昨年、青葉区役所地域振興課と森ノオトが初めてタッグを組み開催した「3R夢(スリム)なクッキング」講座。毎回10名ほどの方に参加していただき、旬の大根1本をまるまる使い切るレシピを紹介しました。そして、今年もまた、11月12日(水)から全6回にわたり、森ノオトならではの“もったいない、使い切りレシピ”を提案します。
ところで、「3R夢」とは、廃棄物のリデュース(発生抑制)、リユース(再使用)、リサイクル(再生利用)の3つのRを進める横浜市の取り組みを表したもの。3Rを推進して、ごみの総排出量とごみ処理に伴い排出される温室効果ガスを削減することを目指しています。
毎日家族のごはんをつくる主婦にとっては、特に“生ごみ”は悩みのタネではありませんか? 私たち森ノオトリポーターも同じで、日頃から生ごみを減らしたい、皮も含めてまるごと食べられる野菜を選ぶことはもちろん、捨ててしまう部分=「くず野菜」はできるだけ少なくしたいと思っています。しかし、そんな“悩みのタネ”でもあるくず野菜が実はとんでもない「宝の山』であることを発見したのです!
今回、「3R夢なクッキング」講座では、この「宝の山」にスポットを当てたいと思っています。そのヒントとなっているのは、森ノオトで連載中の「我が家のもったいないレシピリレーvol.2」です。ここで紹介しているのは、料理をしていると必ず出る野菜の切れ端や皮を貯めておき、それらからとる美味しい“野菜ブイヨン”です。
この“野菜ブイヨン”には、さまざまな種類の野菜から溶け出した旨味が含まれており、とてもバランスのとれた美味しい出汁(だし)になります。さらに、栄養面においてもすばらしいのです。野菜の皮と実の間には豊富な栄養が含まれており、また大根や人参などの葉の付け根の部分は「生長点」ともいわれ、特に栄養価が高いといわれています。芽が出てくる「生長点」と聞くだけで、生命力に溢れていると思いませんか? こんなにすばらしい“くず野菜”(くず野菜というのもなんだかかわいそう……)を捨てるなんて、もったいない!
講座では、この「宝の山」を味わい尽くすブイヨンの取り方からはじまり、このブイヨンを使った料理をご紹介していきます。
先日、講座のメニューを決めるにあたり、森ノオトリポーター宅で試作を行いました。
講座のメニューの“基本”ともなるこのブイヨン。入れる野菜の種類や水の量によって若干味が異なるため、野菜のブレンドや最適な分量を決めていきました。そして、このブイヨンを用いた展開メニューの試作へと続きます。
今回の講座では、“野菜ブイヨン”の味を最大限に生かせる料理を紹介したいとの考えから、以下のメニューに決定しました。
◆講座のメニュー
・『野菜ブイヨン』の取り方
この野菜は使わない方がいい! といったポイントもいっぱい。
・食べるスープ
野菜だけでこんなにコクのあるスープができるの?! びっくりです。
・人参ごはん
炊飯器で簡単! 人参嫌いの子にもお勧め。
・かぶの簡単ピクルス
出汁がいいと素材が生きます。
講座では、まずデモンストレーション形式で各メニューのつくり方をご紹介し、その後、各班に分かれて実習していただきます。つくった後は、皆さんでの試食タイム。ここではご紹介しきれない野菜にまつわるお話やポイント、ごみの話についてもお伝えできればと思っています。栄養面だけでなく、どのメニューも美味しい! と自信をもってご紹介できるものばかりです。ぜひ、目で見て、手を動かしながら確かめていただければと思います。
参加費無料のこの講座、美味しい料理を学べてレシピもゲット、毎日の暮らしに持ち帰ってごみが少なくなり、環境負荷も減らすことができる、1回で何倍も「美味しい」特典付きです。ご応募、お待ちしております!
「3R夢(スリム)なクッキング」講座
日時:
11月12日(水) 藤が丘地区センター
11月13日(木) 奈良地区センター
11月19日(水) 若草台地区センター
11月21日(金) みすずが丘地区センター
11月27日(木) 美しが丘西地区センター
11月28日(金) 山内地区センター
各10:00-12:30
定員:各回12人 ※定員を超えた場合は抽選
参加費:無料
お申込み:往復はがきに、参加希望会場(1か所のみ)・住所・氏名・連絡先を明記のうえ、青葉区役所地域振興課資源化推進担当(〒225-0024 青葉区市ヶ尾町31-1)まで。
締切り:10月28日(火)必着
お問合せ:TEL 045-978-2299(地域振興課)
生活マガジン
「森ノオト」
月額500円の寄付で、
あなたのローカルライフが豊かになる
森のなかま募集中!