梅雨の季節から夏の照りつく太陽を感じる9月頃までの間は、1年のなかでビールがいちばんおいしく感じられる季節です。1日の終わりに、キンキンに冷えたビールを開ける瞬間が最高に幸せです。そして、その幸せをさらに盛り上げてくれるのが“おつまみ”の存在。私は、お酒を飲むこと自体がとても好きですが、そのお酒に合うおいしいおつまみを考えるのも同じくらい好きです。
今回は、春から夏にかけて我が家で度々登場する“おつまみ”レシピをお伝えします。その主役となるのが、「パクチー」です。はじめてパクチーと出会った時は、今までに味わったことがないその独特の風味に驚きましたが、食べ続けるにつれ、今ではすっかりパクチー中毒に。
「パクチー」の学名は、コリアンダーでセリ科の一年草です。「パクチー」はタイ語名であり、「コリンアンダー」は英語名、そして、「シャンツァイ」は中国語名となっています。日本では、葉をそのまま生食として使う場合はパクチーと呼び、その種や葉を乾燥させてパウダー状にしたものを使う場合はコリアンダーと呼ぶことが多いそうです。
暑い季節になると、我が家ではこの「パクチー」が登場する頻度が多くなります。カレーに添えたり、豚肉と炒めたりと日々の料理に使うため、数年前からは自宅の庭で育てるようになりました。
では、おつまみレシピのご紹介です。一つめは、しょうがとにんにくの風味が効いた「イカとパクチーのサラダ」です。
「イカとパクチーのサラダ」
材料(4人前)
イカ(生食用のもの) 2杯
玉ねぎ 1個
パクチー 2束
(ドレッシング)
ナンプラー 大さじ1
レモン汁 大さじ1 *すだちやゆずでもおいしい
しょうが 1/2片
にんにく 1/2片
輪切り唐辛子 少々
オリーブオイル 適宜
つくり方
(1)しょうがとにんにくはみじん切りにし、ドレッシングの材料とよく混ぜあわせておく。
(2)玉ねぎは薄くスライスし、水にさらし、水気を切っておく。パクチーは根元を切り落とし、食べやすい大きさに切る。
(3)イカは下処理をし、皮と中骨は取り除き、食べやすい大きさに切る。日本酒(分量外・大さじ1)を入れた熱湯で、1分ほど茹で、熱いうちに(1)と和える。
(4)食べる直前に(1)(2)(3)を混ぜ合わせ、オリーブオイルをかけて出来上がり。
さて、「どうしてもすぐに何かをつまみたい!」という方のために、もっと簡単なクイックレシピのご紹介です。二つめは、「蒸し豆腐のパクチーのせ」。
「蒸し豆腐のパクチーのせ」
材料(4人前)
絹ごし豆腐 一丁
パクチー 1束
酒 大さじ1
塩、ごま油、黒七味又はラー油(なくてもよい) 適宜
つくり方
(1)パクチーはざく切りにする。器に豆腐をざっくりと盛る。
(2)豆腐に酒を回しかけ、器ごと豆腐が温まるまで蒸す(15分ほど)。
(3)蒸し上がったらパクチーをたっぷりのせ、塩、ごま油、黒七味をかけて出来上がり。
ビールに合うおつまみ。いかがでしたでしょうか?
おいしいお酒とおつまみの存在。ちょっとしたひと手間で、旬を感じ、見た目にも涼やかな食卓のはじまりです。
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