ピアノって楽しい!1番大事なことを教えてくれる「HIBIKI PIANO」
自分でも気付かなかった感情を引き出して、楽しくなったりしみじみとしたり、心の隙間を埋めるように、強く優しく流れてくる大好きな音楽で、体と心を揺らすことが至福の時です。
そんな、気持ちに寄り添った「音楽」を教えてくれるピアノ教室があると聞いて、わくわくしながら訪れた藤が丘の「HIBIKI PIANO」。そこは、先生と生徒たちの音楽への想い溢れる楽しいピアノ教室でした。

東急田園都市線藤が丘駅から歩いて5分ほどのマンションの一室にあるHIBIKI PIANOさん。4階まで階段を登り、403号室を探します。

あまり主張し過ぎない、優しい木の小さな看板が出迎えてくれました。

心地良い空間で音楽を…という思いも伝わってくるような看板

前山宏彰さんと片桐道子さんがHIBIKI PIANOの先生です。

ピアノの先生……とだけではくくることができないお二人の活躍もHIBIKI PIANOの特徴です。

片桐さんがHIBIKI PIANOの講師になったのは2015年の4月からです。

すでにこどもから大人まで20名の生徒さんを抱える、大人気の先生です。

片桐さんがピアノを始めたのは小学校1年生の時。「周りにピアノを弾ける友達が何人かいて、いつも羨ましく、自分が弾けないことがとても悔しかった」と言います。両親に土下座してピアノを習わせてほしいと頼んだそうです。

負けず嫌いでまっすぐな気持ちをぶつけ、音楽に対する情熱や、いい意味で意地のようなものが、片桐さんのエピソードから伝わってきます。

「レッスンは体力勝負です。頭を使って、弾いて、喋って、歌って。その中できちんと内容のある音楽を教えられるように、今は必死です。究極のところ、音楽なしでも大丈夫くらいの信頼関係をもってレッスンしたい」。生徒さんと同じ熱量を持って講師をする一方で、片桐さん自身もライブ活動や動画配信などプレイヤーとしても精力的に活動しています。

音楽への情熱と知識を持ち、自分のものにしたいと研究心を忘れない努力家。プレイヤーとしての活躍は、生徒たちの憧れでもある

HIBIKI PIANOを立ち上げ、約60名の生徒さんを抱える前山さんは、数にしてドイツの20倍もあるという日本のピアノ教室のあり方に疑問を抱いていました。

「スポーツでは1位、2位と差がつきます。でも音楽は1位と1位が共存出来るし、1位と100位であってもその良さを持ち寄って楽しめる。みんな一緒じゃなくても良いし、アプローチはたくさんある。先生が外に出て活動することを生徒たちも喜んでくれて、先生ってさ、何気にすごいよね! と自慢に思ってくれる。自分も、生徒も一緒にクリエイティブで、楽しい! と思える音楽を追求していくことが大事だなと思うんです」

今年初夏に公開となる映画『トモシビ』の劇中音楽を担当する前山さん。普段となりで一緒に笑いながらピアノを教えてくれている先生の違う一面を見た時、その活躍はきっと、生徒さんの心を踊らせるだろう。色々な角度から音楽の楽しさを伝える名手

私は、子育てについても同じような考えを持っています。親と子という枠にとらわれずに、同じ目線で物事を楽しむこと、時には少し先に立って、ここはこんなに楽しい場所なんだよ! と見せてあげることが、こどもたちにとって、分かりやすく腑に落ちる幸せの伝え方だと思いながら日々過ごしています。

HIBIKI PIANOの教室のあり方は、まさに私の考えていることと同じだと思いました。「もっと曲作りをしたい、演奏がしたい。これからは、音楽で食べていこうとする人たちと、地域のおもしろい人たちとのつながりを、HIBIKI PIANOを軸に広げていきたい!」……そうやって夢を語ることや、大人だってこどものように楽しんでいいのではないか、そんな大人を見て、こどももきっと楽しくなる

決して上手くないものの、ピアノもギターも弾くことが大好きな私。取材と一緒にお願いした体験レッスンでは、そんな話をふと聞いていた前山さんが、ギターコードをピアノに置き換えて弾く術を教えてくれました。生徒さんのやりたいことを汲み取り、楽しく音楽を! というHIBIKI PIANOの想いをバシッと見せつけられて、ときめいてしまいました。

基礎をきちんと、でも楽しさを必ず添えて進んでいくHIBIKI PIANOのレッスン。そんなピアノ教室で、大好きな音楽を習えたらいいなぁと思ったのでした。

HIBIKI PIANO CONCERTの舞台に立つ生徒の写真。緊張しながらも「音楽を楽しむ」という大事なことを忘れていない

複数人数での連弾がHIBIKI PIANOの持ち味でもある。音楽を誰かと一緒につくるという楽しさも教えてくれる

クラシックをベースに、音楽について熱心な研究家であり華のあるプレイヤーの片桐さんと、ジャズが母体で、音楽を作っていくこと、生みだすことを得意とする前山さん。お二人の重ならない世界観がHIBIKI PIANOの魅力であり、HIBIKI PIANOの音楽の面白さでもあるのかもしれません。

負けず嫌いの片桐さんだが、前山さんに対してはその思いをぶつけない(笑)。ジャンルが違うことでお互いの良さを認め合い、生かし合うことが出来る。そんな先生たちの尊重し合う姿勢も頼もしい

私がした最初の質問は「どうして音楽をやられているんですか?」でした。音楽を奏でる、生みだすということに、尊敬の念も込めての質問だったのです。

返ってきた答えはお二人とも「当たり前に、そこにあるから」でした。

いや、その当たり前にあるものを楽しめたら、最高じゃないですか!

2015年の「あおばを食べる収穫祭」で見せてくれた、大迫力の連弾は、これまでのピアノ教室の概念をくつがえす熱量あふれるライブ感で、藤が丘駅前公園に訪れた人たちに衝撃を与えました。HIBIKI PIANOのコンサートのDVDを観ましたが、そのステージはいわゆるピアノ教室の発表会のような「型」にはまらず、まるでジャズライブのようでもあり、目で見ても楽しいパフォーマンスに、思わず立ち上がって体を揺らしたくなるような情熱的なものでした。

音楽ってこんな風に楽しむことが出来るんだと思わせてくれるピアノ教室が「HIBIKI PIANO」です。こどもの「楽しい!」を、大人の「おもしろい!」を、見て、聞いて、感じて、自分の音楽を響かせてみませんか?

25日にはHIBIKI PIANO CONCERTがフィリアホールで開催されます。

毎回、弾くのも聴くのも楽しい! と思わせてくれる仕掛けがいっぱいです。

詳しいお問い合わせはHIBIKI PIANOまで。

Information

HIBIKI PIANO

横浜市青葉区藤が丘2-13-3 403

045-350-9255

http://hibikipiano.jp/

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この記事を書いた人
羽田麻美ライター卒業生
福岡県北九州市出身。明るくてみずみずしい感性、元気いっぱいフレッシュな笑顔の持ち主で。お母さんであることを楽しみながら、カラダにやさしくておいしいごはんを食べること、楽しく丁寧に暮らすことを心がけている。時々森ノオウチで「腸セラピー」を開催し、みんなに癒しと安らぎを与える存在。
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