今のうちに、ギラギラ太陽をキャッチして、ソーラークッキングを楽しんじゃいましょう! 今回は、簡単におかずの一品にもなってしまう、とっても嬉しい「ホイル蒸し」のご紹介です!
これまでの実験の結果、私たちが使ってきたダンボール製やお手製のソーラークッカーでは、水を媒介して食材に熱を通そうとすると、とても時間がかかることが分ってきました。それでも何かできることを模索してたどり着いたのが、今回ご紹介する「ホイル蒸し」です。
「ホイル蒸し」は、レシピにするまでもない超簡単料理。
しかもソーラークッキングでは、ホイルに包んでソーラークッカーにセットするだけです!
例えば……アスパラをホイルで包んでソーラークッカーにセットします。
*ホイルは、ホームセンター等で手に入る黒ホイルが理想ですが、なければ、普通のアルミホイルでもOK! (黒ホイルの方が多少早くできあがります)
日差しのある日なら、すぐにソーラークッカーからいい香りが!
初トライで1時間待たずにアスパラのホイル蒸しができあがりました。
美味しいハーブ塩とオリーブオイルでそのまま食卓へ!
パプリカは、「ホイル蒸し」した後レモンとオリーブオイルとハーブ塩でマリネに!
かぼちゃなら、くし切りにして「ホイル蒸し」に。一見、熱が通りにくそうですが、日差しが強ければ1時間かかりません。ヨーグルトソースとクルミ、かぼちゃの種を散らせば立派な「かぼちゃサラダ」です。
所要時間はあくまで目安ですが、その日のお日様パワーと、ホイル蒸しをセットする時刻をどうするかで、短時間でつくることのできる秘訣があるようです。
これからは、太陽の角度も変わってくるので、日差しがあっても午後3時を過ぎると太陽のパワーは弱まります。今日は朝から快晴! という日は、早めにホイルをセットして、10時から14時までに調理を仕上げるのが最も効率よくソーラーパワーを活かせます。
それから、忘れてはいけないのは、お日様の向きに合わせてクッカーを動かすこと! ひまわりが太陽の向きに合せて花を咲かせるように、クッカーも太陽に合わせて調節してあげてください。
さぁ! ここで料理担当・かよ一番のオススメレシピをご紹介!
【野菜のホイルチーズ焼き』
<材料>
玉ねぎ、ミニトマト、ピーマン、えのき、チーズ、塩、こしょう、オリーブオイル……分量はすべて適量です
<つくりかた>
(1) アルミホイルにスライスした玉ねぎ、半分に切ったミニトマト、細切りのピーマン、えのきをばらしてのせます。
(2) 上からチーズ、塩こしょう、オリーブオイルを回しかけます。
(3) アルミホイルをしっかり包み、ソーラークッカーにセット(*野菜から水分が出るので、黒いお皿があればその上にのせておくと安心です。なければ、ホイルから水分がもれないよう気をつけて包んでくださいね)。
(4) 1.5時間から2時間ほどで野菜がしんなりしてくるので、様子を見て野菜がほどよいやわらかさになったら引き上げて、ホイルを開きます。お皿に盛りつけて野菜から出たスープもこぼさず上からかけたら、美味しい“野菜のホイルチーズ焼き”のできあがり!
私もベランダで挑戦しましたよ!
黒ホイルが無かったので、アルミホイルに黒いテープを貼ってみました(*効果の程は未検証ですが、ちょっとは役に立ったかな? 黒いガムテープだと粘着面が溶け出してしまうので、使用には注意が必要です。今回は紙のテープを使用しています)。
タマネギを「ホイル蒸し」にしてみたら……ベランダでも見事成功! 野菜の下ごしらえにもなるし、これは便利! スライストマトと一緒にマリネしてみました。
お! いっちょまえ一品料理になった。家族にも大好評で思わずニヤリ。
どうです?「ホイル蒸し」
簡単便利で、思ったよりずっと早くできてしまう!
火を使わないから、小さい子ども達でも一緒にお料理できて、楽しいからきっと、お野菜をモリモリ食べてくれますね。
ここで紹介した野菜のほかにも、水分の多い野菜は「ホイル蒸し」に向いているようです。ぜひトライしてみてください!
これからの季節なら、栗、さつまいも、きのこ……きっと、美味しいこと間違いなし!? あー、考えただけでよだれが止まらない(?)、食欲の秋に突入です!
さぁ!太陽カモーンッ!!
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