AppliQué 日々のコトvol.23 ー手仕事への思いがつのる場。めぐる布市よりー
森ノオトのアップサイクル工房「AppliQué(アプリケ)」が毎月開催する布や手芸用品のリサイクルファブリックマーケット「めぐる布市」では、たくさんの布好き、手仕事好きな方たちとの出会いがあります。回を重ねるごとに、布市で購入した布で制作した作品を会場で見せてもらい、その作品から刺激を受けるのが毎回の楽しみになってきました。

8月の「夏のおわりの めぐる布市@森ノハナレ」が無事終了しました。先月の、この「AppliQué 日々のコトvol.22」で、布市で購入した布や手芸用品を使った作品を紹介したところ、お客さんの中でも「作品を見て自分も作ってみた」とか、「みんなの作品を見るのが楽しかった」という声が多く聞かれました。

「私も作ったよ」と作品を持ってきてくださる方も。それを居合わせたお客さんとワイワイ言いながら一緒に見せてもらったり。「この布何に使えるかしら?」という声に、お客さん同士があれやこれやとアイデアを出し合っていたりする時間が何だか愛おしく感じ、子どもの頃、母が足繁く通っていた町の小さな手芸屋さんを懐かしく思い出しました。

 

子どもたちはボタンの詰め放題に夢中

 

自分たちだけで楽しんではもったいない!と、今回も、会場で撮らせていただいた作品や、写真でお送りいただいた作品などをご紹介します。

 

まずは布市会場から。

 

裁縫が大好きだという女性。このブラウスは、前回の布市でゲットしたハギレ詰め放題の布を接ぎ合わせて作ったとのこと。胸元にはとってもチャーミングな刺繍が施され、居合わせたみんながあまりのクオリティにどよめいた

 

こちらもお客様を布市会場でパチリ。前回購入した布で作ったという夏らしい爽やかなブラウスと、詰め放題のハギレを利用したブローチ。毎回新しい作品を見せていただくのがスタッフの楽しみに

 

なんでも手作りで作ってしまうお母さんと小学6年と3年の姉妹。3年生の女の子着用のワンピースが布市で購入した布を利用したもの。お母さんのブラウスは、先月の記事で紹介したブラウス作品を見て作りたくなったと、お家にあったカーテンをリメイク。6年生のお姉ちゃん着用のオーバーオールも母作

 

その後、8月に購入した布で早速作ったと伺い、写真を送っていただきました。

 

布をはぎ合わせたスカート(母作)、詰め放題コーナーにあったチャームを使ってペンダント(6年生姉作)、詰め放題布にお気に入りの布があったのでと手縫いで作ったあずま袋(3年生妹作)

「夏休みの一大イベント!」と言いながら親子で楽しんでくださっていました。お母さんの好きなことに自然に子どもを巻き込んで一緒に楽しんでいる雰囲気が素敵でした。

 

こちらは、SNSにハッシュタグをつけてアップしてくださっていた方からお借りした写真です。

 

衣装作家さんでリメイクはお手のもの!自前のTシャツに布市で購入した布とボタンをあしらって。首元は着物の生地を組みあわせビッグパフスリーブのトップスに作り変えたそう

着慣れた服もこうやってリメイクすることで、また雰囲気がぐっと変わりますね。

 

こちらは、「以前購入した布で作りましたよ」と会場で見せていただいた写真。

 

手作り大好きな保育園児のお母さん。私も見覚えのある生地が、可愛い保育園児のパンツに変身!保育園で大活躍しているそう

平日は仕事で忙しいお母さん。お休みの日にせっせと作っているのだそうですが「せっかくの生地がまた眠ってしまうのが怖くて、すぐに作り始めた」とのこと。これ大事(笑)!布市会場で刺激を受け、作りたい気持ちが盛り上がっているところで一気に作らねば、と実感する日々です。

 

ミシンを使わなくても、簡単アレンジで楽しんでいるのはこちら。

 

森ノオトの事務局スタッフの作品。着古したカットソーを処分しようかと思っていたところ、オシャレに目覚めた娘ちゃんから「欲しい!」の声が。布市会場でリメイク法をスタッフと相談し、材料を揃えて、カットソーに肩紐をつけワンピースに。もう一枚は、購入したお気に入りの布を額に入れて、気軽にお部屋のイメチェン

 

会場では、オーダーも受け付けています。

 

こちらは、最近小学6年生の娘さんがお父さんのお弁当を作ってくれているという家族からのオーダー。布を選ぶだけで、裁断や端処理はスタッフにおまかせ。布選びを存分に楽しめる

 

実は、みなさんの作品に一番刺激を受けているのはAppliQuéのスタッフたちかも?

