9/17(土)食と環境がテーマのフェス! 参加費無料、映画上映会から食のプレゼン、交流まで盛りだくさん
横浜市に本社をおく環境測定・分析会社オオスミが、「SDGsを叫んで伝えるフェスで世界をもっと平和にしたい」と、2022年9月17日(土)に緑区のみどりアートパークで食と環境をテーマにしたフェス「LOUD & PEACE」を開催します。オオスミの大角武志社長に、フェス開催にかける思いを聞きました。

「実はこういう大規模なイベントを行うのは、初めてなんです。自分が食と環境の関わりについて勉強したいと思って、いろんな場所に行き、素晴らしい方々に出会ったことをきっかけに、ぜひその方々の思いを広く伝えたいと思って、“フェス”という形になりました」

 

こう話すのは、横浜市瀬谷区に本社をおく株式会社オオスミの代表取締役社長・大角武志さん。オオスミは1968年創業の環境分析の会社で、水質、土壌、アスベストや飲料水、排気ガスなどの測定と分析、調査を専門とし、土壌や地下水、大気などの環境汚染やマイクロプラスチック、地球温暖化対策などのコンサルティングを行っている、環境のスペシャリストです。

昨年11月、ソーラーシェアリングの仕組みを学びながら、アウトドアフィールドとしてのさがみこファームの魅力を探るツアーを実施した時に大角さん(写真左)と出会った。株式会社さがみこファーム代表の山川勇一郎さんは、今年6月、食とエネルギーの自給を目指した観光農園「さがみこベリーガーデン」をオープンさせたばかり

私が大角さんと出会ったのは、神奈川県相模原市にある「さがみこファーム」です。さがみこファームでは、農地の上に太陽光発電パネルを設置し、下で作物を栽培する「ソーラーシェアリング」という手法に相模原市で初めて取り組んでいます。昨年11月に、横浜市中区にあるコワーキング・シェアオフィス「マスマススクエア」の森川正信さんと、横浜の水源でもある道志川沿いのさがみこファームで、新しいビジネスに取り組む人たちと交流しようとツアーを企画し、大角さんはそこに参加してくださったのでした。

ICONIC STAGEでのキックオフミーティング。森ノオトの箸づくりワークショップでお世話になった、太田ハッピープランニングの太田久士さんとも久しぶりに再会した

その後、「食と環境に関わるイベントをやりたい」と、今年の1月、横浜市神奈川区に新しくできたカフェ「ICONIC STAGE」を会場に、大角さんの主催するキックオフミーティングに招かれました。その時に大角さんは、「SDGsの目標でもある2030年まで、あと8年しかない。地球温暖化や資源循環など、環境問題は“食”と関わることが多く、食の環境について、大人も子どもも一緒になって考える機会をつくりたい」と、映画上映会、食に関わる先駆的な活動をしている人の講演やプレゼンと一緒に、参加者同士が交流できるイベントの構想を話してくださいました。

ICONIC STAGEは東急東横線・東白楽駅近くにある人材派遣会社ジョビアの自社ビルで、1階がカフェ、3階に植物工場がある。社長の吉備さん(左)は、「RGBの3光源のLEDでハーブや野菜を育てています。育てた作物は1階のカフェで使っています」と説明。カメラではR(Red=赤)の光源だけを拾ってしまったが、本来は白く清潔な空間。地産地消ならぬ「ビル産ビル消」の先進地として注目を集めている

大角さんはその後、新たに横浜の食環境を担う方々との出会いを求め、登壇者を集めました。9月17日(土)、横浜市緑区のみどりアートーパークを会場に、豪華なゲストや、横浜で環境やまちづくりに関わるボランティアの有志が集います。

 

午前の部(10:00〜12:00)は映画『もったいないキッチン』の上映会、午後(13:00〜14:00)はNPO法人アニマルライツセンター代表・岡田千尋さんによる基調講演「食からつながる動物と地球の問題」が行われます。

 

8名のパネリストによるプレゼンテーションとディスカッションは、14:15〜17:00に実施予定。これまでに森ノオトで取材しているおなじみの方もいますよ。

 

・太田ハッピープランニング 代表 太田久士さん

株式会社さがみこファーム 代表 山川勇一郎さん

・株式会社ジョビア 代表 吉備カヨさん

・NPO法人Hama Bridge濱橋会 一般社団法人横浜清港会 船長 高木克之さん

・横浜中央卸売市場本場 横浜魚市場卸協同組合 専務理事 坪倉良和さん

・よこはま青果塾 委員長 藤岡輝好さん

株式会社よこはまグリーンピース 代表 椿直樹さん

・株式会社オオスミ 調査第一グループ長 藤平雅巳さん

会場となるみどりアートパークにて事前打ち合わせ。「私費でこれだけ大きなイベントを実施する大角さんの熱量におされた」と、登壇者の坪倉さん。「参加した方々から、どれだけの行動する人を増やしていくかが大事!」とは、さがみこファームの山川さん

「本イベントは、オオスミのCSR(企業の社会的責任)、地域貢献として実施します。ボランティアやプロボノ活動として、多くの方々が環境や社会課題に対してアクションをしていくようになれば、きっと面白いことが起こると思います」と大角さん。

 

これだけのメンバーと出会える機会、また学びと気づきに満ちた場になると思います。私、森ノオトの北原もボランティアとして会場にいますので、ぜひお声がけください。横浜から、食と環境を考え、行動する一日にしましょう。

終了後は、参加者・ゲストを含めた懇親会も予定されている。食の提供はTSUBAKI食堂、椿直樹さん。こちらは残席わずかなので、関心のある方はお早めに!

 

当日は、オオスミが発行している雑誌『ZERO CHRONICLE(ゼロ・クロニクル)』も配布予定。本イベントの登壇者の思いや活動が詳細にレポートされている

Information

■日程 :2022年9月17日(土)

■時間 :10:00~17:00(AFTER PARTY 17:30~19:00)

■会場 :横浜市緑区民文化センター みどりアートパーク(横浜市緑区長津田2-1-3)

 

<当日プログラム>

■午前の部

10:00-12:00 映画鑑賞『もったいないキッチン』

■午後の部

13:00-14:00 基調講演「食からつながる動物と地球の問題」

14:15-16:15 ”食”に関するプレゼンテーション

16:30-17:00 パネルディスカッション

 

■以下プログラムは有料・事前ご予約にてご参加いただけます。

昼食休憩時   椿食堂特別お弁当 ★限定60食★

17:30-19:00 AFTER PARTY(軽食付き懇親会)★限定60名★

 

■定員 :150名(全日100名・午前/午後のみ各50名)

※事前申込制です。当日券はございませんのでご了承ください。

■参加費:無料

※椿食堂特別お弁当 ¥1,000(税込) @1名 ★限定60食★

※懇親会 ¥2,000(税込) @1名 ★限定60名★

 

■申し込みは以下より

https://loudandpeace2022.peatix.com/

 

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この記事を書いた人
北原まどか理事長/ローカルメディアデザイン事業部マネージャー/ライター
幼少期より取材や人をつなげるのが好きという根っからの編集者。ローカルニュース記者、環境ライターを経て2009年11月に森ノオトを創刊、3.11を機に持続可能なエネルギー社会をつくることに目覚め、エコで社会を変えるために2013年、NPO法人森ノオトを設立、理事長に。山形出身、2女の母。
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