食の安全・安心にこだわっていると、普通のスーパーマーケットやファストフードチェーンからはどうしても足が遠のいてしまいます。食品のパッケージを見るたびに、添加物の情報量にうんざりして、何も買わずに帰ることもしばしば。仕事が忙しくて疲れた日には、お惣菜に頼りたいことだってある。でも、「中食」は原材料の表示義務がないから、それこそ何が入っているかわからない……。
「ともかく、MOTHER’S(マザーズ)のものであれば」。それが我が家の合言葉。難しいことを考えなくとも、マザーズで売っているものならば、安心して食べられる。しかも、扱うアイテムは2300種。これほどの品揃えがあるオーガニックマーケットは、日本広しと言えどもそう多くはありません。珍しいマクロビオティック食材なんかでも、たいていのものは手に入ります。マザーズが近くにあることで、我が家はどれほど助かっていることか! そしてやはり、食に関心の高い女性たちは、同じようにマザーズの大ファンだったりするので、おすすめアイテムの情報交換で盛り上がったりします。
マザーズの経営母体である株式会社夢市場が藤が丘に最初の店舗をオープンさせたのは、1996年12月。今から実に13年前のことです。「開店当時から守っていることに、“すべての商品の履歴がわかる”があります。商品のすべてがオーガニック基準というわけではありませんが、可能な限り情報公開していくというのが基本姿勢です」。こう話すのは、マザーズのベテラン店長・阿蘇健さん。例えば青果は、有機や無・減農薬/化学肥料が中心ですが、時期はずれのものや、素材によっては農薬の使用が避けられないものもあります。農薬使用回数を店頭のポップなどでわかりやすく表示することで、購入の判断基準にもなるし、数字だけではわからない、農業への理解にもつながります。
横浜港や富山の黒部港から直送の鮮魚は、新鮮で意外なほどお値打ち。有機農業の盛んな埼玉県小川町や、地元鉄町を始め、全国の生産者から直接仕入れた青果物。野菜本来の美しい色合いと形が、料理をする気を高めてくれます。あまみがギュッと詰まって濃厚な味わいなので、よい調味料をほんの少し使うだけで十分に美味しく、野菜だけでメインディッシュができます。パンは国内産小麦と天然酵母使用、店舗内で生地からつくって焼き上げる本格派。お惣菜だってすべて無添加なのは言うまでもありません。
オーガニック食材は高いんじゃないの……? 確かに、値段だけで比較すると、一般のスーパーで買うものよりも割高なのは事実。しかし、食べることで健康になり、環境もよくなるというように、「人生トータルのコスト」で考えれば、決して高くはないのではないか、と。そうお伝えしたら、阿蘇店長は次のように話しました。
「今までマザーズは価格がネックになり、本当の意味で生活に密着した店舗とは言えなかったかもしれない。品質がよい、安全であるというのが前提条件でありながらも、これからの時代は“食は楽しくあるべき”だと感じています。今後は商品開発とお客様とのコミュニケーションを連動させながら、少しずつ価格を見直して、真にオーガニックな暮らしを根付かせていきたい」
……何と頼もしいお言葉! 期待していますよ。
キタハラ’s eye
我が家はマザーズから歩いて10分ほど。冷蔵庫代わりと言ってはなんですが、それこそ週のうちに何度も足を運び、食材やらパンやらを買っては食べています。小さな娘にも安心して与えられるお菓子が多いのも特徴。ベビー菓子なんて、厳選素材でとてもやわらかな味わいだから、母の方がはまってしまったり……(意外な美味しさなのですよ。一度お試しあれ)。週1回開催されるポイントデーではその場で商品券が還元されるので、その日はまとめ買いに走ります。出没率が高いので、キタハラを見かけたらぜひ声をかけてください!(森ノオトのポスターも貼っていただいています)
MOTHER’S(マザーズ)藤が丘店
住所:神奈川県横浜市青葉区藤が丘2-5
TEL:0120-935-034
OPEN:10:00~20:00
定休:無休
駐車場:あり
アクセス:東急田園都市線藤が丘駅徒歩0分
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