ウェブを飛びだすリアル森ノオト企画がハジマリマス!!
今年NPOになって10周年を迎えた森ノオト。いろんな方にローカルメディア・森ノオトって何??とインタビューを重ねて、内部では森ノオトを通じてどんな社会にしていきたい?ということを見つめ直しています。そんな中で、コロナ禍で薄まってきたリアルなつながりをもう一度取り戻そうと、ウェブを飛び出したリアル森ノオト企画を打ち出します!!

noteというプラットホームを使って、森ノオトのことをいろんな方に語ってもらう企画を今年スタートしました。

 

これまで取材から関係性を育んできた方、寄付で支えてくださるサポーター、新旧の森ノオトライター、事務局やめぐる布市のスタッフ、協働のパートナーなど、森ノオトとのかかわり方はさまざまです。

2023年1月から連載を続けています!note 森ノオト編集部:https://note.com/edit_morinooto

「地域の中にちゃんとやっている人がいるということが、蓄積されていって、それが地域の人はなんとなく安心と思えるんじゃないかな。それが、私が考える森ノオトの地域に与える雰囲気づくりです」(鴨志田惣菜店・岡本麻希子さん)

 

「私の暮らしには、衣食住全てのことに森ノオトが何らかの形でかかわっていて。だから、森ノオトって 私の“ 暮らしそのもの”だなぁ。森ノオトって、この町の“ 御用聞き”みたいなところがあるよね? 暮らしの中で何かに困っても、森ノオトの誰かに聞けば、ちゃんとこの町のスペシャリストにつなげてくれる感じがする」(めぐる布市スタッフ・山川令美さん)

 

地域でお店をやってる人のいろんなコミュニティがあるけど、森ノオトはそのみんなと手をつないでるって感じもしてますよ。(socora・西山浩平さん)

 

 

森ノオトは、広告に頼らず寄付を募り、嘘のない、正直に語れるメディアの運営を続けています。 NPOとなって10周年yearということで、10周年にちなんだ寄付キャンペーンもスタートしました。

これまでの歩みを振り返りながら、寄付を呼びかけるにあたって、これからの方向性を打ち出していきたい。そんなことを考えながら歩んできた法人10年目に、noteのインタビューでみなさんから語られる森ノオトは、ウェブだけで完結していない、ということを思いました。

 

 

年間100のリアル企画のころを経て

私が森ノオトで活動を始めたのは、2016年です。当時は今より、かなり多くのリアルイベントを開催しており、年間100をこえる企画を動かしていた時もあります。

 

リユースサロンにエコキネマ、エコDIYに地産地消調味料講座、お箸づくりワークショップ、子育てツアー……。森ノオト単独の自主事業もあれば、行政と協働で、あるいは助成金をいただいて行っていたものもあります。

過去のイベントのチラシをピックアップ。参加したことのある企画はありますか?

ウェブでの情報発信にとどまらず、リアルに参加できる講座やイベントがあることで、森ノオトの雰囲気を感じ取ってもらう機会も多くありました。イベントがきっかけとなって、森ノオトを知り、ライター養成講座を受けてライターになった方も少なくありません。スタッフである私たちも、リアルな場を通して地域の方と出会い、つながるきっかけになっていました。

 

コロナ禍に入り、感染症対策のためにリアルイベントの数はぐっと減らすことになりました。地産地消マルシェ「いいかも市」はリアルではなくオンラインに切り替えたり、「サスティナブルに働く」をテーマにしたサマースクールをオンラインで配信してみたり。編集会議やライター養成講座も、オンラインに切り替えてなんとか開催を続けてきました。今月3周年を迎えためぐる布市は、外部の会場を借りて開催しようとしていたところ、コロナが急拡大していた時期に重なり、チラシ印刷まで終えていたにもかかわらず、小規模開催に切り替えてスタートを切ったのでした。

 

年間100を超えるリアルな場を企画してきた私たちも、試行錯誤のこの数年でした。

2019年夏、編集部の仲間たちと森ノハナレで暑気払い。コロナ禍前は家族ぐるみでこうしてご飯を囲む場もありました

もう一度、やってみよう!!

