



森ノオトの編集会議のテーマは毎月変わります。7月は「エコライフ特集」を組むために、編集部メンバーのマイボトルを持ち寄ってもらいました。
それぞれ、エコライフにこだわりがあったり、もの選びにも妥協のない森ノオトメンバー。果たして、どんなマイボトルが人気だったのでしょうか?

7月12日の編集会議に参加したメンバーは12名+赤ちゃん。マイボトル談義だけで1時間以上、語り尽くした!
森ノオトライターの間で人気だったのが、サーモスのタンブラーです。サーモスは企業として「魔法びんのパイオニア」というキャッチコピーを掲げ、ステンレス製の魔法びんをはじめとした、家庭用品を製造・販売しています。
「山登りをしている友達の勧めでサーモスのタンブラーを買いました。朝お湯を入れて、夕方まで温かいから、エコだと思う」(本田真弓さん)
「パッキンが劣化しても取り替えられるので、20年近く同じものを使っています。食洗機で洗うのでカビないのも魅力」(畑道代さん)
「私は子どものマイボトルのお下がりをっていたのですが、仕事を始めるようになって、思い切って購入したのがサーモスの魔法びん。娘が中学生になって、毎日お弁当を持っていくようになりました。サーモスの魔法びんに熱湯を入れて、学校でスープを飲んでいるようです」(山田あさかさん)
「私はなかなか母乳が出なくて、息子にミルクをあげるために、サーモスのボトルにミルク用のお湯を入れて持ち歩いていました。息子が幼稚園に入って私も働くようになり、水筒がいるなと思い出して、このボトルを持ち歩くようになりました」(岡本佳代さん)

ずらりと並んだサーモスのタンブラー。パッキンを取り替えられたり、耐久性がいい、というのもエコなポイント
もう一つ、熱烈なファンが多いのは、「klean kanteen(クリーンカンティーン)」のマイボトルです。2004年に「使い捨てのペットボトルに代わる商品」として、米国・カリフォルニアで発祥したリユースボトルのブランドです。ステンレス製で、BPAフリーを売りにしています。
「kanteenのボトルはフタとびんしかない構造で、食洗機で洗いやすい。ストロー付きのボトルはパーツがなくなるとそれで使えなくなるから、シンプルなのが一番いい」(遠藤千里さん)
「私のマイボトルは、息子が保育園時代に使っていたものです。kanteenは3本持っています。パッキンがないからシンプルで洗いやすく、快適です!」(持田三貴子さん)

遠藤さんと持田さんのklean kanteen。エコに対する感度が高い二人が「BPAフリーで、かつステンレスも有害でないものを使っている」と太鼓判。BPA(ビスフェノールA)とはプラスチック製品を合成する際に使われる粉状の化学物質で、人体への悪影響が指摘されている
ステンレスよりも軽く持ち運びしやすいシリコンや、プラスチック製のボトルを持ってきた人もいました。
「シリコン製のボトルでBPAフリーのものを探していた時に見つけたのが、Tentockのボトルです。じゃばら状になっていて伸縮性があるので、たくさん水を持ち運ぶ時には伸ばして使っています」(遠藤千里さん)
「荷物が重い時には、プラスチックのナルゲンボトルを使っています。中学生の娘の水分補給用です」(山田麻子さん)
「浄水器ブランドのブリタで、飲み口に浄水器がついている持ち運び用のボトルが販売されていたので、購入しました。徒歩通勤を始めたものの、パソコンもあって、水筒も入れると、リュックが重くて重くて。家から事務所まで歩く時には少なめに水を入れて、飲み干したら事務所で水道水を追加しています」(北原まどか)

じゃばらを広げれば大量の水を入れられるTentockのボトル(左)にメンバーは興味津々。ナルゲンのボトル(中)はアウトドアで使う人も多い。ブリタのボトル(右)は、スポーツをしている子どもにもよさそう
日本製のブランドを応援したい! デザインが気に入って購入した、というミーハー派もいました。
「滋賀県のブランドKINTOのボトルを愛用しています。シンプルさが気に入って、毎日使っている。TO GOのタンブラーが新発売されて、それも可愛くてねらっている」(宇都宮南海子さん)
「石川県で木地師がつくっているケヤキのコップがついている、mokuneji BOTTLEに一目惚れ。新潟県燕三条市のステンレスメーカー・SUSとのコラボで、日本のものづくりを応援することにもつながると思って」(北原まどか)
ほかにも、
「キャンプで人気のSTANLEYの耐熱タンブラーは、熱が逃げにくい構造で、保温機能が高い。朝コーヒーを入れてもずっと温かいから、途中で温め直す必要がない」(梶田亜由美さん)
「私自身はそれほどブランドにこだわりがないので、実家にあったタイガーのボトルを使っています。ティーカップ2杯分のお茶を飲めるのがほどよいサイズです。畑作業などの時にはもう少し大きなボトルを持っていきます」(牧志保さん)

手つきのカップ状のボトルは、コーヒー派に人気(左)。Mokuneji Bottleは、日本の技術力とデザインに魅せられて購入したもの(中)。アラジンのボトルは昔から変わらぬチェック模様が可愛い(右)
マイボトル談義では、洗い物のしやすさ、パッキンなどのカビ対策など、細かい使い勝手についての話題が盛り上がりました。
「子どもが数日ボトルを出さないと、パッキンがカビてしまうことがあって。ストロー付きのタイプなど、パーツがダメになるとボトル自体が使えなくなることもあるから、結果的にエコじゃなくなる」(北原まどか)
「パッキンなどのパーツは週に一度、酸素系の漂白剤につけておけば大丈夫。それでカビない!」(畑道代さん)
「結局、シンプルなものがいちばん!」(持田三貴子さん)
そこから、洗い物で水を汚さない工夫や、洗剤の成分についての話題に広がるのが、森ノオトらしさと言えるかもしれません。

編集会議の時はお茶を飲みながら。この日、畑さんが自宅の庭で育ったレモングラスの葉を持ってきてくれた。生のレモングラスを刻むところからいい香りが立ち込めて幸せな気持ちに。藤の魔法びんは象印のもの
最近は、大手のコーヒーチェーンやコンビニエンスストアでも、マイボトルを持っていけば割引してくれるサービスも目にするようになりました。地元のお店のエコ情報も交換。
「上島珈琲店ではマイボトル持参で50円引き。これって大きい。持ち帰り用だけじゃなくて、実は店内利用でも同じだけ割引してくれることがわかった」(梅原昭子さん)
「ファミリーレストランで、ストローがなくなっていた!」(遠藤千里さん)
「青葉台駅前の無印良品では、ストローが紙製になっていた」(北原まどか)
プラスチックごみによる海洋汚染が大きな話題になり、世界では脱プラスチックが当たり前のようになっています。日本では対策が遅れをとっているように感じられますが、ついにこの6月、原田義昭環境大臣が、プラスチック製のレジ袋の無償配布を禁止する法制化を早期に進めたいと表明したことが話題になりました。
マイボトルを持参してペットボトル飲料を減らしたり、レジ袋をもらわずにマイバッグを持ち歩くことは、プラスチックごみ全般を減らすことから考えたら小さな一歩かもしれません。しかし、日常生活の小さな一歩が、自分の意識を変え、さまざまな切り口のエコライフにつながることは、森ノオト編集会議での話題の広がりからも感じられます。
まずはお気に入りのマイボトルを持つことから、あなたのエコライフ、始めてみませんか。

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