どもたちのためのお楽しみイベントが! 会場入り口付近では、パッションあおばプロジェクトによるわた菓子つくりが体験できるブースが。子どもたちは大喜びで長蛇の列をつくっていましたよ。

こちらはハンバーガーの名店「COCOCHIバーガーズ」さんからの差し入れ! 100%ビーフのジューシーなハンバーガーが飛ぶようになくなったのは言うまでもありません(笑)。


あっ!! ここにいるのはサンタクロース!? 子どもたち釘付けです……。そう、田奈町のアットホームな英会話スクール「English from the Heart School」のStuさんが、子どもたちに英語絵本の読み聞かせをしてくださいました。生きた英語にふれて、子どもたちの表情がみるみる輝いていきました。


そして、突如現れた、方言バンド(?)トーライの高鳥佑太さんによる飛び入りライブ! 秋田音頭がウィズの森に響き渡りました。リハーサルなし、音響なしの厳しいステージ(笑)でしたが、観客の心をわしづかみにして、佑太さん、青葉台の人気者の仲間入り!? namaotoプロデューサーの新谷竜輔さんへのラブコールも!


そして、トリを務めたのはこちらのお方、ウィズの森の玉置哲也さん。しっとりとオリジナルソングを披露してくれました。森ノオトが生まれる前から、企画、調整、運営に奔走してくださった玉置さんも、もりたろうの生みの親の一人です!

この日、この場にいなかった、ウィズの森の藤江社長。本当はわたしたちが一番感謝の気持ちを伝えたかった方。森ノオトの立ち上げに際し、これまで物心両面でご支援いただき、「青葉台からオーガニックにつながる地域社会をつくろう」と、常にビジョンを示してくださっていました(当日、畑作業をしている間にぎっくり腰になってしまったのです……何とも、「らしい!」)。

 

でも、主役がいなくても、これだけのエコな人が地域でつながり、笑顔で、有機的な時間を共有できているということ自体が、まさに藤江社長の思い描いていた夢そのもの。そして、この関係がこれから地域で健やかに育っていくことが、森ノオトに課せられた役割なのかもしれません。

 

パーティーのリポートをしながら、改めて、このNPO設立記念パーティーも、森ノオトそのものも、地域の方々と一緒につくってきたものなんだなあ、と感じました。本当に、皆さんに、心から感謝いたします。

 

お料理も、それぞれのご活動も、十分にご紹介しきれず、申し訳ありません。でも、会場にいらっしゃった皆さん方の笑顔が、何よりもの私たちへの応援メッセージで、その重さを感じるとともに、それを励みに楽しく活動して参ります。

 

「自然と調和し有機的で持続可能な地域社会をつくる」という航海図を手に、遠路を見据えながらやさしくたくましい地域のプレイヤーたちが乗るNPO法人森ノオト・もりたろう号、無事に出航しました! これからも森ノオトをどうぞよろしくお願いします!

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この記事を書いた人
北原まどか理事長/ローカルメディアデザイン事業部マネージャー/ライター
幼少期より取材や人をつなげるのが好きという根っからの編集者。ローカルニュース記者、環境ライターを経て2009年11月に森ノオトを創刊、3.11を機に持続可能なエネルギー社会をつくることに目覚め、エコで社会を変えるために2013年、NPO法人森ノオトを設立、理事長に。山形出身、2女の母。
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