やらないことが当たり前になりつつある中で、一度下げた旗をもう一度持ち直すのは、なかなか力のいることです。それでも、思い返せばリアルな場をつくることで、森ノオトがハブとなって、地域のリアルなつながりの一歩を生み出してきたと思うのです。

 

私たち森ノオトの目指す社会の理想(ビジョン)と使命(ミッション)はこれです。

 

・ビジョン

地域や自然と調和した社会と、その担い手を育てる

 

・ミッション

暮らしの足元から地域を編集し、一歩を踏み出すきっかけをつくる

 

このビジョン/ミッションの中身を掘り下げて、具体的にどんなことを実現したい?どんなまちにしたい?ということを組織の内部で語り合いました。

 

「まちづくりに主体的にかかわる人を増やしたい」

「困ったときに頼れる先が見えるまち」

「まちに受け入れられている感覚をもてるまち」

 

そんなキーワードが浮かび上がってきました。これらを実現していくために、ウェブメディア「森ノオト」での情報発信を軸にしながら、ウェブを飛び出してリアルな関係性をつくっていきます。noteのインタビューは、「ローカルメディアのあるまちって?」ということを紐解くチャレンジでもあります。

 

森ノオトがあることでどんなよいことが生まれているの?

森ノオトがなかったら?

 

ウェブにとどまらないローカルメディアが、森ノオトらしさ。

そう考え、旗をもう一度持ち直し、立ち上げようとしています。

 

 

今年度のリアルな場はこちらを予定しています!!

10周年のリアルな場として、まずは7月11日(火)に市が尾の「くらしてらす」で子ども服リユースマルシェを開催します。

出店者を公募して、会場をお借りして、の大々的なリユースの企画は実に5年ぶり。この数年で森ノオトとつながった、地域で活動する子育て支援団体の方たちも出店します。フリマというお楽しみの企画を通じて、地域とつながるきっかけになればと願って企画しています。

 

▼【出店者募集】あのフリマが5年ぶりに帰ってきた!7/11は子ども服リユースマルシェへGO!!

https://morinooto.jp/2023/06/16/reusemarche2307/

第1弾は森ノオトの大人気イベントの復活!!

また、socoraの西山さんがこれをきっかけに市が尾のパン屋さん、ヒュッグリーさんとつながったという、いいかも市を9月にリアル版で開催します。お買い物を通じて、地域の顔の見える関係が増えていくことでしょう!森ノオトの拠点・青葉区鴨志田町の森ノオウチで開催予定です。

コロナ禍前までは森ノオウチでリアル開催していたいいかも市。現在は事前注文制のウェブいいかも市に

秋以降は、森ノオトの書き手とつながるマルシェイベントや、エコキネマ上映会、昨年復活したあおばを食べる収穫祭を年内に予定しています。

さらに、森ノオトのインタビューを地域に開く、子育て支援者の公開インタビュー対談にも初挑戦します。

 

 

10周年寄付キャンペーンのリターン品もリアルにつながる企画をご用意!!

こうしたリアルイベントの開催は、企画から広報、実施までの裏方の準備に労力が取られ、日常業務と並行して続けていくにはかなり地力がいります。労力がかかる一方で、収益にはつながりづらく、コロナ禍を境にかなりペースダウンしたのも、その理由が大きい部分でした。

 

今回、リアルな場づくりをもう一度企画、実行するにあたり、より持続可能な形を模索しながら運営していきたいと思っています。できるだけサポートスタッフと業務を分担したり、当日運営にはボランティアを募りながら開催していきます。

 

こうした森ノオトの地域でのリアルな場づくりに共感してくださる方は、ぜひ寄付での応援をお願いいたします。いただいたご寄付は、メディア事業部の企画立案、運営事務、広報費用に充て、今後もウェブでの情報発信とともに、継続的にリアルな場づくりを行っていきたいと思います。

 

▼10周年寄付キャンペーンのページはこちらをご覧ください。

https://syncable.biz/campaign/4135

 

3000円からの単発のご寄付を受け付けています。ウェブを飛び出す森ノオト企画にちなんで、まち歩きツアーのリターンも新たに加わりました。このまちをもっと知りたい!というみなさん、ぜひ応援よろしくお願いいたします。

2018年に横浜市青葉区こども家庭支援課と協働で企画した「Welcomeあおば子育てツアー」。子育てツアーに限らず、ご希望を聞きながら森ノオトがまち歩きをプロデュースします!

Information

リアル森ノオトの企画を応援してくださる方は、ご寄付をよろしくお願いいたします!

 

▼森ノオトNPO法人10周年。寄付キャンペーン実施中!

https://syncable.biz/campaign/4135

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この記事を書いた人
梶田亜由美ライター
2016年から森ノオト事務局に加わり、AppliQuéの立ち上げに携わる。産休、育休を経て復帰し、森ノオトやAppliQuéの広報、編集業務を担当。富山出身の元新聞記者。素朴な自然と本のある場所が好き。一男一女の母。
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