2019年1月12日(土)、区民の皆さんの「好き」「得意」を持ち寄った、楽しい「マイ屋台」が集まります!
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- 剪定されたローズマリーのリースやスワッグづくり
by チッチェーノ・デッケーノ
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- いろんな種類のハチミツのテイスティング
by はちみつぶんぶん
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- 我が家で育った花の苗、もらってくれる人大募集!
by花先案内人〜花の里親さがします〜
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- 学校の花壇づくりの経験から、花の育て方アドバイスします
byきうえやさん
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- 花や自然に関連したジャズやボサノバの歌を弾き語りします
by花うた屋(黒田ナオコ)
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- 刺し子でお花のコースターをつくろう
by刺し子屋さん
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- みんなで文章フレーズをつなげて、ものがたりをつくろう
by葉っぱのものがたり製作所
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- 日本文学や和歌に出てくる花や緑をしおりで表現しよう
byことの葉の森
- 日本文学や和歌に出てくる花や緑をしおりで表現しよう
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- 茶道の茶花を眺めながら、桜茶を飲んでほっこりしましょう
byきまま茶ろん
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- ハーブをさわって香りを感じ、他のブースにハーブを持ち込んで楽しもう
by小川ハーブ店
- ハーブをさわって香りを感じ、他のブースにハーブを持ち込んで楽しもう
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- 花を髪飾りにしたり、花で創作して、楽しもう!
byもりのアート屋さん
- 花を髪飾りにしたり、花で創作して、楽しもう!
- 花の柄の端切れを用意します!好きな布を持ち帰ってね!
by葉ぎれ屋さん
この、数々の「お店」に、読者の皆さんはどんな想像をふくらませるでしょうか?
森ノオトが青葉区役所と協働でおこなっている「フラワーダイアログあおば 〜花と緑の風土づくり〜」1月のテーマは「花と緑のシェアカル! フラワーバスケット」です。その「フラワーバスケット準備ワークショップ」が12月8日(土)に青葉区役所4階会議室でおこなわれました。ファシリテーター(進行役)は、たまプラ・コネクトの藤本孝さんです。
藤本さんはシェアするカルチャー「シェアカル」というイベントをたまプラーザで定期的に開催しています。「シェアカルは、得意なこと、好きなことをみんなとシェアする。新しいことをみんなとシェアするというコンセプトで始めました。カルチャーセンターとの違いは、本業=商売を持ち込まず、得意なことをシェアする感覚で、結果的に地域のタレント(才能)を発掘したり、地域のみんなで体験することで仲間や世界が広がっていくことです」と話しました。
たまプラーザ発祥のシェアカルを青葉区全体に広げ、「花と緑」に関する切り口でやっていこう、というのが今回の「フラワーバスケット」の趣旨です。
たまプラーザのシェアカルの常連、アトリエ・デルフィの里井美由紀さんがこの日のもう一人のゲスト。「店を構えてお客さんを待つのではなく、お花が必要なところに届けていきたいというコンセプトで21年間花屋を続けてきました。シェアカルでは多肉植物の寄せ植えを教える形で出店しています。地元のイベントに出ていくと、花の仕事だけでは出会えなかった人たちとたくさん会えるようになりました」と、シェアカルを通じて広がった世界について話してくれました。
里井さんは今年の11月、チッチェーノ・チッタという「子どものまち」を主催しました。子どもたち自身が自分の得意分野を持ち寄ってつくる「お店」が集まり、地元の大人たちが協力して八百屋や花屋、警察や郵便局などの体験を提供し、子ども自身が自らの体験として商売を経験していく、そんな場をつくりました。
