「わ〜! 大豆がいっぱい! これ何粒あるの? 30,000粒くらい?」
味噌づくりに参加してくれた小学4年生の甥が、大鍋で水に浸けていた大豆をみて放った第一声です。子どもの発想は常に斬新で、大人が気がつかないことを教えてくれます。
後に大豆1粒あたりの重さを調べてみると、平均1g程度。用意した大豆は3kgなので、3,000粒程だったようです。
ちなみに用意した大豆は、津久井島村農園さんの自然栽培の津久井在来大豆。これまでもプライベートで味噌を仕込む際には島村さんから仕入れています。
大豆は送ってもらうことも出来るのですが、せっかくだから島村さんに会いたい。だから毎年直接仕入れに伺っています。
今回も短い時間でしたが島村さんとお話することができて、やっぱりよかったと思っています。
今年は、プライベート用に加え、コマデリ用にも仕込むことにしました。
コマデリ用には大豆1kgプライベート用は大豆2kgで、コマデリ用はわたくしが担当し、プライベート用は母とふたりの小学生の甥に担当してもらいました。
まず、茹で上がった大豆は冷めないうちに潰すのですが、これがひと苦労。無言で皆ですりすり。一部フードプロセッサーも使いながら、せっせと大豆を潰していきます。
大豆を潰し終えたら、米糀(大豆と同量)と塩(大豆1kgにつき450g)をまんべんなく混ぜ合わせます。
もちろん、米糀はコマデリの看板商品「塩ブタ」の自家製塩糀でお世話になっている、瀬谷区の川口糀店さんの生米糀です。
そして、大豆の煮汁や種味噌も加えて、耳たぶくらいの硬さにします。
種味噌は、昨年仕込んだ味噌をつかいました。必ずしも加える必要はありませんが、発酵促進や熟成を助ける役割や、オリジナルの味を生み出してくれます。
ぬか漬けが、ぬかを継ぎ足していくことで、オリジナルの味が出来上がるように、味噌も継ぎ足しながら、味を継承することにとても魅力を感じます。
そして、出来上がった味噌だねは、樽に空気をぬきながら詰めたら、終了。あとは発酵菌におしごとはバトンタッチです。
小学1年生の甥っ子はこの日が初めての味噌作りでした。
全てを混ぜ合わせれば味噌ができるのだと思っていたようで、「できた味噌たべさせてー」と近寄ってきました。
「これはまだ食べられないのよ。味噌は出来上がるまで半年くらいかかるのよ」
と教えると「へー、そうなの?」とキョトンとしていました。
味噌を食べるのは簡単だけれど、実は出来上がるのに長い時間が必要なことを、記憶の隅にでも残ってもらえたら、叔母としては何よりです。
仕込んだコマロコ味噌は、秋以降にコマデリの料理で使う予定です。今から楽しみです。
余談ですが、残った大豆の煮汁は、その日の夕飯でお味噌汁にしました。大豆独特の甘みとコクのあるお味噌汁に、ふたりの甥も「おいしい!」とよろこんで食べてくれていました。
コマデリはフェイスブックをしています。
「今月のコマデリ」では語りつくせない、様々な情報を日々UPしていますのでぜひご覧ください。フェイスブックをされていない方でもご覧いただけます。
https://www.facebook.com/comadeli
<コマデリ出店場所(出店時間 11:00-14:00)>
*4月以降、出店場所の追加と変更が出る予定です。詳細は後日ご報告致します。
月:青葉台駅前郵便局(青葉台) 横浜市青葉区青葉台2-3-4
火:佐藤農園「野彩家」(十日市場) 横浜市十日市場町819-10
水:横浜美しが丘四郵便局(たまプラーザ) 横浜市青葉区美しが丘4-1-32
木:ハックベリー美しが丘店(美しが丘西) 横浜市青葉区美しが丘西3-65-3
金:富士ソーラーハウス(しらとり台)横浜市青葉区しらとり台2-9
生活マガジン
「森ノオト」
月額500円の寄付で、
あなたのローカルライフが豊かになる
森のなかま募集中!