森ノオト読者の皆さんには、家庭菜園や農業体験に興味のある方が多いかもしれませんね。昨今、空前の貸し農園ブームで、近郊の農園は募集すればすぐ埋まり、予約待ちとの話もよく聞きます。
でも、マイ田んぼを持っている人は、なかなかいないのではないでしょうか。
ウィズの森に拠点をおくNPO法人農に学ぶ環境教育ネットワーク(通称:農に学ぶ。)は、寺家ふるさと村の谷戸田をフィールドに、自然農での稲作体験、畑のボランティア受け入れなどを通じて、人と自然との共生をテーマに活動している団体です。
「みんなで田んぼを耕し、苗を植えて、草をとって、稲を収穫する」までの1年のプログラムでは、家族連れから、本気で自然農を学びたい人まで、太陽の下でともに汗をかき、自然の中でたくさんの生物と遊び、心癒されて過ごしています。
灌漑設備のない里山の中の谷戸田で、100%天水(天水や湧き水)で、農薬や化学肥料に頼らない、作物から種をとり継いでいく自然農に、私たち人間が学ぶところも大いにあります。
私自身も長女が生まれた7年前から、農に学ぶ。の会員として、お米づくりを始めとする様々なプログラムに参加してきました。
1月にはどんど焼き、里山での間伐作業、春分以降は田起こし、春先の代掻き、八十八夜の茶摘み、初夏の田植え、草取り、夏の自然観察、ホタルの夕べ、お月見、稲刈り、脱穀、そして収穫祭……。
農に学ぶ。に参加することで、私たち日本人の生きる営み、生活文化、習俗、環境問題まで、いわゆる机上の学問ではなく、体と心で感じることができるのが魅力です。
農に学ぶ。では、現在、NPO会員を募集しています。
また、会員以外でも参加できるさまざまなイベントがあり、その中でも特に人気の「茶摘み」が5月7日(土)に開催されます。
寺家ふるさと村でも最奧のどんぐり農園にひとたび足を踏み入れると、その豊かな環境に誰もが驚くことでしょう。
ぜひ、農に学ぶ。に興味をお持ちの方、ご自身で茶摘みをして、茶を煎って撚りつくる新茶の清々しさ、生茶のフレッシュな香りを体験しにきてみませんか。
お子様連れでも楽しめるイベントです。
NPO法人農に学ぶ環境教育ネットワーク
農に学ぶ。2016年茶摘み
日時:2016年5月7日(土)10:00-12:00(9:30受付開始)
場所:どんぐり農園(寺家ふるさと村、大池そばの谷戸)
参加費:一般2,000円、米を作ろう!家族会員1,000円、NPO会員無料
申し込み、お問い合わせは
生活マガジン
「森ノオト」
月額500円の寄付で、
あなたのローカルライフが豊かになる
森のなかま募集中!