町田のママたちが発信!ココロとカラダにいいことが集まった祭典。 11/12は、ぽっぽ町田のココカラフェスタへGo!
11月12日(土)11:00〜16:00に町田にて第12回の開催を迎えるココカラフェスタをご紹介します。
「ココロとカラダにいいこと」がテーマのお店が集まった、年に1度のイベントです。主催者の高見澤昌代さんに、フェスタの見どころや12年も続けてこられた秘訣をインタビューしました。

記事は2022年10月に取材した内容です。2023年は11月11日(土)午前11時から開催されます。

イベントの最新情報は、infomationのSNSをご確認ください。

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ココカラフェスタは、主に町田近辺のママさんたちが中心となってココロ部門、カラダ部門、ウェルネス部門の3つのカテゴリーのブースを出店し、心身ともに元気になるお手伝いをしてくれる癒しのイベントです。私も毎年とても楽しみにしています!主催の代表責任者は、町田市成瀬の自宅で健康コンシェルジュM’sを営む高見澤昌代さん(以下マサさん)。

会場のぽっぽ町田は町田駅から歩いて3分、原町田中央通り沿いのにぎやかな商店街にある複合施設。フェスタが行われる入口前の大きな広場は、普段から市民たちの憩いの場になっている

マサさんに今年のココカラフェスタの見どころを尋ねると、「施術ブースがたくさんあるところです!例えば整体だけでも何種類かあるので、それぞれのセラピーの個性をぜひ体験してほしいです」とのこと。

セラピーの待ち時間には、ぜひ気になるお店を見つけて店主さんたちとおしゃべりやお買い物を!

ココロとカラダが癒されるものや人との出会いが待っていて、一人でふらりと行っても楽しめる空間です。

目玉の施術ブースは、15分前後で体験できるものがほとんどなので、パパにお子さんを預けてサッとすべりこむママも多い。写真は昨年の様子(写真提供:健康コンシェルジュM’s)

今回は、ココロ部門として、フラワーアレンジメントや天然石アクセサリー、占いやカウンセリングなど、心潤う6店の出店。

カラダ部門として、整体、リフレなどの施術やテルミー、ネイルケアなど12店が勢ぞろい。頭からつま先、爪の先までリフレッシュできそうです。

ウェルネス部門としては、ノンケミカル素材にこだわったおいしくてヘルシーなおやつやお茶の販売に、布ナプキンなどのハンドメイド小物など7店、そして主催のM’sからは毎年大好評のベジ弁当の販売があります。

昨年の様子。少しでも気になったものを気軽に試せるところがココカラの良さ(写真提供:健康コンシェルジュM’s)

マサさんは、このココカラフェスタを通して、地域のお客さんのウェルネスライフを応援するだけでなく、何よりも出店者さんの挑戦を応援してきたのだそうです。

「当時はまだ、一般のお母さん主催のイベントというのはあまりなかったのよ」と言うマサさんに、2010年にココカラフェスタを始めたきっかけを聞いてみました。

「質の高い手芸スキルがあって商品にできるのに、やりたくても一人ではどうしたらいいか分からない、そんなお母さんたちが多かったのがきっかけ。だったらお店を出す場を自分が作ろうって。お母さんたちの才能を応援したくてスタートしたの」。

人を応援することが天職だというマサさん。ママたちがチャレンジする場づくりと、チャレンジへの後押しをしてくれる力強い存在。心身の健康づくりをサポートしてくれる自宅サロンには、マサさんに惹かれて多くのママたちが日々集う

私の経験でもたしかにその頃は、私たち子どもを持つ女性が関わるマルシェの大半は、幼稚園や自治会などが開催する、いわゆる「バザーのお手伝い」。ボランティアとして製作と売り子に務める形式がほとんどだったことを思い出します。

一方ココカラフェスタでは、初めて自分のお店を出すママ、初めて自分の特技をお仕事にできたママ、ママの初めてを応援するパパや子どもたち…。会場となったぽっぽ町田さんにとっても、一般のママグループのイベント開催というのは初めてのことで喜ばれたそうです。たくさんの初挑戦があふれた場になったのですね。

