「キタハラさんの服、どこで買っているんですか?」
「大人カワイイ、独特のファッションですね」
「スカートの色の組み合わせが独特で、素敵」
そんな風に声をかけられると、いい気分になってしまいます。普段、ファッションに気を使う余裕がなくても、nu:uの服を身にまとえば「森ノオトのキタハラマドカさん」になれる。春夏秋冬、魔法の「服袋」という強い味方がわたしにはついています。
コットンやリネン、ウールなどの自然な素材でつくられた布で、ワンピースやカットソー、スカートやパンツを制作し、マルシェやイベント、ウェブショップなどで販売している国島智子さん。ナチュラルでありながら、きちっとして見える美しいラインに魅せられ、図々しいことを承知で「春夏秋冬、わたしの服をつくってください」とお願いし、普段はオーダーを受けていないという国島さんも「おもしろそう」と乗っかってくださって始まったこの企画。
3、6、9、12月に、春夏秋冬の服袋が届きました。
<春>デニムの服袋
・ボーダーリネンの長袖Tシャツ
・インディゴ色の袴パンツ
・ざっくり織りのきなりベスト
・若草色、ドルマンスリーブのウールカーディガン
・クシュクシュに巻けるチェックのストール
・淡い黄色が可愛らしい、端切れのブローチ
全体的にマリンテイスト。春風に似合いそうな色と素材感で、さわやかに着られました。初夏も夏も大活躍で、夏の服袋とも合わせやすく、着こなしの幅が広がりました。
国島さんはわたしがいち早く妊娠を伝えた一人。体型の変化もたっぷりと受け止めるnu:uの服は、年齢問わず多くの世代に愛されるなと実感しました。
<夏>ブルーの服袋
・黄色い小花柄のノースリーブ
・ライトカーキのタックギャザースカート
・ヒッコリーとチャコールリネンのドルマンワンピ
・きなりリネンのプチ袖プルオーバー
・紺と白のトートバッグ
きちんと感ただようドルマンワンピースはこの夏、ヘビーローテーションでした。ふくらむお腹回りも目立たず、ともかくラク。ラクとキレイさは同居しないと思っていましたが、nu:uの服は違いますね。プチ袖プルオーバーとタックギャザースカートも、ビジネスシーンでも活躍しました。母子手帳と普段使いの手帳、カメラ、メモ帳、水筒など大荷物を入れても余裕のあるトートバッグは、どこに行く時も一緒。時にはパソコンまで入れちゃってもどんと来い! の懐の深さでした。
<秋>黒の服袋
・パープルリネンのドルマンプルオーバー
・綿麻の袴パンツ(ギンガムチェック)
・ブルーグリーンリネンの七分袖ボートネックワンピース
・パッチワークスカート
・イエローリネンのたっぷりバッグ
最初に気に入ったのは、パッチワークスカートです。小物をつくるには余るくらいの端切れを組み合わせてつくる、その時にしかできない一点もので、紫や紺が主体の落ち着いた色合い。この秋、何度着たかわかりません。「赤ちゃんが生まれたばかりで、荷物がたっぷり入るバッグが必要だと思って」とつくってくださったイエローリネンのバッグには、次女のおむつ、着替え、タオル、おもちゃ、何でも入って、秋からずーっと毎日使っています。
<冬>ピンクの服袋
・マスタードリネンのシンプルワンピース
・ピンクのウールのフレンチワンピース
・グリーンリネンの裾紐ブラウス
・ウールパッチスカート
・ベージュのウールのスヌード
冬はヴィヴィッドで驚きました! ピンク! マスタード! 目が覚めるような鮮やかなグリーン! そしてどこへ行っても話題になるパッチスカートは、その時にある端切れを組み合わせてつくる奇跡の一枚。色、柄、織、絶妙に組み合わされていて、華やかなのに派手になりすぎない、自然なまとまりです。
「ピンクはマドカさんのイメージカラーだったの」と国島さんに言われて、ちょっと驚きました。そうか、明るく、元気な色をイメージしてくださったんだな、と思ったら、しみじみとうれしい気持ちになりました。
毎回、季節のテーマカラーの大きな「服袋」に入ってきた、nu:uの洋服たち。袖を通す度に感じる心地よさを大切に、クタクタになるまで長く着尽くします。すでに、自分にぴったりの服があるから、バーゲンやセールという文字に心を動かされなくなりました。心まで安定するのが不思議ですね。
これからの楽しみは、nu:u服に合う小物を少しずつ集めていくこと。カモカモマーケットに行けば会える国島さん、これからもよろしくお願いしますね!
生活マガジン
「森ノオト」
月額500円の寄付で、
あなたのローカルライフが豊かになる
森のなかま募集中!