NPO法人森ノオトと青葉区地域振興課が、台所から出る「ごみとなるもの」を減らして、食べ物を無駄なくおいしく使い切る「3R夢(スリム)なクッキング講座」を始めて7年目。今年は内容を大幅リニューアルして、初めての「冷蔵庫講座」を開催します!
講師は、マスターライフオーガナイザー®︎、リユースマスター®︎、片付け脳力®︎トレーナーの佐藤美香さん。お片付けのスペシャリストによる「ちょうどよい暮らしの会」として、横浜市男女共同参画推進協会(フォーラム)で連続講座をおこない好評を博しています。美香さんは中でも「冷蔵庫の整理術」を得意とし、多くの家庭の冷蔵庫をきれいにしてきた実績の持ち主です。
今回の「3R夢な冷蔵庫整理術」では、冷蔵庫を最大限に活用して食品ロス(食べきれずに捨ててしまう食品)をなくすことが目標です。
講座では、次の3点を重点的に学び、その日から「我が家の冷蔵庫が変わる!」ことにつながるはずです。
・冷蔵庫の機能や使い方を知る
・「自分に合った冷蔵庫を」考える
・すぐできることを見つける
「使いやすい冷蔵庫は、人によって異なります。自分がラクになる方法を見つけるヒントをお伝えしますよ」と、美香さん。数多くの家庭の冷蔵庫を見てきて、自身も日々料理をしている、暮らしの実戦からの「生きたノウハウ」を提供してくださいますよ。
「ヨコハマ3R夢(スリム)プラン」とは、2011年にスタートした横浜市のごみを減らす計画のこと。ごみを減らして資源を循環するためのキーワード「3R(スリーアール)」を、日々の暮らしから進めていこうというものです。2009年度に比べて、ごみと資源の総量を10%以上(13万t)削減し、地球温暖化の原因とされる温室効果ガスを50%以上削減する目標を掲げています。
ここであらためて、3Rの優先順位についておさらいです。
Reduce(リデュース)=排出抑制。ごみとなるものを持ち込まないこと。
例えば、コンビニエンスストアで買い物をする時に、レジ袋をもらわずにマイバックを持参することや、使わないのに無料だとついもらってしまう「おまけ」などを受け取らないことを指します。
Reuse(リユース)=再使用。繰り返し使うこと。
お祭りで飲食物を食べる時に提供されるプラカップや紙皿など、一度きりで使い捨てされる食器を使わずに、繰り返し洗って使えるリユース食器を使うことがリユースのいい例です。
Recycle(リサイクル)=再生利用。
ペットボトルを工場で再生して、化繊として洋服の材料などに新たに作り替えることなどを指します。
3Rの優先順位をおさえれば、料理の際に、まずは家庭で何から取り組めばいいのか、わかりますね。食べきれないほど買い込まない、食材を無駄にしないこと。週に一度、冷蔵庫に残った食材で料理をつくって空っぽにする、というのも一つの手です。
全世界で生産される食料の3分の1から2分の1が廃棄されています。日本の食品ロスは年間646万トン(2015年度)もあり、WFP(国連世界食糧計画)の人道支援は年間380万トンの倍近くあるという、とても「もったいない」状況です。
横浜市の家庭から出る燃やすごみの中には、年間11万1000トンもの食品ロスが含まれています。市民一人あたりにすると、年間約30kg、お金に換算すると年間2万2000円もの「もったいない」が発生していることにも驚かされます。4人家族だと年間8万8000円もの食べ物を捨てていることになり、さらにそれを燃やすことで、温室効果ガスを出していて(しかも税金を使って!)、それが異常気象の原因にもつながるとしたら、それこそ壮大な「無駄」になってしまいますよね。
我が家の冷蔵庫をすっきり整理して、食品ロスを減らすことは、自分の暮らしだけでなく、未来をよくすることにもつながります。ぜひ、「3R夢な冷蔵庫」仲間になりましょう!
日時:2019年10月23日(水)10:00〜12:00(予定)
会場:青葉区役所4階 406会議室
参加費:無料
定員:最大20名
申し込み:
往復はがき、FAX、メールに日時、住所、氏名、連絡先を記入して、青葉区役所地域振興課資源化推進担当まで。
FAX:045-978-2413
MAIL:ao-shigen@city.yokohama.jp
TEL:045-978-2299
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