協賛企業や自治体のイベント以外の催しは、ココカラが最初だったぽっぽ町田。「地域のお母さんたちが趣味を活かせるきっかけになれば」というマサさんの思いが地域そのものを盛り上げる

地域に根付いたイベントづくりのヒントに迫ろうと、12年にわたって主催を続けてこられた秘訣を聞くと意外な答えが返ってきました。

「私は、ただ地元のお母さんたちを応援しているだけ。自分が続けていかなければとか、成功させたいというこだわりはないんです。やりたい人がいれば続けるし、需要がないのであればオーケーやめようか、という感じ」。

実は、これまで全てを担ってくれていた実行委員のスタッフたちがコロナ禍で解散し、なんとココカラは終了予定だった、とあっさりした様子で語るマサさん。

しかし、昨年周りから開催してほしいというリクエストが続々と届き、「じゃあ私一人でもやろうかな」と、継続を決めました。

 

開催を楽しみにする思いは、お客さんだけではなく出店者も同じです。マサさんが場を作り、出店者はその場を支えて盛り上げる。「してもらう」意識ではなく、自らがコミュニティを広げて循環させる意識を出店者が持っているかどうかは、マサさんが最も大切に共有してきたことの一つです。その循環があるから、一人でのイベント運営にも負担は感じないのだと言います。

「やりたければやればいいんだよ!ということをママたちにずっと伝えてきた」というマサさんですから、自分自身の決断や行動にも迷いはありません。「それに、今年これがだめなら来年はこうしよう、と進んでいくだけだから、私には失敗という定義もないの」。

布ナプキンとふんどしパンツ「Stella」は、毎度大人気の常連出店者さん。お店の前に集まる人同士で新たな出会いが広がることも多い

イベントの成功を意識したことがないから、プレッシャーもありません。

「お天気が悪くてお客さんが全然来なくって、出店者さんみんなでヨガをして過ごした…なんて年もあったのよ」と思い出すマサさんは楽しげです。ただ、一人ぽつんと客足がつかずに不安な顔をしている出店者がいればすぐに駆けつけ、盛り上げます。

「どうしても根がお世話焼き。応援せずにはいられないのね。お客さんが来なくたっていいから、せっかくの挑戦を自分にとってプラスにしていってほしい。収益がマイナスだろうとね。逆に、イベントだけで成功したと思っても、その後の進展がなければ意味がない。イベントをきっかけに、本気で自分の趣味を事業として発展させた人もいる。そういうのがうれしい」

隙を見て施術ブースを楽しむマサさんは茶目っ気たっぷり。途端にお店の周りがにぎやかに盛り上がる(写真提供:健康コンシェルジュM’s)

フェスタであれ、ビジネスであれ、自分磨きであれ、「どこに価値があり、どこに社会の需要があり、自分の存在価値があったのかは、あとになってふり返ってみて気付くもの」とマサさんは言います。

続けていくことを目的にはしない、成功を目的にしはしない、ただトライ&エラーを繰り返して進み、あるときふり返ると継続してきたという結果があるだけなのだと。そして、継続なしには成功し得ないのだと。

 

最後に、森ノオトのチラシをお渡しすると、

「森ノオトさんの活動も、長いですよね!やっぱり続いているところって、素晴らしいなあ」

とのお言葉。私は新人ライターですけど…自分が褒められた気がして顔が緩みました。

Information

第12回ココカラフェスタ

日時:2022年11月12日(土)11:00~16:00

場所:ぽっぽ町田広場(町田市原町田4丁目10番地20号)

・JR横浜線町田駅 北口またはターミナル口から徒歩3分

・小田急線町田駅 東口(カリヨン広場)から徒歩3分

Facebook:https://www.facebook.com/mskokokala/

インスタグラム: https://www.instagram.com/kokokarafesta/

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この記事を書いた人
日影愛ライター
湘南生まれ、南町田在住。企画上手な教師の両親と3人の兄弟のもとに育ち、中学・高校は鹿児島で寮生活。にぎやかな生い立ちからか、好奇心旺盛なイベント好き人間に。人との距離間はつい近めを好みがち。町や人の魅力を発見し、伝えたいです。
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