掃除の基本は毎日の「サッと水拭き」。「Lavori」のお掃除体験会に参加しました!
皆さんは、日々のお掃除、どんなふうにしていますか?地球にやさしい暮らしをしたいと常々思っている私は、今回エコなお掃除を家事代行で行ってくれる「Lavori(ラヴォリ)」のお掃除体験会に参加しました。「お掃除とは?」も交えながら、楽しく「真似したい!」と思ったナチュラルお掃除の様子をレポートします。

今回私がうかがったのは、生活クラブ神奈川霧が丘デポーでの「お掃除体験」イベントです。生活クラブの店舗の一つ「霧が丘デポー」と「横浜北生活クラブ生協 みどりコモンズ運営委員会」との共催で、講師は「労働者協同組合ワーカーズ・コレクティブLavori」の渡辺由紀さんです。

 

Lavoriは、生活クラブの組合員を中心に家事代行を行うワーカーズ(労働者協同組合)です。私も一度自宅のお掃除をお願いしたことがあるのですが、とてもきれいにしてもらったこと、きれいになったキッチンを見て心が軽くなった瞬間をよく覚えています。Lavoriの団体概要については、森ノオトの過去の記事で詳細に紹介していますのでこちらをご覧ください。

石けん等を洗面器で混ぜて準備している渡辺さん(左)

今回は、Lavoriの家事代行のお仕事で多く依頼のあるという「お掃除」の体験会でした。

 

取材時は、ちょうどLavoriが生活クラブの集会所等をお掃除するサービスの提供を始めたタイミング。Lavoriのお掃除術を、実際に見て体験してもらう場として緑区の生活クラブで企画された場に、私を含めた6人の参加者が集まりました。

 

体験は2時間程で、霧が丘デポーの店舗2階にある集会室が会場です。この集会室の6畳ほどの広さの床を、渡辺さんにお掃除していただき、参加者みんなはそのお掃除を手伝います!

お掃除に使った道具たち

作業はまず、テーブルや椅子を動かすところから始まりました。木で作られたテーブルや椅子は重みがあり、動かすのもひと苦労。みんなで協力して動かし終えたら、次は道具の準備です。

 

用意したのは、バケツ、洗面器、お湯、手袋、タワシ、デッキブラシ、トイレブラシ、フローリングワイパー、雑巾。今回雑巾は持ち寄った古布で代用しました。汚れた雑巾は、バケツの中で洗います。洗面器は、後で登場する床の洗浄剤を溶かすために使いました。

 

そしてお湯は、やかんで熱々に沸かしておきます。冷たい水に足し、温かくするためです。「温かいほうが、雑巾を洗ったり床を拭く際にも、汚れが落ちやすい。また、石けんも溶かしやすいんですよ」と渡辺さんが説明してくれます。

 

この部屋は普段土足で利用されており、長年の土汚れがフロアに染み込んでいました。そこで今回は、屋外で使われるようなデッキブラシを使ってしっかり磨くことになりました。

 

フローリングワイパーは、デッキブラシと同じように立ったまま使えます。先端に古布を巻き付けると、最後に汚れを拭き取るのに大変役に立ちました!

トイレブラシは、床と家具の接する面や床と壁面の角、隅の部分に使います。

今回の体験メンバー。作業もみんなでやると、集いの場に。何気ない話も弾みました!

さあ、いよいよ床の掃除のスタートです。

 

今回はクッションフロアというビニール製の素材が一面に敷き詰められたタイプの床。その素材や汚れの状態に合わせ、渡辺さんが洗浄剤の調合を行います。Lavoriはナチュラルクリーニングに対応し、お掃除や食器洗いなどの洗浄には、人や環境になるべく負荷をかけないものを中心に使います。今回の洗浄剤づくりでは、まず用意したお湯に、石けんを溶かし混ぜていきます。そこに加えたのは、セスキ炭酸ソーダ、クレンザー、酸素系漂白剤です。溶かした液体は、床にまき、手に持ったタワシやデッキブラシで擦りながら伸ばしていきます。ゴシゴシするというより、擦りながら伸ばしていくという感じでした。

洗面器で溶かした石けん等を床にまき、写真のようにタワシやブラシで伸ばしていきました

ここで一つ、お掃除のポイント。すぐ拭きとるのかと思っていたら、「伸ばしたら30分くらい置いてくださいね!」と渡辺さん。この待ち時間が大切なのだと教えてくれます。落としづらいと思う汚れも、この時間を置くことで、ある程度浮き上がってくるのだとか。

 

確かに、拭き取るときは、力はそれほど入れなくても汚れが取れました。時間をかける大切さ、それに伴う段取りも、お掃除術なのだと感じさせられます。待ち時間を利用して、窓を拭いた参加者もいました。

床の掃除中でも、渡辺さんは近くの棚や水回りをササっと次々に水拭きしていきます。「この仕事で成長させてもらっている」と真摯にお掃除する渡辺さんの姿は、一つひとつがどれもとても格好よく感じられました!

