12/6(水)こんにゃくを芋から手作り? 農家のお母さんにお正月料理を習おう!
しなやかに、たくましく、つつましく、自立した生き方をつくってきた「農家のお母さん」。横浜市青葉区で代々農家を営む三澤家の百合子さんは自宅に工房をつくり、「浜なしの焼肉のたれ」や「ジャム」など、旬の作物を加工して販売してきました。2017年12月6日(水)、百合子お母さんに、こんにゃく芋からこんにゃくをつくり、お正月料理を学ぶ講座を開催します。
(2016年9月17日の記事を再編集しました)

こどもの国すぐ近くに、青葉区で代々続く農家があります。三澤家のお嫁さん・百合子さんは、工房「口福」を立ち上げ、ラズベリーや桑の実のジャムや、梅の甘露煮などの加工品や、規格外の浜なしを焼肉のたれにして販売しています。(写真:大西香織)

こどもの国の牧場口駐車場からすぐ、住吉神社の社叢林(しゃそうりん)が広がるすみよし台・奈良町は、青葉区でも数少ない鎮守の杜が残る緑豊かなエリアです。その緑に連なるように、古くからの農家が点在するこどもの国エリア。なかでもひときわ古い農家が三澤家で、お宅にうかがった際に、築150年はゆうに越す古民家の堂々たる柱梁に目を奪われてしまいました。

「昔は2階でおかいこさん(養蚕)もやっていたのよ」

と、にこやかに現れたのが、三澤百合子さん。農家のお嫁さんとして、総面積約2町歩(約6000坪)もの田畑と果樹農園を切り盛りして、自宅に併設している工房「口福」では季節の果樹や作物をジャムなどに加工して販売する、スーパーお母さんです。

 

 

 

8月初旬から9月下旬までは、浜なしの出荷のピーク。幸水、豊水、新水の浜なし3品種に加え、特定のお客様の声に応えて明水や菊水、長十郎なしなどを栽培している三澤家。ブランドなしとして有名になった浜なしには、毎年お得意様が多くついていますが、どうしても流通にのりにくい、キズがついたり形が小さいなどの規格外のなしを生かすことができないかと、百合子さんが15年ほど前に考えついたのが「浜なしの焼肉のたれ」です。

「以前、りんごで焼肉のたれをつくるレシピを見て、それならば浜なしでもやれるんじゃないか、と思ったんです。試しにつくってみたら、周りの皆さんに大好評で。それから毎年、浜なしの出荷の合間に工房で焼肉のたれをつくって、JAの直売所などで販売しているんです」(百合子さん)

材料も極めてシンプルで、浜なし、玉ねぎ、にんにく、しょうがに調味料。いずれも、三澤家の畑で採れるものでつくられています。

 

百合子さんの工房でつくる「浜梨の焼肉のたれ」。とてもジューシーでフレッシュな味わいは、一度食べたらやみつきに

百合子さんからいただいた浜なしの焼肉のたれで、料理をしてみました。とてもジューシーで甘みがあって、果肉感たっぷり。焼肉だけではもったいない! というのが正直な実感です。シャキシャキレタスとトマトのサラダにたっぷりかけたり、冷奴にかけるのも美味しかったです。

三澤さんを紹介してくださったナチュラーレ・ボーノのオーナー・植木真さんは、「三澤さんの焼肉のたれは、ガスパチョの隠し味として使っています。味わいが深まってとても美味しいですよ」と。

トマトの冷製スープに焼肉のたれ! なんとも斬新ですが、さわやかな酸味と甘みは確かに夏の料理に合いそうです。

三澤さんは「植木さんは月に2回ほど、お米や野菜を取りにくるのだけれども、芋がらや切り干し大根やらを素敵なイタリアン料理に変身させてくれて、本当に驚かされます」と、感心しきり。地元の農家さんとレストランの幸せな関係がじっくり育まれているのを感じるエピソードです。

 

母屋の土間でくつろいでいると、大きな柱梁に囲まれ、安心感に包まれる。土間の奥には百合子さんの工房「口福」がある

百合子さんは、神奈川県の生活技術指導士としても、多忙な日々を送っています。こんにゃくやおまんじゅう、お豆腐づくりなどを、農家のお嫁さんや一般の方々に向けて教えているほか、地域の小学校や幼稚園の子どものために、農業体験の受け入れもおこなっています。

 

「近所の3つの小学校の生徒さんを、毎年4-5回受け入れています。育ったなしを収穫するだけでなく、受粉や摘果、最後に畑の片付けなども手伝ってもらうことで、作物ができるまでのプロセスを一年かけて感じてもらいます」(百合子さん)

 

年に4-5回、3校の小学生を受け入れるのは、日程調整から準備、後片付けまで、想像するだけでたいへんな仕事だと感じます。だけど、「青葉区でも奈良町や恩田エリアは、都市部でも農業が身近で、野菜や果物が育つのを目の当たりにできる、恵まれている環境だから」と、子どもたちのために労を惜しまない百合子さんの姿に、頭が下がるばかりです。

 

百合子さんの工房では、焼肉のたれだけでなく、桑の実やラズベリーのジャム、梅の甘露煮、ヤングコーンの瓶詰めなど、さまざまな加工品をつくっている。JAの直売所などで手に入れることができる

森ノオトでは10月に、百合子さんを講師に招いて、「浜なしの焼肉のたれ」の作り方を学ぶ「地産地消の調味料講座」を開催します。地域の農家さんの秘伝のたれづくりを学びながら、浜なしの味わいたっぷりの美味しいレシピを味わいませんか。

Information

【農家のお母さん発!横浜の地産地消を未来につなぐ体験講座 第5回】

平成29年度 横浜市経済局消費生活協働促進事業

講師のお話・テーマのクッキングのデモ・試食

「手作りこんにゃくと正月料理」講師:三澤百合子さん

日時:2017年12月6日(水)10:00~12:30

会場:アートフォーラムあざみ野3F 生活工房

(横浜市青葉区あざみ野南1-17-3)

横浜市営地下鉄ブルーライン、東急田園都市線「あざみ野駅」より徒歩5分

料金:2,500円

定員:15名

持ち物:筆記用具

申し込み方法:参加希望回 、氏名 、生年月日 、住所 、電話番号 、E-mailアドレス 、参加動機 を記入の上、event@morinooto.jp まで、または下記のフォームからお申し込みください。

アートフォーラムあざみ野での開催の場合、予約制で託児を利用できます。開催日の4日前の17時までに「子どもの部屋」までお問い合わせください。なお、託児は12:00までとなりますため、講座の試食タイム前にお子様をお迎えに行っていただき、生活工房でお食事を召し上がっていただきます。
http://www.women.city.yokohama.jp/find-from-p/p-nursery/

主催:特定非営利活動法人森ノオト

〒227-0033 横浜市青葉区鴨志田町818-3

TEL:045-532-6941/FAX:045-985-9945

共催:アートフォーラムあざみ野(男女協働参画センター横浜北)

後援:横浜市環境創造局、JA横浜

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この記事を書いた人
北原まどか理事長/ローカルメディアデザイン事業部マネージャー/ライター
幼少期より取材や人をつなげるのが好きという根っからの編集者。ローカルニュース記者、環境ライターを経て2009年11月に森ノオトを創刊、3.11を機に持続可能なエネルギー社会をつくることに目覚め、エコで社会を変えるために2013年、NPO法人森ノオトを設立、理事長に。山形出身、2女の母。
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