クラウドファンディングのプレゼントの目玉は、“あなたのまちでも!「本づくりワークショップ」開催コース”というもの。私たちは、地域を愛する住民たちが、地域を取材して地域の宝を発掘し、それを本にしていくことが、住民参加のまちづくりを盛り上げる一つの手法になると考えています。だから、『たまプラーザの100人』をつくって終わりにするのではなく、どこかのまちで、同じような動きを後押しできないかと思っていました。「まちづくり=本づくり」のバトンを手渡したい、そんな思いで企画したプレゼント。クラウドファンディング終了の前日に、なんと、たまプラーザの隣町・宮前区でまちづくり活動をしているグループの方々が、このプレゼントを求め、『たまプラーザの100人』に投資してくださったのです。
私たちは『たまプラーザの100人』をつくる中で、たくさんの人たちに出会いました。取材記者の方々は、たまプラーザでまちづくり活動に奔走している人ばかりでなく、小さな赤ちゃんを抱えた主婦、友達に誘われてきた女性など、総勢26名が集まりました。本に登場する100名は、2014年3月と4月におこなったワークショップで募りました。実はたまプラーザに住む芸能人、著名な作家さんから、全国に名を轟かせる有名レストランや洋菓子のシェフ、ダブルダッチの世界的ヒーロー、雑誌やテレビに引っ張りだこの料理家さんなど、活躍が著しい方だけでなく、地域に密着した子育て支援活動をしている方、小学生の放課後を見守る方、長年地域の防災活動に尽力してこられた方、アイデアと行動力あふれる商店会長さんたち、たまプラーザの開発間もないころの姿を知る方など、「多種多様な人が住むまち」そのものとも言える本ができあがりました。
本の完成後も、この本がきっかけでつながったママ起業家の方々がコラボの企画を開催したり、取材が縁で仕事につながった方がいたり……と、「本づくり」は人と人をつなぎ、まちを活性化する大きな可能性があるのだなあと感じました。
たまプラーザだからこれだけ魅力的な人が集まったのでしょうか? もちろん、たまプラーザはまちも人も、とても素敵で、その奥深さは一言では表現できないのですが、実はまちの数だけ同じように、魅力的な本ができあがるのではないかと、私は思っています。
次に「本づくり=まちづくり」に挑戦するのは「宮前まち倶楽部」の皆さん。女性中心のグループで、宮前区のまちづくりにさまざまな形で関わっている方々です。例えば、宮前区へ転入してきた方向けの情報誌「ぐるっとみやまえ」の発行に携わってきた方、宮前区のプロボノ活動を紹介したり、「英語倶楽部」を主催する方など、コアメンバーの方とお話しするだけでも、「こんなに多彩な地域活動があるのか!」と、ワクワクしてきます。
6月22日に、宮前まち倶楽部の辻麻里子さんのお宅に招かれて、『たまプラーザの100人』の概要説明をおこなった際に、すでに皆さん方が用意していたキーワードを聞いて、驚かされたものです。
「地元で輝く“絶滅危惧種を探す&生かす」
「宮前区の人の価値を可視化する」
……何度も何度も議論して積み上がってきた、たくさんの言葉と思いに感動しました。
プロジェクトメンバーの笠原千恵子さんは「宮前区は外からやってくる流入人口が多いけれど、子どもたちにとってはここがふるさとなので、子どもの未来に、ふるさととして親しめるまち、愛しいまちを残していきたい」と話してくれました。
8月31日(月)に、宮前市民館で“こんなところに!「みやまえ人(びと)」みんなで発掘ワークショップ”が開催されます。北原はじめ、『たまプラーザの100人』チームが集結し、ワークショップをサポートします。参加費は無料、先着30名様まで。お子様連れも歓迎だそうです。ワークショップ後はみんなでランチも……と、仲間づくりも楽しめそうですね。
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「私たちの住むまち“宮前区”をもっともっと好きになるために
宮前区で活躍する&頑張る&楽しんでいる
そんな大切にしたい人々を「みやまえ人(びと)」と名付けました。
あなたの知っているイチオシの「みやまえ人(びと)」、
その魅力あふれる素顔を紹介&シェアしていきながら、
宮前区の新たな魅力を見つけませんか?
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“こんなところに!「みやまえ人(びと)」みんなで発掘ワークショップ”
日時:2015年8月31日(月)10:00-12:00
場所:宮前市民館 第3会議室
参加費:無料(先着30名様)
託児はありませんがお子様同伴OKです。
申し込み・問い合わせ先
宮前まち倶楽部
TEL 044-855-8423(担当:齋藤、辻)
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