「チッチェーノ・チッタでは、子ども自身が変身グッズレンタル業を営んだり、自分でつくったキャンディレイを販売したり、大人の出店者も子どもの出店者も混じり合って、たくさんの人が集まって地域の交流が深まりました。私の花屋でも子どもたちが数カ月かけて準備をして、大人の力を借りなくても当日は店を切り盛りできるほどになりました。この経験を“フラワーバスケット”でも継続していけたら」と、今回、チッチェーノ・チッタの子どもたちと一緒に出店してくれることになりました。
続いて、参加者がそれぞれ「自分のやりたいこと」「自分の好きなこと」を形にする「マイ屋台」をつくるためのワークショップをおこないました。
今回、マイ屋台をつくるための約束事として、藤本さんは以下の3つを提案しました。
(1) 自分のやりたいことをやる
(2) 無料でやる
(3) 自分が楽しむ
「1月12日(土)に、青葉区役所1階の人が通る空間で、それぞれが自分の好きなこと、やりたいことをやるなかで、いろんな人と話すきっかけが生まれ、仲間が見つかるのでは」
そんな藤本さんのアドバイスをもとに、参加者それぞれが自分のやりたい「マイ屋台」を書き出すワークショップが始まりました。
いちばん初めに屋号が決まったのは、小学生グループです。「チッチェーノ・デッケーノ」という名前で、剪定で出たローズマリーをリースやスワッグにするワークショップをおこなうことになりました。
「我が家の庭の手入れをしたら、ローズマリーの剪定枝がたくさん出ちゃったの。子どもたちにワークショップで生かしてもらえたらうれしいわ」と、ローズマリーを提供する谷幸子さん。
青葉区在住のジャズシンガー・黒田ナオコさんは、「自然の情景をあらわしているジャズやボサノバの曲を歌おうかなと思います。音楽があれば場の空気もよくなるし」と話しました。屋号は「花うた屋」です。
すすき野団地在住の小柴健一さんは「団地でニホンミツバチを飼いたいんです……」と話し始めました。周りのメンバーからは「今回は何を出店するかを考えるワークショップなので、来場者が楽しめる企画をつくってみては」とアドバイスを受け、「じゃあ、はちみつの食べ比べをやってみたいな」と思いつきました。屋号は「はちみつぶんぶん」に決まりました。
小学校の放課後キッズクラブで花壇の指導をしている方は、花の植え方などについてのアドバイスをできますよ、と話せば、自宅で育てた花が増えたので苗を持ち込んで里親として育ててくれる方を探そうというアイデアも。
日本茶インストラクターの徳地誉子さんは茶道と日本茶を掛け合わせたブースをつくりたいと言えば、花農家の森愛子さんは「花を髪に飾ったり、花の絵を描いたり、花をテーマに表現できる場をつくりたいな」と、イメージをふくらませます。
森ノオトのなかまでもありハーブ農家の小川穣さんは「ハーブを乳鉢ですって香りを楽しんでもらったり、ハーブを他のブースに持って行って何かおもしろいコラボができたらいいな」と、ハーブと花のコラボを目論んでいる様子です。
森ノオトのなかまの山本久美子さんは、地域活動で出会った福祉作業所の「刺し子のふきん」に惹かれて、その紹介をしつつ、「刺し子を体験できる場」をつくりたいと考えています。
森ノオトライターで絵本の世界に夢中の山田麻子さんは、友人と一緒に「花と緑をモチーフにした文章を、参加者でつなぎ合わせて、一つのものがたりをつくりたい」と、みんなでつくる世界を楽しみにしています。同じく森ノオトライターで日本文学に造詣の深い南部聡子さんも、日本文学や歌集に出てくる花や緑を題材に、オリジナルのしおりをつくるワークショップを企画中です。
参加者のアイデアに触発されて、森ノオトでも一つ、ブースを出すことにしました。名付けて「葉ぎれ屋さん」。寄付布でつくるアップサイクル布雑貨の「AppliQué(アプリケ)」には、たくさんの花柄の布があります。商品には使えなくなった端切れを「葉ぎれ」として、来場者に提供します。
さて、どんな1日になるのでしょう、「フラワーバスケット」。花や緑に関わる「特技」を持ち寄り、誰もが無料で体験(シェア)できる、ユニークなアートイベントになりそうです。お子様連れも大歓迎です。ぜひお運びください。
フラワーダイアログあおば
花と緑のシェアカル「フラワーバスケット」
日時:2019年1月12日(土)10:00〜13:00(入場は12:00まで)
会場:青葉区役所1F区民ホール
参加費:無料
問い合わせ:NPO法人森ノオト
TEL 045-532-6941
E-mail info@morinooto.jp
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