ある日の夕方、スマートフォンがふるえ、LINEのアイコンに赤いバッヂが点灯しました。LINEに動画が送られていて、そこに小学校高学年の長女の姿が映っています。長女は玄関ドアを開けて靴を脱いで、ランドセルを玄関におろして、リビングに消えていきました。しばらくしたら、リュックを背負って外に飛び出す長女の姿が映し出された動画が送られてきました。おいお〜い、ランドセル片付けなよ〜。そんな苦笑を浮かべながらも、長女が元気に遊びに行ったことに、ちょっとした安心感を覚えました。
我が家に「インテリジェントホーム」(※)がやってきたのは2019年2月下旬。東急沿線のケーブルテレビ・インターネットプロバイダーとして知られるイッツ・コミュニケーションズ株式会社(以下、イッツコム)が提供する、便利で快適な暮らしをサポートするサービスです。外出先からスマートフォンのアプリを通して、家電のON/OFFをコントロールし、指定の場所に設置したカメラの映像を確認できます。
1カ月間のモニターとして、我が家がITを通じてどれだけ便利で快適に、そして安心と安全を得られるかを体感してみることになりました。
(※:インテリジェントホームはイッツコムの登録商標です)
■インテリジェントホームでできること(1) 留守宅の子どもの見守り
わたしは普段から仕事に忙しく、平日家に帰るのは18時半過ぎです。保育園からの帰り道、次女が寄り道すれば、あっという間に19時近くなってしまい、一人で留守番している長女が心配になります。
小学校高学年になった長女は、放課後キッズクラブ(小学生の放課後の居場所で、横浜市内の公立小学校に併設されている)には行かず、自分で友達と遊んだり、習い事に行ったりします。「しっかり者の長女だからきっと、大丈夫だろう」と思いつつも、いつ家に帰り、外出し、戻ってきているのか把握できずにいたので、親として多少の心配な気持ちがありました。
インテリジェントホームでは、家の固定の場所にカメラを設置し、留守宅の様子をスマートフォンのアプリ越しに確認することができます。とはいえ、四六時中モニターをのぞいているわけにもいかないので、我が家の場合は玄関先にIPカメラを設置し、玄関のドアが開いたらドア・窓センサーが反応し、映像を残すという設定にしました。
インテリジェントホームはLINEと連携しているので、ドア・窓センサーが開いたらLINEに映像が送られてきます。わざわざアプリを開かなくても、LINEに情報が飛んでくるのはとても便利だなあと思いました。
玄関にIPカメラを設置したことにより、主に長女の放課後の動きがよくわかるようになりました。学校から帰ってきて、ランドセルを置いて、習い事に出る。習い事から帰ってきて家に入る。そんな動きが目に見えて、親の不在時にもしっかりと過ごしていることがわかりました。家にいる時間が長ければそこで宿題をしたり、テレビを観ているのだろうと想像できます。親のいぬ間に友達を連れ込んでいることは今までに一度もありませんでした。近所に住む祖父母の家から帰る時は、おばあちゃんが玄関先まで送ってくれることもありました。
高い位置にカメラを置いたので、子どもがカメラを意識することがなく、本当に自然な帰宅時や外出時の姿を見ることができました。
■インテリジェントホームでできること(2) スマホから家電のON/OFF
もう一つ便利な機能は、LINEから一括でリビングの照明とエアコンのON/OFFを操作できるようになったことです。
日が暮れるころに照明をONにしておけば、留守時の防犯に役立ちます。これまでは常夜灯をつけていましたが、必要な時にスマホから操作できるので、常夜灯の必要がなくなります。
また、帰宅時、家の近くになったらLINEから照明をONにするという使い方もできます。真っ暗な家に帰ることもなく、温かい光が迎え入れてくれます。一緒にエアコンもついてしまうので、これから春先になり暖房が不要な時には、LINEの設定を変更しようと思っています。
■インテリジェントホームでできること(3) Google Homeによる家電コントロール
テレビコマーシャルなどでおなじみ、「OK Google」のキャッチフレーズ。Google アシスタント 搭載のスマートスピーカーに話しかけることで、瞬時に設定した家電をコントロールすることができます。
「OK Google, でんきつけて」と言えば照明が点灯し、
「OK Google, でんきけして」と言えば消灯し、
「OK Google, エアコンつけて」と言えば暖房がつき、
「OK Google, テレビつけて」と言えばテレビがつき、
「OK Google, 2チャンにして」と言えばNHKのEテレに切り替わる。
そんな具合です。
Google Home に真っ先に食いついたのは、4歳の次女でした。
私がためしに「OK Google, でんき消して」と言ったら、リモコンを使わないのに消灯します。上記のように、「OK Googleと話しかけ、次々と家電を動かしていきます。次女は目を輝かせて喜び、母と同じように、「OK Google」と連呼しました。彼女の声がけに応じて、忠実に照明の点灯や、テレビのON/OFF、音量の調節に応えてくれます。まるで彼女には魔法のように見えたのではないでしょうか。
すぐに長女もGoogle Home をマスターし、
「OK Google, 今日の天気は?」(天気を調べてくれる)
「OK Google, 150×200は?」(計算してくれる)
「OK Google, フランス語で“美味しい”ってどう言うの?」(翻訳してくれる)
「OK Google, グランドピアノの音を聞かせて」(音楽を聞かせてくれる)
などと、より高度な使い方をして楽しんでいます。
我が家では、玄関先のIPカメラと、玄関扉でのドア窓センサーにより、留守時の子どもの見守りと、リビングルームでGoogle Home よる家電コントロールの2つの機能を試してみましたが、IPカメラによって留守宅の安心・安全を確保することができ、家電コントローラーでは利便性を実感することができました。スマートフォンで家電の遠隔操作や、留守宅の見守りまでできるなんて、私が小学生だった30年前には想像もつかなかったことです。まさに「未来」が今ここにある、と感じた時間でした。
インテリジェントホームは、小さなお子さんが留守番する時はもちろん、高齢者の見守りにもすごくいいシステムだと思います。また、家事代行サービスや工事などによって留守宅に人がいるようなケースでも、安心を確保できます。
インターネットが通じてWi-Fi環境のあるお宅であれば、戸建て、集合住宅に関わらず、どんな住まいでも導入できるので、気になる方はぜひ問い合わせをしてみては。
【この記事はNPO法人とイッツコムの共同実験のPRとしてお届けしています】
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