 

これは、スタッフの智子さん作。ひと目惚れした布に、布幅をそのまま利用してぐるりと縫い合わせ、裾とウエスト処理をしただけ。「簡単なので初心者にもおすすめ!」とのこと

大物も、気兼ねなく作れる懐に優しい値段なのも布市の魅力です。

 

最後は、刺繍が得意なスタッフむぎちゃん作。最近小学1年生の息子くんがハマっている虫捕り用の道具入れ。息子くんいわく「疲れた時の飴やおやつ、ピンセット、虫眼鏡、ビニール、小型ライト、マスク、ハンカチを入れる」とのこと。大好きなクワガタを息子くんが描き、母が刺繍した共同作品(母の割合多し……)

 

いかがでしたか?

 

9月は、通常のコーナーに加え、前期(9/22-25)は「刺繍」、後期(9/26-29)は「おうちハロウィン」の特別企画を用意しています。

 

前期の刺繍では、秋の夜長を楽しみたくなる刺繍アイテムやスタッフおすすめの本、スタッフたちの刺繍作品など、刺繍にはまってみたくなるアイテムを用意しています。

 

ヒラタクワガタも来場しているかも?

後期の「おうちハロウィン」は、ハロウィンイベント見合わせが多い中、今年ならではのおうちでハロウィンを楽しもう!というコーナーです。インテリア用ファブリックや衣装の材料、お部屋のデコレーション、ぬいぐるみキットもハロウィン仕様に。

 

お家の中にワクワクが広がりそう!

 

そして、今回初めて、木工作家mujina木工房とのコラボを企画しました。

 

木の器やカトラリーのほか、木の照明や時計など展示販売予定

 

9月も森ノハナレでお待ちしています。

 

めぐる布市では、引き続き皆さんの素敵な作品写真を募集しています。

「こんなの作ったよ!」「今回の戦利品!」など、SNSで@applique.jp とタグをつけて掲載してくださいね。

Information

秋の夜長の めぐる布市

【日時・申し込み方法】

前期「刺繍を楽しむ」:922日(月)25(金)

後期「おうちハロウィン」:926日(土)28日(月)29日(火)

10:00-11:3011:30-13:0013:00-14:30(人数限定の予約制)

会期中、mujina木工房さんの展示販売を行います。

 

【入場料】

500円(前払い。お申し込み後、お支払いの詳細をご連絡します)

*ミニあずま袋を入場券としてプレゼント

*ハギレ詰め放題(ミニあずま袋に入るだけ)のウェルカムギフト付き
【申し込み方法】

申し込みフォームから、希望の時間帯をお選びください。
または、event@morinooto.jp 宛に、下記の内容を記載の上、メールにてお申し込みください。
・お名前

(同伴者のいる方は全員のお名前、お子様連れの方はお子様の年齢も添えて)

・電話番号

・駐車場希望の有無
・ご希望の日にちと時間帯
・お求めの生地や副資材のご希望

・入場料500円は事前のお支払いとなります。お支払い方法をお選びください。

(クレジットカード/PayPay/銀行振込)

 

 お電話でも申し込みを受け付けています。
080-7531-8704

 

【会場】

森ノハナレ(横浜市青葉区鴨志田町818-3

東急田園都市線・青葉台駅よりバス10分、バス停より徒歩3

アクセスの詳細はこちらをご覧ください。

*駐車場ご利用の方は、必ず申し込みフォームで駐車場希望にチェックを入れてください

青葉台31系統「鴨志田団地」行き、または30系統「寺家町循環」にのり、「鴨志田町」下車徒歩3分。バス停を降りたらバスの進行方向に進み、「ツクイ」のデイサービスの曲がり角を左折、坂をのぼりきる手前右手に見える、駐車場の広い一戸建てです。左手前方に小さな公園があります。

【主催・問い合わせ】

NPO法人森ノオト AppliQué事業部
HP
http://applique.morinooto.jp/

event@morinooto.jp

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この記事を書いた人
齋藤由美子AppliQué事業部マネージャー/ライター
森ノオトの事務局スタッフとして、主にAppliQuéのディレクションを担当。神々が集う島根県出雲市の田舎町で育ったせいか、土がないところは落ち着かない。家では「シンプルな暮らし」関連本が十数年にわたり増殖中。元アナウンサーで、ナレーターやMCとしての顔も持つ。小3女子の母。
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