新しい物件が完成する間際になると、そわそわする私。
「あそこ、イメージ通りかな?」「きれいに仕上がっただろうか?」「お施主さん喜んでくれるといいな」「あの空間で楽しい暮らしができるといいな……」そんな思いや心配事が、どんどんあふれ出てきます。
今、そわそわしているのは、たまプラーザのマンションリノベーションが来週完成予定だから。いよいよ引き渡しまで1週間ちょっと、完成見学会まで2週間となりました。
先週末は、お施主さまご家族やショセット建築設計室のメンバーで窓枠などの塗装をDIYで行いました。
大人たちがもくもくと塗装に励む中、子どもたちは広いバルコニーでシャボン玉遊びをしたり、走り回ったり。今回は細かい塗装だったので、子どもたちの力は借りられませんでした、残念。
お施主さまのご主人はとても丁寧に美しくオイル塗装します。ご主人のお父様もお孫さんのために手作りでブランコなどを作ってしまうほど、器用で何でもDIYしてしまうとか。
今回のリノベーション後はこんな感じ。
一番の特徴は閉鎖的だったキッチンの壁を壊し、対面式のキッチンにしたこと。奥行のあるキッチンなので、お子様と一緒にお料理をすることができます。
キッチン上部には飾り棚としても使える吊り棚を設置しました。
完成見学会では、初めましての方とお会いすることが多く、設計事務所とリノベーションをすることについて、お話をします。今はマンションリノベーションというと、リノベ済み物件の販売が増えたので、設計事務所に依頼することとの違いをご説明するようにしています。日頃リノベーションで疑問に思っていることや、聞いてみたいことなど、どんどん聞いてもらいたいな、と思って開催しています。
また、前回オープンハウスで初めての試みとして開催したのは「建築に興味のある子どものためのお家探検ツアー」。集まった6人の子どもたち(たまたま女の子ばかり)の、興味津々に話を聞く真剣な眼差しに、私たちも大いに刺激を受けました。
今回もこの、子どものためのツアーを朝9時から開催予定です。
建築には日頃の学校の勉強につながる要素が多いと感じています。例えば、建築図面を読むのに必要な縮尺は、6年生の算数で習う比を使います。窓にできる結露の起こる仕組みは4年生の理科です。建物の本質は縄文時代の竪穴住居にあり、これは6年生の社会です。こんな詳しいことも学年関係なく少しずつ伝えていきたいな、と考えています。
今回は、ソニー株式会社さんからLife Space UX(http://www.sony.jp/life-space-ux/introduction/)シリーズの中のポータブル超短焦点プロジェクターをお借りします。これを使って建築図面を書いてみたり、内装素材について学んでみたりと、ちょっと面白い試みをする予定。
小学生以上のお子様で、6名限定にはなりますが、興味のあるお子さんは、鉛筆を持ってたまプラーザへいらしてください。
ショセット建築設計室は小さな設計事務所なので、オープンハウスをするのは年間3回程度です。中には工事が延びて開催できないこともあるので、開催できるのは、私たちにとって貴重な機会。そんな機会に、多くの方と出会えたらとても嬉しいです。
お時間ありましたら、4月29日(金・祝)のゴールデンウィーク初日はぜひたまプラーザのリノベーションを見に来てください。
たまプラーザのマンションリノベーション:完成見学会(要予約)
2016年4月29日(金・祝)
9:00-10:00(小学生以上のお子さま向け)
10:00-17:00(一般向け)
開催場所 / 横浜市青葉区美しが丘5丁目
※個人邸のため、ご予約いただいた方にのみ、詳しいご住所をお伝えしております。
アクセス / 東急田園都市線「たまプラーザ駅」徒歩4分
<ご予約方法>
090-5614-3047(担当:山川)までお電話いただくか、
ショセット建築設計室HP(http://chaussette-archi.com/)からお申し込みください。
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