細身のグラスに注がれた黄金色のビール。クリーミーな泡を口の周りにつけながら、ゴクッと喉を鳴らすその瞬間! ビール好きには至福の一時です。
KEEL’S BAR HOUSEの看板商品は、スーパードライの生ビール。きりりと辛口かつダイナミックな味わいで人気のナショナルブランドですが、ここで飲むそれは一味違います。マイルドで繊細、上品な飲み口は、スーパードライの常識を超えた特別な美味しさです。
グラスをよく見てみると、とことんクリア。ビールによく見られる気泡がほとんどありません。「ビールに気泡が立つのは、実はグラスの汚れや埃が原因なんです」。こう話すのは、 KEEL’S BAR HOUSE店長の蓮沼亜紀さん。グラスにちょっとでも油分が付着すると、本来とてもなめらかでまろやかなビールの味わいを損なうのだそうです。食器とグラスの洗い場を分けるのは、そのためとか。
KEEL’S BAR HOUSEは、新橋で伝説的な人気を誇る「新橋ドライドック」の姉妹店。週末になると路面のテラス席でビアサーバーを広げ、道ゆく人がふらりと立ち寄れるような雰囲気づくりに努めます。生ビール樽をクーラーボックスに入れて冷やしていることに気づいている方もいるのではないでしょうか。同店で出すスーパードライは、実は樽ごと冷蔵庫で冷やしています。ビールごとの特性に則して、きめ細やかな温度管理とサーバーの圧力の調整、さらに回路の徹底洗浄など随所に至るまで気を配ることで、常に最高の品質を提供している、というわけです。
KEEL’S BAR HOUSEでは、まずスーパードライを飲んで、日本各地のクラフトビールの味わいを楽しむのがおすすめ。バーテンダーの宮沢さんは、蓮沼店長曰く「根っからのビールオタク」。ビアフェスタなどで日本中の情報を集め、時には懇意にしている醸造場の方を招いて店でイベントを行うこともあります。
フードメニューは、お肉料理や揚げ物を中心に、ビールと相性のよい料理が並びます。メニューを見ると、地元の人には馴染み深い名前がちらほら。ビールには欠かせないソーセージは、青葉台の名店「シュタット・シンケン」のもの。バケットは桜台交差点の「COPPET(コペ)」から。本日の魚料理は、道路を挟んで向かいにある「魚河岸」から仕入れてつくります。
「お店のオープンにあたり、社長と一緒に青葉台のお店に挨拶して回りました。すると、青葉台を盛り上げていきたいという商店主の方がとても多いことに気づいたんです。私たちも地元の人たちとつながりながら、共存共栄していけたらいいな、と」(蓮沼店長)。
今では常連客も増え、人が人を呼び、いつも賑わっている KEEL’S BAR HOUSE。地元に元気な飲食店が増えれば、街もますます活性化します。美味しいお酒を飲んで、楽しい気分を広げていける、そんなベースが青葉台にできたこと。これはまちの宝かもしれませんね。
* キタハラ’s eye*
根っからのビール党であるキタハラ夫妻。土日のランチは KEEL’S BAR HOUSEに繰り出すことがしょっちゅうで、「ここのビールは最高だ〜!」と言いながら、自家製パテサンドをほおばり、自宅のようにくつろいでいます。子どもが小さいので、個室でゆったりできるのは本当にありがたい。東京に本店がある店で、地域密着を目指してここまでまちを歩くのは珍しいこと。情報と人、お店、ここにどんどんつなげて、青葉台のベースステーションになってもらいたいと思っています!
KEEL’S BAR HOUSE(キールズバーハウス)
http://keels-bar-house.com/
住所:神奈川県横浜市青葉区青葉台2-11-28
TEL:045-985-7522
OPEN:平日11:30〜14:00(LO14:00)、17:00〜23:00(LO22:00)
土11:00〜23:00(LO22:00)、日祝11:00〜22:00(LO21:00)
無休
駐車場:なし
アクセス:東京田園都市線「青葉台」駅より徒歩10分
★ビールがますます美味しくなる「ビアクラス」開催!
日時:8月29日(日)12:00〜14:30
料金:ランチ付き3000円
新橋ドライドックの店長が来店し、ビールのうんちくや、家庭で美味しく飲む方法などを伝授します。先着15名限定。ご予約、お問い合わせは店頭で!
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