6畳の広さの床掃除がすべて終わると、「別の部屋?」と思うくらいに見違えました。「模様だと思ってたのが、汚れだった!」と参加者から驚きの声も。空間に透明感がでるようで、風にふわりと揺れる部屋のカーテンも喜んでいるかのようでした。「リフォームしたみたいでしょ!だからリフォームをする前に、ちょっと掃除してみるのも良いよね」と渡辺さんは話します。

 

勢いづいた私たち参加者は、予定していた場所以外も掃除し始めようとしたのですが、そこで渡辺さんから、「お掃除は体力を使うので、頑張りすぎなくていい」との助言も。

 

掃除に慣れていない方は、一気にすべてをやろうとするのではなく、「ハンディモップや古布一つを、手の届くところに置いておくのが、お掃除の大切なポイント」とのこと。それで、サッとひと拭きできれば良いそうです。

 

「掃除には筋力も必要なので、無理をして腰を痛めたこともありました」という渡辺さん。それでも掃除を続けていくうちに筋力がつき、体力もついたと言います。「昔の人もこうやって、お掃除などで自然に身体を使うことで筋トレできていたのかな。すごいよね」という渡辺さんの言葉に、みんなで昔の暮らしに思いを馳せる一場面もありました。

掃除後は部屋も明るくなり、気持ちいい!

お掃除の最中は、確かに床をこするなど普段はしない体勢や身のこなしに試行錯誤しましたが、自分のペースがつかめてくると、無心に身体を動かせる時間が少しずつ心地よくなりました。そんな達成感や充実感を、私だけでなく参加者全員が味わえた様子です。開始前は「普段は掃除には興味ないけれど……」とおっしゃっていた参加者の一人が、始まってみたらとても楽しんでいる様子も印象的でした。

 

 

最後に紹介したいのは、この会で渡辺さんが何度も繰り返していたアドバイスです。それは「水拭きが基本です」との言葉。

 

詳しくお聞きすると、「よく落ちる洗剤を使うより、毎日ちょっとずつ水拭きすることが何よりお掃除には大事」だとのこと。そのお話を聞いて、私は、「掃除とは、生活の基盤となっている家を毎日少しずつ手入れし大切にしていく気持ちを育む大事な役割があるのかもしれない」と感じました。

 

後日、私は家のお風呂場の床をお掃除してみました。お風呂場の掃除は、「よく乾燥させることが大切。汚れが気になる時は、酸素系漂白剤を使うこともありますよ」と渡辺さんが話していましたが、この時はまず手近にあった泡ソープを使い、渡辺さんの言葉を思い出し30分置いて、水を流すのみ。汚れは残りますが床がサッと澄んだ感じがしました!

 

さらに、玄関の床の水拭きも、時々するようになりました。家がきれいになるのは、とても気持ちが良いです。暑さが続くこの季節、無理のない程度に、サッと水でひと拭きしてみると、気持ちがスッとするかもしれません。

 

子どものお世話に忙しく、お掃除のための時間が取りづらい毎日を送っている私でしたが、今回渡辺さんと一緒にできたことや大勢でゆっくりお掃除できたことは、お掃除することが一つの楽しみに変わるきっかけとなった、貴重な体験でした!

晴ればれとした良いお天気の下、ひと仕事終わって気持ち良さそうにしているブラシたち。あまりにも気持ち良さそうな姿だったので、思わずシャッターを切りました

Information

労働者協同組合ワーカーズ・コレクティブLavori

HP:https://kanagawa.seikatsuclub.coop/02ex/kurashi_support/

 

生活クラブ神奈川霧が丘デポー

HP: https://kanagawa.seikatsuclub.coop/service/depot/kirigaoka.html

TEL:045-922-1200(11:00-19:00 水曜定休、祝日開所)

 

横浜北生活クラブ生協みどりコモンズ運営委員会

ブログ:https://midori-comons.jugem.jp/

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この記事を書いた人
田中友貴ライター
横浜に越してきて、たくさんの緑に囲まれて過ごし、季節の移り変わりをいっそう感じるようになりました。わが子たちも、自然とともに育ちあっていてます。最近の興味は、キャンプ、食育、バトミントン、畑での野菜作りなど。家庭菜園も始めてみたいと思っています。
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